こんにちは、さとりです。飲食の現場で10年、調理師として働いたあと、SNS運用代行のフリーランスとして独立しました。いまは自宅で、自作のデスクトップPCに向かって一日の大半を過ごしています。
この記事が答える質問はひとつです。「作業中に画面の端へ出てくる通知のポップアップは、どこで止めればいいのか。何を残して、何を切ればいいのか」。
先に結論を書きます。通知は「全部まとめて切る」より、「どこから来ている通知なのかを見てから、その送り主の設定で切る」ほうが、あとで困りにくいです。Windowsの通知は、大きく分けて次の四つの場所で止められます。
- Windowsの通知全体を止めるスイッチ
- アプリごとの通知の設定
- 時間や状況を決めて一時的に黙らせる「応答不可」
- ブラウザの中で、サイトごとに許可している通知
この記事では、上から順にたどれば読者のみなさんが自分の画面で通知を切り分けられるように、手順を並べました。最後に「止めずに残したほうがよい通知」の線引きも書いています。
まず、出てきた通知が「どこから来ているか」を確かめる
いきなり設定を開く前に、ひとつだけ確かめておくことがあります。その通知を出しているのは誰か、です。ここを飛ばすと、切るべき場所とは違う場所をいじって「設定したのにまだ出る」という状態になります。
通知センターを開いて送り主を見る
- 画面右下の日付と時刻のあたりをクリックします。キーボードなら、Windowsキーを押しながら N キーでも開けます。
- 通知センターに、最近届いた通知が送り主(アプリ名やサイト名)ごとにまとまって並びます。
- 作業中にいちばん気になった通知が、どの名前の下に並んでいるかを見ます。
ここで見えた名前によって、次に開く場所が変わります。
- アプリ名(メール、チャット、カレンダーなど)が出ている → Windowsのアプリごとの設定で止めます。
- ブラウザの名前(Chrome、Edgeなど)が出ていて、中身がどこかのサイトのお知らせ → ブラウザの中の「サイトの通知」で止めます。
- 「ヒント」「おすすめ」のような、Windows自身からの案内 → Windowsの通知設定のいちばん下にある項目で止めます。
- 通知センターに何も残っていないのに、ポップアップは出ていた → そのアプリがWindowsの仕組みを使わず、自分で窓を出している可能性があります。この場合はアプリの中の設定を見ます(後の見出しで触れます)。
手順1:Windowsの通知設定を開く
ここからが設定の手順です。この記事の画面名は、私が使っている Windows 11 Home に合わせています。Windowsの更新で表記が少し変わることがあるので、見当たらないときは設定画面の上にある検索欄に「通知」と入れてください。
- スタートボタンを右クリックして「設定」を開きます。
- 左の一覧で「システム」を選びます。
- 右側に並ぶ項目の中から「通知」を開きます。
通知の画面を開くと、いちばん上に「通知」というスイッチがあり、その下に「応答不可」の設定、さらに下に「アプリやその他の送信者からの通知」という一覧が並んでいます。この記事の手順2から手順4は、すべてこの画面の中で進みます。
手順2:全部を止めるスイッチは、最後の手段にする
画面のいちばん上にある「通知」のスイッチをオフにすると、アプリからの通知はまとめて止まります。いちばん早い方法です。
ただ、私はこれを最初の一手にはおすすめしません。理由は、止めたくない通知まで一緒に止まるからです。たとえば次のようなものです。
- Windowsのセキュリティ機能からの警告
- カレンダーに入れた予定の知らせ
- 会議アプリの着信の知らせ
全部を切ると、こうした通知も画面に出なくなります。スイッチ一つで戻せるとはいえ、切ったことを忘れたまま過ごすと、見るべき知らせを取りこぼします。
全部止めるのが向いているのは、「今日の午前中だけ、何が来ても出てこなくていい」とはっきり決まっているときです。その場合も、次の手順4の「応答不可」のほうが、あとで戻し忘れにくいです。
手順3:アプリごとに、ポップアップだけを消す

いちばん使うことになるのがこの手順です。通知の画面を下へ進めると、「アプリやその他の送信者からの通知」という一覧があり、通知を送ってきたことのあるアプリが並んでいます。
アプリ単位でまるごと切る
- 一覧から、手順の最初に通知センターで確かめた送り主の名前を探します。
- 名前の右にあるスイッチをオフにします。
これで、そのアプリの通知は出なくなります。ほかのアプリはそのままです。
「画面には出さないが、あとで見られる」形にする
「知らせ自体は残したい。でも作業中に画面の端へ出てくるのは困る」という場合は、アプリをまるごと切るより、こちらのほうが合います。
- 一覧でアプリの名前そのもの(スイッチではなく名前の部分)をクリックします。
- そのアプリ専用の通知設定が開きます。
- 「通知バナーを表示する」に当たる項目のチェックを外します。
- 「通知センターに通知を表示する」に当たる項目は、チェックを残します。
