こんにちは、さとりです。元は調理師で、飲食の現場に10年いました。いまはSNS運用代行のフリーランスとして、在宅で仕事をしています。このブログでは、在宅ワークの作業環境について、道具の選び方と使ってみた結果を書いています。
この記事では、マウスのサイドボタンに、自分がよく使う操作を割り当てるにはどこで何をすればいいかを扱います。
先に結論を書きます。
- Windowsの標準設定で変えられるのは、左右のボタンの入れ替えなど一部だけです。サイドボタンに好きな操作を入れるには、基本的にマウスのメーカーが出している設定ソフトを使います。
- 割り当てる前に「何を割り当てるか」を1つだけ決めておくと、迷わずに済みます。
- 効かないときは、「Windowsがボタンを受け取っているか」から順に確かめると、原因を絞りやすくなります。
読み終えたときに、サイドボタンの1つを自分の作業用に変えて、効かなければ原因を探し、いらなければ元に戻せる状態になることを目指します。
サイドボタンは、最初は何をするボタンなのか
親指のあたりに2つ並んでいるボタンを、サイドボタンと呼ぶことが多いです。多くのマウスでは、何も設定しなければ「戻る」と「進む」として動きます。ブラウザで前のページに戻る、エクスプローラーで1つ前のフォルダに戻る、といった動作です。
この「戻る・進む」をよく使う人なら、そのままで困りません。一方で、ブラウザをあまり使わない作業が中心だと、親指の下にあるのにほとんど押さないボタンになっていることがあります。この記事は、そのボタンを作業に合わせて使えるようにするための手順です。
なお、サイドボタンの数や位置はマウスによって違います。ボタンが無い機種もあれば、3つ以上ある機種もあります。まずは手元のマウスに、どのボタンがいくつあるかを見てください。
手順1:割り当てる操作を1つだけ決める
設定ソフトを開く前に、紙やメモに「1日に何度も繰り返している操作」を書き出してみてください。キーボードで打っているショートカットや、毎回マウスで同じ場所をクリックしている操作が候補になります。
よく割り当てられるのは、たとえば次のような操作です。
- コピー(Ctrl+C)と貼り付け(Ctrl+V)
- 元に戻す(Ctrl+Z)
- ウィンドウの切り替え(Alt+Tab や Windows+Tab)
- デスクトップの表示(Windows+D)
- 音声のミュートや、再生・一時停止
ここで大事なのは、最初から全部のボタンを変えないことです。一度にいくつも変えると、どれが使いやすくてどれが邪魔なのか、自分でも分からなくなります。まず1つだけ変えて数日使い、手が覚えたら次を考える、という順番のほうが元に戻す判断もしやすくなります。
もう1つ決めておきたいのが、いまの「戻る・進む」を手放してよいかです。サイドボタンを別の操作に変えると、ブラウザで戻るときは画面上の矢印を押すかキーボードで操作することになります。2つあるうちの片方だけを変える、という選び方もあります。
手順2:Windowsの標準設定でできることを確かめる

Windowsの設定画面でマウスのボタンについて変えられるのは、主に左右のボタンの役割の入れ替えです。左利きの人がマウスを左手で使うときなどのための設定です。
Windows 11では、次の場所にあります。
- スタートボタンを右クリックして「設定」を開く
- 「Bluetooth とデバイス」を選ぶ
- 「マウス」を選ぶ
- 「マウスの主ボタン」で「左」か「右」を選ぶ
同じ画面の下のほうにある「マウスの追加設定」を開くと、昔からある「マウスのプロパティ」の画面が出ます。ここの「ボタン」のタブでも、主と副のボタンの切り替えや、ボタンを押したままにせずにドラッグできる「クリックロック」の設定ができます。
ただし、サイドボタンに好きなショートカットを入れる項目は、Windowsの標準設定にはありません。ここが、検索するとなかなか答えが見つからない部分だと思います。サイドボタンを変えたい場合は、次の手順に進んでください。
画面の名前や場所は、2026年9月時点のWindows 11の表記で書いています。Windowsの更新で名前や並びが変わることがあるので、見つからないときは設定画面の検索欄に「マウス」と入れて探してみてください。
手順3:マウスのメーカーの設定ソフトを用意する
