こんにちは、さとりです。元は調理師で、飲食の現場に10年いました。いまはSNS運用代行のフリーランスとして、自作のデスクトップPCにモニターを4枚つないで在宅で仕事をしています。このブログでは、実際に使っている作業環境の道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。
この記事が答えるのは、「パソコンが重いと感じたとき、CPUが原因かどうかをどこで確かめ、出た数字をどう読めばいいか」という質問です。
先に結論を書きます。
- 最初に見る場所はタスクマネージャーです。「パフォーマンス」でCPU全体の使用率を見てから、「プロセス」で何が使っているかを見ます。
- 使用率は、決まった何パーセントを超えたら異常、という読み方をしないほうが確実です。何もしていないのに高いままか、重い作業のときだけ上がるのかで読みます。
- CPUに余裕があるのに重いときは、メモリやディスクのほうを見ます。同じ画面で続けて確かめられます。
- 一瞬の跳ね上がりと、ずっと高い状態を見分けたいときは、リソースモニターやパフォーマンスモニターに進みます。
読み終えたときに、重いと感じた瞬間に自分でCPUの数字を出して、「CPUのせいか、そうでないか」を切り分けられるようになるところまで書きます。
最初に開くのはタスクマネージャー
CPUの使用率は、Windowsに最初から入っているタスクマネージャーで見られます。追加のソフトは要りません。開き方は3通りあります。
- Ctrl + Shift + Esc を同時に押す。いちばん早い方法です。
- タスクバーの何もないところを右クリックして、「タスク マネージャー」を選ぶ。
- Ctrl + Alt + Delete を押して、出てきた画面で「タスク マネージャー」を選ぶ。
パソコンが重くて画面の反応が鈍いときは、1つ目のキー操作が向いています。マウスが思うように動かない状態でも、キーボードだけで開けるからです。
開いたときに小さな画面で、アプリの名前しか並んでいないことがあります。その場合は下のほうにある「詳細」を押すと、各タブが出てきます。Windows 11 では、タブは画面の左側に縦に並んでいます。画面の呼び名や並び順はWindowsの更新で変わることがあるので、見当たらないときは近い名前の項目を探してください。
「パフォーマンス」でCPU全体の数字を見る
左側の「パフォーマンス」を選び、その中の「CPU」を選びます。ここで、CPU全体がいまどれくらい働いているかが分かります。
最初に見るのは「使用率」
グラフの下に並ぶ数字のうち、最初に見るのは「使用率」です。CPU全体の力のうち、いまどれだけを使っているかを割合で示しています。上のグラフは、この使用率の直近の動きです。
数字を1回見るだけでなく、しばらくグラフを眺めてください。重いと感じている作業をしながら見ると、その作業で使用率が上がるのか、上がらないのかが分かります。
そのほかの数字の意味
| 表示 | 何を示しているか |
|---|---|
| 使用率 | CPU全体のうち、いま使っている割合 |
| 速度 | いまCPUが動いている速さ。負荷に合わせて上下します |
| プロセス/スレッド | いま動いているプログラムと、その中の処理の数 |
| 稼働時間 | 前回の起動から経った時間 |
| コア/論理プロセッサ | CPUの仕様。同時にいくつの処理を並べられるかの目安 |
重いかどうかを判断するときに使うのは、ほとんど使用率だけです。速度が上がったり下がったりするのは、負荷に合わせてCPUが自動で調整しているためで、それ自体は異常ではありません。
コアごとのグラフに切り替える
グラフの上で右クリックして「グラフの変更」から「論理プロセッサ」を選ぶと、1枚だったグラフが、論理プロセッサの数だけ小さなグラフに分かれます。
全体の使用率はそれほど高くないのに重い、というときに役立ちます。一部のグラフだけが上に張り付いていて、残りは空いている、という状態なら、特定の処理が少数のコアだけを使い切っている可能性があります。全体の数字だけを見ていると、この状態は見逃しやすいです。
「プロセス」で何がCPUを使っているかを見る

使用率が高いと分かったら、次は何が使っているのかを確かめます。左側の「プロセス」を選びます。
- 一覧の上にある「CPU」の列見出しを押す。CPUを多く使っている順に並び替わります。
- 一番上に来たものの名前を確かめる。アプリなら名前で、Windowsの機能なら「サービス」や「バックグラウンド プロセス」の欄に出ます。