こうすると、画面の端にポップアップは出ないが、通知センターを開けば届いた知らせは読める、という状態になります。作業の区切りでWindowsキーとNキーを押して、まとめて目を通す使い方ができます。
同じ画面に、通知が届いたときに音を鳴らすかどうかの項目もあります。ポップアップは残してよいが音が気になる、という場合はこちらだけ外します。
Windows自身からの「おすすめ」を止める
通知の画面のいちばん下には「その他の設定」があり、Windowsの使い方のヒントや提案を表示するかどうかの項目が並んでいます。「新しい機能を試しませんか」のような案内が作業中に出てくるのが気になる場合は、ここのチェックを外します。ここを外しても、アプリからの通知には影響しません。
手順4:時間や状況を決めて黙らせる「応答不可」
「通知は要る。ただ、集中している時間帯だけは出てきてほしくない」という場合に使うのが「応答不可」です。以前のWindowsでは「集中モード」という名前で呼ばれていた機能の流れをくむもので、関連する検索語に「集中モード 切り替え」が出てくるのはこのためです。
手で切り替える
- 通知の画面にある「応答不可」のスイッチをオンにします。
- または、通知センター(WindowsキーとNキー)を開いて、上のほうにあるベルの形のボタンを押します。
オンのあいだは、ポップアップが出ずに通知センターへ直接たまります。オフに戻せば元どおりです。
自動で切り替わるようにする
「応答不可」の項目を開くと、自動でオンにする条件を選べます。表示される条件は環境によって違いますが、主に次のようなものです。
- 決めた時間帯のあいだ
- ディスプレイを複製しているとき(画面共有や発表のとき)
- ゲームをしているとき
- アプリを全画面で使っているとき
毎日の作業時間がおおよそ決まっているなら、時間帯を指定しておくと、切り替え忘れがなくなります。オンライン会議で画面を見せることがあるなら、「ディスプレイを複製しているとき」にチェックを入れておくと、会議中に私的な通知が相手に見えてしまうのを防ぎやすくなります。
「応答不可」でも通したい通知を決める
同じ画面の近くに「優先通知を設定する」という項目があります。ここで選んだアプリや通話・リマインダーは、「応答不可」がオンでも通知が出ます。カレンダーの予定や会議の着信のように、黙らせると困るものはここに入れておきます。
「応答不可」とは別に、時計アプリから始める「フォーカス」(決めた時間だけ集中するための機能)もあります。フォーカスを始めると、それに合わせて「応答不可」がオンになる設定もあります。時間を区切って作業したい人は、こちらを試してみてもよいと思います。
手順5:ブラウザから出てくる通知は、ブラウザの中で止める
通知センターで送り主がブラウザになっていた場合、Windows側でブラウザの通知をまるごと切ることもできますが、それだと必要なサイトの通知まで止まります。ブラウザの中で、サイトごとに許可を外すほうが細かく切れます。
多くの場合、これは過去にどこかのサイトで「通知を許可しますか」と聞かれて「許可」を押したことが始まりです。
Google Chrome の場合
- 右上の縦に並んだ点のメニューから「設定」を開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」を選びます。
- 「サイトの設定」を開き、その中の「通知」を開きます。
- 「通知の送信を許可」に並んでいるサイトのうち、止めたいものの右のメニューから「ブロック」または「削除」を選びます。
Microsoft Edge の場合
- 右上の横に並んだ点のメニューから「設定」を開きます。
- 「Cookie とサイトのアクセス許可」を選びます。
- 「通知」を開きます。
- 「許可」の一覧から、止めたいサイトを外します。
どちらのブラウザも、画面の名前は更新で変わることがあります。見つからない場合は、ブラウザの設定画面の検索欄に「通知」と入れると近い項目が出てきます。
それでも出てくるとき:アプリが自分で出しているポップアップ

Windowsの設定でも、ブラウザの設定でも止まらない場合は、そのアプリがWindowsの通知の仕組みを通さず、自分で小さな窓を出していることがあります。手順の最初で「通知センターに残っていないのにポップアップは出ていた」ものが、これに当たりやすいです。
この場合は、Windows側ではなくそのアプリの中の設定を見ます。
- ポップアップが出たときに、どのアプリの見た目かを確かめます。
- そのアプリを開いて、設定の中にある「通知」「お知らせ」「デスクトップ通知」などの項目を探します。
- 該当する項目をオフにします。
PCを立ち上げたときから常駐しているアプリがこうした表示を出していることもあります。そもそも起動時に立ち上がらなくてよいアプリなら、起動そのものを止めるのも一つの手です。
止め方ごとに、何が止まって何が残るか
ここまでの手順を、止まるものと残るものの違いで並べます。