サイドボタンの割り当ては、マウスを作っているメーカーが配っている設定ソフトで行うのが基本です。名前はメーカーごとに違います。
| メーカー | 設定ソフトの例 |
|---|---|
| ロジクール | Logi Options+、G HUB(ゲーミング向け) |
| Razer | Razer Synapse |
| エレコム | エレコム マウスアシスタント |
| マイクロソフト | マウス キーボード センター |
ここに挙げたのは一例です。対応している機種や最新のソフト名は、それぞれのメーカーの公式サイトで確認してください(2026年9月時点の名称です)。
探すときは、マウスの裏や箱に書いてある型番を控えてから、メーカーのサポートページで型番を入れて検索すると確実です。同じメーカーでも、機種によって使うソフトが分かれていることがあります。
設定ソフトが用意されていない機種もあります。その場合、サイドボタンの割り当てを変えるには、キーやボタンの動きを書き換える汎用のフリーソフトを使う方法があります。ただ、どのソフトを選ぶかで手順も注意点も大きく変わるので、この記事では扱いません。
手順4:設定ソフトでサイドボタンに割り当てる
ソフトごとに画面は違いますが、流れはだいたい同じです。
- 設定ソフトを起動し、つないでいるマウスが表示されているかを確かめる
- マウスの絵の中から、変えたいサイドボタンをクリックする
- 割り当てる操作の一覧から、選ぶか入力する(キーボードの組み合わせを記録する形式が多いです)
- 保存や適用のボタンがあれば押す
割り当てたら、すぐにメモ帳などの害の無い場所で試してください。コピーを割り当てたなら、文字を選んでサイドボタンを押し、別の場所に貼り付けられるかを見ます。ウィンドウ切り替えなら、ウィンドウを2つ以上開いた状態で押してみます。
いきなり作業中のファイルで試すと、「元に戻す」や「削除」のような操作を割り当てていた場合に、意図しない変更をしてしまうことがあります。
アプリごとに割り当てを変えられる場合
設定ソフトによっては、「このアプリを開いているときだけ、この割り当てにする」という設定ができます。プロファイルやアプリ別設定といった名前で出てくることが多いです。
ブラウザを開いているときは「戻る・進む」のまま、表計算や画像編集のアプリを開いているときだけ別の操作にする、という使い分けができます。最初は全体の割り当てを1つ変えるところから始めて、必要になったらアプリ別に分けるほうが、あとで混乱しにくいです。
設定がどこに保存されるかを見ておく
設定の保存先は、機種によって2通りあります。
- パソコン側に保存されるもの:設定ソフトが動いている間だけ効きます。ソフトを終了したり、別のパソコンにつないだりすると、元の動作に戻ります。
- マウス本体に保存されるもの:オンボードメモリなどと呼ばれます。一度書き込めば、設定ソフトが無いパソコンにつないでも同じ割り当てで動きます。
どちらなのかは、設定ソフトの画面や説明書で確かめられることが多いです。これが分かっていると、次の「効かないとき」と「元に戻すとき」で迷わずに済みます。
手順5:割り当てが効かないときに確かめる順番

割り当てたのに何も起きない、または前の動作のまま、というときは、次の順番で見ていくと原因を絞りやすくなります。上から順に、手間の少ないものを並べています。
1. Windowsがそのボタンを受け取っているか
割り当てを一度外した状態で、ブラウザを開いてサイドボタンを押してみてください。ページが戻れば、ボタン自体とWindowsへの接続は生きています。ここで何も起きない場合は、割り当ての問題ではなく、接続や本体の問題を先に疑います。無線のマウスなら、受信機を別の端子に差し直す、電池や充電を確かめる、といったところからです。
2. 設定ソフトが動いているか
パソコン側に保存される形式の場合、設定ソフトが起動していないと割り当ては効きません。パソコンを起動したときに自動で立ち上がる設定になっているかを確かめてください。起動時のアプリを減らしたときに、一緒に止めてしまっていることもあります。
3. 使われているプロファイルが合っているか