- 名前の左にある矢印を開くと、そのアプリの中で動いているものが分かれて見えます。ブラウザなら、どのタブやどの拡張機能が使っているかの手がかりになります。
もっと細かく見たいときは、左側の「詳細」を開きます。ここでも「CPU」の列で並べ替えができます。
「詳細」の一覧には、「System Idle Process(システム アイドル プロセス)」という項目が出ることがあります。これはCPUが空いている割合を示すもので、この数字が大きいのは「空いている」という意味です。上位に来ていても、何かが暴れているわけではありません。ここを原因と見間違えないようにしてください。
何パーセントなら正常か、を数字で決めない理由
「使用率が何パーセントを超えたら異常か」という目安を知りたくなりますが、ここでは数字を出しません。同じ数字でも、そのとき何をしているかで意味が変わるからです。代わりに、状態で読む方法を書きます。
何もしていないのに高い状態が続く
アプリをほとんど閉じていて、画面の前で何もしていないのに、使用率が高いまま下がらない。これは確かめる価値がある状態です。プロセスの一覧で上位に来ているものを見て、それが自分の知っているものかどうかを確かめます。
ただし、起動した直後や、Windowsの更新、ウイルス対策ソフトのスキャンが走っているあいだは、何もしていなくても一時的に上がります。起動直後なら、しばらく待ってからもう一度見てください。
重い作業のときだけ上がる
動画の書き出しや、大きなファイルの圧縮・展開のように、CPUをたくさん使う作業のときだけ使用率が上がり、終わると下がる。これは作業がCPUを使っているだけで、CPUがきちんと働いている状態です。
この場合に「遅い」と感じるなら、原因は不具合ではなく、その作業に対してCPUの力が足りているかどうか、という話になります。
一瞬だけ跳ね上がる
グラフが一瞬だけ上に跳ねて、すぐ下がる。アプリを開いた瞬間やページを読み込んだ瞬間にはよく起こります。一瞬の跳ねだけで重さの原因と決めず、続いているかどうかを見てください。続いているかどうかを落ち着いて見たいときは、あとで書くリソースモニターが向いています。
CPUに余裕があるのに重いときは、ほかの項目を見る
CPUの使用率が低いのに重い、というときは、原因はCPUではない可能性が高いです。同じ「パフォーマンス」の画面の左側に、ほかの項目も並んでいます。続けて確かめてください。
- メモリ:使用中の量が搭載量に近づいていないかを見ます。足りなくなると、ディスクを代わりに使うため全体が遅くなります。
- ディスク:アクティブな時間が高いまま続いていないかを見ます。ファイルの読み書きが詰まっていると、CPUが空いていても待たされます。
- GPU:画面の描画や映像の処理で使われます。複数のモニターをつないでいる場合や、映像を扱う作業のときに見ておく項目です。
- イーサネット/Wi-Fi:ブラウザやオンラインの作業が遅いときは、パソコンではなく通信側のことがあります。
「プロセス」の画面でも、CPUの列の隣にメモリやディスクの列があります。CPUで並べ替えて何も目立たなければ、ほかの列で並べ替えてみると、どこで詰まっているかの見当がつきます。
もう一段詳しく見るときの道具

タスクマネージャーで足りない場面のために、Windowsには同じ数字を別の形で見る道具があります。どれも追加のソフトは要りません。
| 道具 | 開き方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| タスクマネージャー | Ctrl + Shift + Esc | いま重い理由をまず見る |
| リソースモニター | Windows キー + R で「resmon」と入力 | 一瞬の跳ねと、続く負荷を見分ける |
| パフォーマンスモニター | Windows キー + R で「perfmon」と入力 | しばらくの間の変化を記録して、あとで見返す |
| コマンド(PowerShell) | PowerShellで「Get-Counter」と入力 | 画面を開かずに数字だけを出す |
リソースモニター
「CPU」のタブを開くと、プロセスごとにいまの使用率と「平均 CPU」が並びます。平均のほうは直近しばらくの平均なので、一瞬だけ跳ねたものと、ずっと使い続けているものを分けて見られます。タスクマネージャーでは一覧の順番がめまぐるしく入れ替わって追いにくいときに、こちらが読みやすいです。
パフォーマンスモニター
開いて左側の「パフォーマンス モニター」を選ぶと、CPUの使用率のグラフが表示されます。「データ コレクター セット」を使うと、一定の時間の記録を残してあとで見返せます。「ときどき重くなるけれど、見ている間は再現しない」という場合に使う道具です。