| 止める場所 | 止まるもの | 残るもの | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 通知の全体スイッチ | アプリからの通知すべて | アプリが自分で出す表示 | 何も受け取らなくてよいと決めた時間 |
| アプリのスイッチ | そのアプリの通知すべて | ほかのアプリの通知 | そのアプリの知らせ自体が要らないとき |
| アプリのバナー表示 | 画面の端のポップアップ | 通知センターへの記録 | 知らせは要るが作業中に出てきてほしくないとき |
| 応答不可 | その時間のポップアップ | 通知センターへの記録と優先通知 | 時間帯や会議中だけ黙らせたいとき |
| ブラウザのサイト設定 | そのサイトからの通知 | ほかのサイトとブラウザ以外の通知 | 以前に許可したサイトの通知が多いとき |
| アプリの中の設定 | アプリ独自のポップアップ | Windows経由の通知 | Windows側で止めても出てくるとき |
止めずに残したほうがよい通知の線引き
通知を切るときにいちばん迷うのが「どこまで切っていいか」です。私は「これを買え」と同じで「これを切れ」とは言えません。人によって、見落としたら困るものが違うからです。そのかわり、線を引くための問いを置いておきます。
残す側に入れておきたいもの
- 見落とすと、あとから取り返せないもの。会議の着信、決まった時刻の予定の知らせなど。
- PCそのものの安全に関わるもの。Windowsのセキュリティ機能からの警告など。
- 相手が返事を待っているもの。仕事のやり取りをしているチャットなど。ただしポップアップは消して、通知センターだけに残す形でも間に合うことが多いです。
切る側に入れてよいもの
- あとで見ても何も困らないもの。ニュースやセールのお知らせ、サイトの更新情報など。
- 自分で見に行けば済むもの。SNSの反応や、アプリからのおすすめなど。
- Windows自身の使い方の案内。一度見れば十分なものがほとんどです。
迷ったものは、いきなりスイッチでまるごと切るより、手順3の「バナーだけ外して通知センターには残す」にしておくと安心です。届いた記録は残るので、「切ったせいで見逃した」ということが起きにくくなります。
モニターを何枚かつないでいる人へ
私はモニターを4枚つないで作業しています。複数の画面を並べていると、「通知がどの画面に出るのか」も気になるところだと思います。
Windowsの通知は、基本的にWindowsの設定で「メインディスプレイ」にしている画面の隅に出ます。自分が普段いちばん見ている画面と、Windowsがメインだと思っている画面がずれていると、通知が視界の端の思わぬ場所に出たり、逆に気づかなかったりします。
どの画面がメインになっているかは、設定の「システム」から「ディスプレイ」を開き、画面を選んだときの「これをメイン ディスプレイにする」の状態で確かめられます。画面の番号と実際の並びが合っていない場合は、先にそちらを揃えておくと、通知の出る位置も読みやすくなります。
この記事が向く人・向かない人

この手順が役に立つのは、次のような人です。
- Windows 11 のPCで作業していて、画面の端に出てくる表示で手が止まる人
- 通知を全部切るのは不安で、要るものだけ残したい人
- いつの間にか許可したサイトの通知が増えていて、どこで止めればいいか分からない人
反対に、次のような人にはあまり向きません。
- スマートフォンの通知を止めたい人(この記事はPCの画面だけを扱っています)
- 会社から配られたPCで、通知の設定が管理者によって固定されている人(設定画面で変更できない項目がある場合は、社内の担当の方に確認してください)
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まとめ:送り主を見てから、その送り主の設定で切る
最初の質問は「作業中に出てくる通知のポップアップは、どこで止めればいいのか。何を残して、何を切ればいいのか」でした。
答えは、まず通知センターで送り主を確かめ、その送り主の設定で切るです。
- 通知センター(WindowsキーとNキー)で、気になる通知の送り主を見る。
- アプリなら、設定の「システム」から「通知」を開き、アプリごとに切るか、バナーだけを外す。
- 時間帯や会議中だけ黙らせたいなら、「応答不可」と「優先通知」を使う。
- ブラウザからの通知なら、ブラウザの中でサイトごとに許可を外す。
- それでも出てくるものは、アプリの中の設定を見る。
全部を止めるスイッチは、いちばん最後の手段として取っておくのがおすすめです。見落とすと取り返せない通知と、あとで見れば済む通知を分けておくと、静かさと安心の両方を残せます。
まずは今日、通知センターを開いて、いちばん上に並んでいる送り主の名前を一つ確かめてみてください。そこから、この記事のどの手順に進めばいいかが決まります。


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