モニターを縦に置いたのに、映っている画面は横向きのまま。そのときに「Windowsのどこを触れば、画面の向きを縦に合わせられるのか」に答えるのがこの記事です。
先に答えを書きます。向きは「設定」→「システム」→「ディスプレイ」にある「画面の向き」で変えます。画面が何枚かあるときは、最初に「識別」で変えたい画面の番号を確かめてから選んでください。ここを飛ばすと、隣の画面が回ってしまいます。
書いているのは、SATORI Blogのさとりです。元は調理師で、飲食の現場に10年いました。いまはSNS運用代行のフリーランスとして、自宅でモニターを4枚並べて仕事をしています。この記事は手順だけに絞っています。私の机の話は出てきません。上から順に進めれば、手元の画面を縦に合わせて、元にも戻せるようになるはずです。
先に全体の流れを見ておく
やることは、次の5つです。
- 1. 変えたい画面がどれなのかを、番号で確かめる
- 2. ディスプレイの設定で、その画面を選ぶ
- 3. 「画面の向き」で「縦」か「縦(反対向き)」を選ぶ
- 4. 確認の表示が出たら「変更の維持」を押す
- 5. 画面どうしの並び方を、実際の置き方に合わせ直す
画面が1枚だけなら、1と5はほとんど気にしなくて大丈夫です。2枚以上つないでいる場合は、1と5で失敗しやすいので、飛ばさずに進めてください。
なお、ここで扱うのは画面の中身の向きだけです。モニター本体を縦に回せるかどうかは、スタンドやモニターアームのつくりで決まります。これは最後の見出しで触れます。
手順1:変えたい画面の番号を「識別」で確かめる
画面が何枚かあると、Windowsはそれぞれに番号を付けて管理しています。向きの設定も、この番号で選んだ画面にだけかかります。なので最初に「どの画面が何番か」を確かめておきます。
- デスクトップの何もないところを右クリックして、「ディスプレイ設定」を開きます。スタートから「設定」→「システム」→「ディスプレイ」と進んでも、同じ画面が開きます。
- いちばん上に、画面の形をした四角が並んでいます。その近くにある「識別」を押します。
- それぞれのモニターに、大きな数字がしばらく表示されます。縦にしたいモニターに出た数字を覚えておいてください。
四角の並び方と実際のモニターの位置が、最初から合っているとは限りません。四角の位置を見て「たぶんこれだろう」と選ぶより、識別で出た数字を見るほうが確実です。
手順2:その画面を選んで「画面の向き」を変える

番号が分かったら、同じディスプレイ設定の画面で向きを変えます。
- 上に並んだ四角のうち、手順1で確かめた番号の四角をクリックします。選ばれた四角は色が変わります。
- 少し下へスクロールして、「拡大縮小とレイアウト」のあたりにある「画面の向き」を探します。
- いまは「横」になっているはずです。ここを開いて「縦」を選びます。
選ぶと、すぐに画面の中身が回ります。この時点ではまだ決まっていません。次の手順で「残す」と答えるまでは、仮の状態です。
選べる向きは、ふつう次の4つです。
| 表示される名前 | どんなときに選ぶか |
|---|---|
| 横 | ふだんの置き方。縦から元に戻すときもこれを選ぶ |
| 縦 | モニターを縦に回したとき。まずはこちらを試す |
| 横(反対向き) | 画面の上下を逆さにしたいとき。天井から吊るすなど、特別な置き方のとき |
| 縦(反対向き) | 「縦」を選んだら中身が逆さまに見えたとき |
手順3:「変更の維持」を押して確定する
向きを選ぶと、「これらのディスプレイ設定を維持しますか?」という確認が出ます。
- 画面の向きが合っていて、文字が普通に読めるなら「変更の維持」を押します。
- 逆さまだったり、横に寝ていたりしたら「元に戻す」を押すか、何もしないで待ちます。
この確認は、しばらく何も押さないと自動で元の向きに戻る作りになっています。向きを間違えて画面が読みにくくなっても、慌てずに待てば戻ります。マウスがどこにあるのか分からなくなったときは、無理に探さずに待つほうが早いです。
反対に言うと、押し忘れたまま席を立つと、戻ってきたときには横に戻っています。向きが合ったら、その場で「変更の維持」を押してください。
「縦」と「縦(反対向き)」はどちらを選ぶか
いちばん迷いやすいのがここです。モニター本体を右に回したか左に回したかで、正しい方が変わります。どちらが正解かは、置き方を見てからでないと決まりません。
考え込むより、試すほうが早く決まります。
- まず「縦」を選びます。
- 画面の中身が逆さまに見えたら、「元に戻す」を押すか待って、今度は「縦(反対向き)」を選びます。
- 文字が普通に読める方で「変更の維持」を押します。
どちらかを選べば、もう一方は必ず逆さまになります。多くても2回試せば決まります。
決まったあとで、スタンドやアームの都合でモニターを逆の向きに回し直すことがあるかもしれません。そのときは、もう一度この手順で「縦」と「縦(反対向き)」を選び直してください。
手順4:向きを変えたら、並び方を合わせ直す
画面が2枚以上あるときは、向きを変えたあとにもう一度だけ確かめてほしいことがあります。マウスが隣の画面へ、思った場所から出入りできるかどうかです。
向きを変えると、ディスプレイ設定の上にある四角も縦長に変わります。形が変わるので、隣の四角との接し方もずれます。そのままだと、次のようなことが起きます。
- 縦にした画面の上の方から、隣の画面へマウスが抜けない
- 隣へ移ると、思っていたより上や下の位置にマウスが出てくる
直し方は、四角をドラッグして、実際の机の上の並び方に近づけるだけです。
- 縦にした画面の四角を、実際に置いてある側へドラッグします。
- 高さもそろえます。実際のモニターの上の端がそろっているなら、四角の上の端もそろえます。
- 手を離して「適用」を押したら、実際にマウスを隣の画面へ動かして確かめます。
四角どうしが離れていると、Windowsが自動でくっつけます。ぴったり合わなくても、マウスの行き来に困らなければ十分です。
もう一つ、縦にしたあとで文字やアイコンの大きさが気になることがあります。その場合は、同じ画面の「拡大縮小」で、その画面だけ大きさを変えられます。向きとは別の設定なので、向きが決まってから触るのがおすすめです。
「画面の向き」が選べないときに確かめること