コマンドで見る
PowerShellを開いて「Get-Counter」とだけ入力すると、CPUの使用率を含むいくつかの数字が表示されます。項目の名前はWindowsの表示言語に合わせて出ます。細かい指定をしなくても使えるので、まずはこの形で試すのが確実です。
使用率が高いままだったときに、次にすること
原因のプロセスが見つかったら、次の順で対処を考えます。上のものほど影響が小さく、戻しやすい方法です。
- 自分で開いたアプリなら、そのアプリの中で作業を止めるか、保存してから閉じる。ブラウザならタブを減らす、拡張機能を切る、といった順です。
- 閉じても下がらないときは、タスクマネージャーで「タスクの終了」を使う。保存していない作業は消えるので、最後の手段にしてください。
- 名前に心当たりがないものや、Windowsの機能と思われるものは、終了させない。システムの動作に必要なものを止めると、画面が固まったり再起動が必要になったりします。名前で調べてから判断してください。
- 起動のたびに勝手に立ち上がって重くなるなら、スタートアップの設定を見直す。タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」で、起動時に動くものを止められます。
- 更新やスキャンが原因なら、終わるまで待つ。終わっても繰り返し高くなるなら、設定で実行する時間帯を変えられるかを確かめます。
それでも、重い作業のたびにCPUが目いっぱいになる、という場合は、不具合ではなく性能の話になります。そこから先は、作業の内容とCPUの力のつり合いを考える段階です。
手順を当てはめるときの参考として:私のPCの場合
私の自作PCのCPUは、AMD Ryzen 9 7900X(12コア24スレッド)です。仕様どおりなら、「パフォーマンス」の右下にはコアが12、論理プロセッサが24と並び、グラフを論理プロセッサに切り替えると24個の小さなグラフに分かれる計算になります。自分のCPUの仕様と見比べると、表示が何を指しているのかをつかみやすくなります。
また、起動の遅さを確かめたときに、同じタスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」の欄で「前回のBIOS所要時間」を見て、33秒と出ていました(2026年9月7日)。重さの原因を探すときに、最初に開く場所がタスクマネージャーでよい、というのは、この画面に起動からアプリの動きまでがまとまっているからだと感じています。
この手順が向く人、向かない人

この記事の手順が向いているのは、次のような人です。
- 作業中にパソコンが急に重くなり、何が原因かの見当をつけたい人
- 買い替えや増設を考える前に、いまのCPUが本当に足りていないのかを確かめたい人
- Windowsの標準の機能だけで確かめたい人
反対に、向いていないのは次のような場合です。
- Macやスマートフォンで確かめたい場合。画面も手順も違います。
- パソコンが起動しない、画面が映らないなど、タスクマネージャーを開けない状態の場合。CPUの使用率を見る前の段階の問題です。
- 温度や電圧まで含めて、CPUの状態を詳しく監視したい場合。標準の機能では見られない項目があります。
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まとめ:重いと感じたら、まず使用率とその中身を見る
「パソコンが重いとき、CPUが原因かどうかをどこで確かめ、どう読めばいいか」への答えは、次のとおりです。
- 確かめる場所はタスクマネージャーです。「パフォーマンス」の「CPU」で使用率を見て、「プロセス」でCPUの列を並べ替え、何が使っているかを見ます。
- 読み方は、決まった数字で線を引くのではなく、状態で読みます。何もしていないのに高いままなら確かめる価値があり、重い作業のときだけ上がるならCPUが働いているだけです。一瞬の跳ねは、続いているかどうかを見てから判断します。
- CPUに余裕があるのに重いときは、メモリ・ディスク・GPU・通信を同じ画面で順に見ます。
- 一瞬と継続を見分けたいときはリソースモニター、記録を残したいときはパフォーマンスモニターに進みます。
次に「重いな」と感じたら、その場で Ctrl + Shift + Esc を押して、使用率のグラフと「プロセス」の一番上を確かめてみてください。原因がCPUかどうかが分かるだけでも、次に何をすればいいかがかなり絞れます。


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