つないでいるモニターの型番と製造年をPCから調べる|4枚まとめて確認した記録

つないでいるモニターの型番と製造年をPCから調べる|4枚まとめて確認した記録 モニター

この記事が答える質問はひとつです。「いま自分のPCにつないでいるモニターの型番と製造年は、PC側から調べられるのか」。結論から書くと、調べられます。しかも4枚つないでいても、1回の操作で4枚分まとめて出せます。

書いているのは「さとり」です。元は調理師で飲食の現場に10年いて、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立しました。いまは6畳の寝室を兼ねた部屋で、自作のデスクトップとモニター4枚で在宅の仕事をしています。このブログでは、実際に使っている道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。

この記事は「おすすめのモニター」の話ではありません。手元の4枚について、PCが返してきた値をそのまま並べただけの記録です。機種ごとの使い心地の話は出てきません。型番と製造年という、確かめれば誰でも同じ答えが出る部分だけを扱います。

結論:型番も製造年も、Windowsから確認できます

モニターは、自分が何という機種で、いつ作られたかという情報を自分の中に持っています。ケーブルでPCにつながっていれば、その情報はPC側から読めます。箱も保証書も説明書も要りません。画面の裏側をのぞき込んで、細かいシールを探す必要もありません。

私の環境では、次の4枚が出てきました。すべて、2026年8月16日にPCの実機情報から取得した値です。

返ってきた機種名製造年台数
MSI G274QPF E22023年1枚
ASUS VC2392017年1枚
ASUS VC2392019年1枚
ASUS VG2582021年1枚

同じ ASUS VC239 が2枚ありますが、製造年は2017年と2019年で違いました。見た目が同じで型番も同じ画面が、実は2年違いだったということです。並べて眺めているだけでは、まず分かりません。

なぜ調べようと思ったのか

正直に書くと、私は自分が使っているモニターの型番を把握していませんでした。「メインがMSIで、サブがASUS」というところまでは分かっていましたが、それ以上は答えられませんでした。4枚とも自分で買って自分でつないだのに、です。

きっかけは、リフレッシュレートの確認でした。私はずっと「メインの1枚だけが144Hz」だと思い込んでいました。ところが2026年8月16日に実機の設定を見にいったら、4枚とも60Hzで動いていました。しかも144Hzが選べる状態だったのは、私がメインだと思っていた画面ではなく、右側に置いていた別の1枚のほうでした。

このとき思ったのは「自分の記憶は当てにならない」ということでした。悪気があって間違えていたわけではなく、買ったときの記憶がそのまま残っていて、実機を見にいかなかっただけです。設定を見るまで、間違っていることにすら気づけませんでした。

で、そこまで来ると次の疑問が出てきます。「じゃあ、この4枚はそれぞれ何という機種なんだ」と。記憶が当てにならないなら、機種名も実機に聞くしかありません。それが、型番を調べた理由です。

実際に使った確認方法

手順を確認する様子

使ったのは Windows に最初から入っている PowerShell です。追加でソフトを入れる必要はありません。私の環境は Windows 11 Home です。

まず、いちばん短い形はこれです。

Get-CimInstance -Namespace root\wmi -ClassName WmiMonitorID

これでつながっている画面の一覧が返ってきます。ただし、そのままだと機種名の部分が数字の羅列で表示されます。名前が文字ではなく文字コードの配列で返ってくるためです。初めて見たときは、正直「読めないものが出てきた」と思いました。

読める形にするには、変換をひと手間かけます。私が使ったのは次の1行です。

Get-CimInstance -Namespace root\wmi -ClassName WmiMonitorID | ForEach-Object { “$( -join ($_.UserFriendlyName | Where-Object {$_ -gt 0} | ForEach-Object {[char]$_}) ) / $($_.YearOfManufacture)” }

やっていることは単純で、機種名を数字から文字に戻して、製造年とスラッシュでつないで並べているだけです。1行で済みます。この形で実行したら、さきほどの表の4行がそのまま出てきました。

この確認で詰まったところは、特にありませんでした。名前が数字で返ってきて一瞬とまどっただけで、変換を足したら一発で読めました。手順としては、ここに書いた2行がすべてです。