項目が灰色になって選べない、そもそも項目が見当たらない。そんなときは、上から順に次を確かめてください。
違う画面を選んでいないか
上の四角で選んでいる画面が、変えたい画面と違うことがあります。手順1に戻って、識別の番号と、選んでいる四角の番号が同じか確かめてください。
画面の「複製」になっていないか
何枚かの画面に同じ中身を映す「複製」の状態では、画面ごとに別の向きを選べないことがあります。ディスプレイ設定で、画面の使い方が「表示画面を拡張する」になっているか確かめてください。1枚だけ縦にしたいなら、拡張にしておく必要があります。
ノートPCやタブレットで「回転ロック」が関係していないか
傾きを感じ取って自動で画面を回す機器では、自動回転が働いているあいだ、向きを手で選べなくなることがあります。ディスプレイ設定やクイック設定にある「回転ロック」をオンにすると、向きを選べるようになる場合があります。デスクトップPCにモニターをつないでいるなら、ここは関係しないことが多いです。
画面のドライバが正しく入っているか
グラフィックスのドライバがきちんと入っていないと、選べる設定が少なくなることがあります。デバイスマネージャーの「ディスプレイ アダプター」を開いて、名前に注意の印が付いていないかを確かめてください。印があるなら、パソコンやグラフィックボードのメーカーの公式ページで、案内に沿ってドライバを入れ直すのが先です。
グラフィックボードのメーカーが用意している設定ソフトにも、画面を回転する項目があることがあります。Windowsの設定で変えられないときは、そちらも見てみてください。項目の名前や場所はメーカーとソフトの版で違うので、手元のソフトで確かめてください。
急に画面が回ってしまったときの戻し方
「何もしていないのに画面が横倒しになった」という相談も多いようです。戻し方は、縦にするときと同じ場所です。
- デスクトップを右クリックして「ディスプレイ設定」を開きます。画面が回っているとマウスの動きも回るので、あせらずにゆっくり動かしてください。
- 回ってしまった画面を、上の四角で選びます。
- 「画面の向き」で「横」を選び、「変更の維持」を押します。
マウスの操作がつらいときは、キーボードで設定を開くと楽です。Windowsキーを押して「ディスプレイ」と打ち、出てきた「ディスプレイ設定」を開きます。
ドライバによっては、キーの組み合わせに画面の回転が割り当てられていることがあります。その場合、ショートカットを打つつもりで押したキーで、画面が回ってしまうこともあります。何度もくり返すなら、グラフィックスの設定ソフトで、キーによる回転を切れるかどうか確かめてみてください。
モニター本体を縦に回せるかは、スタンドとアームで決まる
ここまでの手順は、画面に映る中身の向きを変えるものでした。モニター本体を物理的に縦へ回せるかどうかは、Windowsの設定では変えられません。
- 付属のスタンドに、画面を縦へ回す機能があるかどうかは機種によって違います。取扱説明書やメーカーの製品ページで、回転に対応しているかを確かめてください。
- モニターアームで縦にする場合は、アームの側が回転に対応しているか、画面の大きさと重さがアームの対応範囲に入っているかを見ます。
- 回すときは、机や壁、隣のモニターにぶつからないかを先に確かめてください。縦にすると上に高くなるので、横のときには当たらなかった物に当たることがあります。
対応しているかどうか、どこまで回るかは製品ごとに違い、同じ機種でも改良が入ることがあります。最新の情報は、各メーカーの公式ページで確かめてください。
もう一つ気をつけたいのは順番です。本体を先に回して、それから設定を変えるほうが、「縦」と「縦(反対向き)」のどちらが合っているかをその場で見て決められます。
この手順が向く人、向かない人

この記事は、すでに持っているモニターを縦に置いて、Windowsの表示を合わせたい人に向けて書きました。複数の画面のうち1枚だけを縦にしたい人にも、そのまま使えます。
反対に、「縦置きに向くモニターを選んで買いたい」という人には、この記事は向きません。どの機種が回転に対応しているかや、縦にしたとき使いやすいかは、機種を比べて決めることで、ここでは扱っていないからです。また、Macやスマートフォンの画面の向きも、この記事の範囲外です。
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まとめ:向きは「画面の向き」、選ぶ前に「識別」
「モニターを縦に置いたら、Windowsのどこで合わせるか」への答えは、「設定」→「システム」→「ディスプレイ」の「画面の向き」です。
- 画面が何枚かあるなら、先に「識別」で変えたい画面の番号を確かめる
- その番号の四角を選んでから、「画面の向き」で「縦」を選ぶ
- 逆さまなら「縦(反対向き)」に替え、合った方で「変更の維持」を押す
- 最後に四角の位置を直して、マウスが隣の画面へ自然に抜けるか確かめる
元に戻したいときは、同じ場所で「横」を選ぶだけです。確認の表示で何も押さなければ自動で戻るので、試すこと自体をこわがる必要はありません。
まずはディスプレイ設定を開いて「識別」を押し、縦にしたい画面の番号を確かめるところから始めてみてください。


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