アプリ別の設定を作っている場合、いま前に出ているアプリ用のプロファイルが使われています。全体の割り当てを変えたつもりでも、アプリ別のほうが優先されていて効かない、ということがあります。設定ソフトで、いまどのプロファイルが有効になっているかを見てください。
4. 割り当てた操作が、そのアプリで使えるものか
ショートカットを割り当てた場合、そのショートカット自体がアプリ側に無ければ何も起きません。サイドボタンを押す代わりに、キーボードで同じ組み合わせを押してみてください。キーボードでも何も起きないなら、原因はマウスではなくアプリ側です。
5. 管理者として動いているアプリではないか
設定ソフトが通常の権限で動いていて、操作したいアプリが管理者として実行されている場合、割り当てが届かないことがあります。特定のアプリでだけ効かないときは、このあたりも疑ってみてください。
6. ほかのソフトと割り当てが重なっていないか
キーやボタンを書き換えるソフトを複数入れていると、同じボタンを取り合って、どちらかの設定が効かなくなることがあります。別のメーカーのマウスを前に使っていて、その設定ソフトが残っている場合も同じです。使っていない設定ソフトは、終了させてから試すと切り分けやすくなります。
ここまで見て原因が分からない場合は、設定ソフトを最新版に更新する、マウスをつなぎ直してソフトに認識させ直す、の2つを試してから、メーカーのサポートに問い合わせるのが近道です。
手順6:元に戻したいときの手順
使ってみて合わなかったら、遠慮なく戻してください。割り当ては、試して合わなければやめてよいものです。
- 設定ソフトで変えた場合:ボタンの割り当てを「既定」や「デフォルト」に戻す項目があることが多いです。プロファイルごと初期化する項目もあります。
- マウス本体に保存している場合:設定ソフトを消しても、本体の割り当ては残ります。ソフトを消す前に、ソフトの画面から本体の設定を初期状態に戻して書き込んでおいてください。
- Windowsで左右を入れ替えた場合:手順2と同じ場所で、「マウスの主ボタン」を「左」に戻します。
本体保存の形式で、ソフトをすでに消してしまってから元に戻したくなった場合は、いったんソフトを入れ直して初期化するのが確実です。
この手順が向く人、向かない人

この手順が役に立つのは、次のような人です。
- 同じショートカットを1日に何度も押していて、手をキーボードとマウスの間で行き来させている
- サイドボタンがあるのに、ほとんど押していない
- ボタンの割り当てを変えたことがなく、どこから手をつければよいか分からない
反対に、次のような人には、あまり向かないかもしれません。
- ブラウザで「戻る・進む」を頻繁に使っていて、いまの動作に満足している
- 職場から貸与されたパソコンで、ソフトを入れる権限が無い
- 複数のパソコンでマウスを付け替えて使っていて、パソコン側保存の機種を使っている(パソコンごとに設定し直すことになります)
最後の2つに当てはまる場合は、まず手順2のWindowsの標準設定でできる範囲だけ確かめて、それで足りるかを考えてみてください。
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まとめ:サイドボタンを作業用に変えるには
最初の質問は、「マウスのサイドボタンを、自分がよく使う操作に割り当てるには、どこで何をすればいいか」でした。
- Windowsの標準設定で変えられるのは、左右のボタンの入れ替えなど一部だけ。サイドボタンは、マウスのメーカーの設定ソフトで割り当てるのが基本です。
- 始める前に、繰り返している操作を書き出して、1つだけ選びます。
- 割り当てたら、メモ帳などの害の無い場所で試します。設定がパソコン側に残るのか、マウス本体に残るのかも見ておきます。
- 効かないときは、Windowsがボタンを受け取っているか、ソフトが動いているか、プロファイルは合っているか、の順に確かめます。
- 合わなければ、既定に戻せば終わりです。本体保存の機種は、ソフトを消す前に初期化しておきます。
まずは、親指の下にある2つのボタンのうち、押していないほうを1つだけ変えてみてください。数日使ってみて手が勝手に押すようになっていれば、それはあなたの作業に合った割り当てです。


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