返ってくる項目と、その読み方

この確認で出てくる主な項目は、次のとおりです。

項目中身
機種名ASUS VC239、G274QPF E2 のような機種の呼び名
メーカー3文字の短い記号で返る
製造年2017、2019、2021、2023 のような西暦
製造週その年の何週目に作られたかという数字
製造番号個体ごとの番号

いくつか、実際に出してみて分かったことを書いておきます。

  • メーカー名は、社名がそのまま入っているわけではなく短い記号で返ります。私の環境では、同じ ASUS の画面でも VC239 は ACI、VG258 は AUS という別の記号でした。記号が違っても別会社という意味ではないので、ここは深追いしなくて大丈夫です。
  • 機種名の書き方はメーカーによってばらつきます。ASUS の2機種は「ASUS VC239」とメーカー名込みで返ってきましたが、MSI の1枚は「G274QPF E2」と型番だけでした。
  • 製造週も一緒に返ってきます。何週目かまで分かるので、同じ年に作られた2枚を区別したいときには使えます。
  • 製造番号は個体ごとの番号なので、この記事には載せません。ネットに書くものではないと思っています。

ちなみに私の4枚は、すべて同じ1枚のグラフィックボード(NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER)から出ています。CPU内蔵の AMD Radeon グラフィックスも認識はされていますが、そちらには画面がつながっていません。出力元が1枚にまとまっていても、画面ごとの情報は画面ごとに返ってきます。

型番が分かると、次に何が確認できるようになるか

型番が分かって良かったのは、「この画面はどこまで出せるのか」を実機の設定と突き合わせて考えられるようになったことです。私の場合、8月16日に確認した内容はこうなりました。

  • ASUS VC239 の2枚(2017年製・2019年製)は、そもそも60Hzまでしか選べない機種でした。ここは設定をいじってもどうにもなりません。
  • ASUS VG258 は144Hzが選べる状態でした。165Hzも選べたのですが、この日は144Hzに変更しました。
  • MSI G274QPF E2 は、選ぶ解像度によって上限が変わりました。3840×2160なら30Hzまで、2560×1440なら60Hzまで、1920×1080なら120Hzまでです。

メインの1枚は、当時使っていた2560×1440のままでは設定をどう触っても60Hzから動きませんでした。そこで解像度を1920×1080まで下げて、120Hzにしました。結果として、いまは4枚とも1920×1080で、メイン120Hz、右のVG258が144Hz、残る2枚のVC239が60Hzという状態です。

この「機種によって上限が違う」という部分は、型番が分からないままだと調べようがありませんでした。設定画面には「144Hz」という選択肢が出るか出ないかしか表示されないので、出てこない理由が機種の仕様なのか、つなぎ方の問題なのか、判断できないままだったと思います。

接続のほうも書いておくと、私の4枚は接続方式が3種類混在しています。Windowsが返した値の内訳は HDMI が1枚、DVI が2枚、DisplayPort が1枚でした。製造年が2017年から2023年までばらけているので、端子の世代もそのまま混ざっています。

分かること、分からないこと

オンラインで学ぶ様子

この方法で分かるのは、あくまでモニター自身が持っている情報だけです。ここは正直に線を引いておきます。

分かるのは次のことです。

  • いまPCにつながっている画面が何枚あるか
  • それぞれの機種名
  • それぞれの製造年(と製造週)

逆に、分からないのは次のことです。

  • 自分がいつ買ったか。返ってくるのは製造年であって、購入日ではありません。私は4枚とも購入日の記録を残していないので、製造年と買った時期がどれくらいずれているのかを、自分の環境では確かめられていません。
  • どの画面が机のどの位置にあるか。一覧には並び順しか出ないので、左から何枚目がどれか、という対応づけは別で確認する必要があります。私は結局、1枚ずつ設定を開いて突き合わせました。
  • どの画面がどの端子でつながっているか。内訳としては HDMI 1枚・DVI 2枚・DisplayPort 1枚と出ましたが、どの型番がどの端子なのかまでは、この確認だけでは分かりませんでした。

「4枚あって、それぞれ何年製か」までは一瞬で出るのに、「じゃあ右端のやつはどれ」がすぐには出ない。ここは少し拍子抜けしました。ただ、位置の対応づけは1枚ずつ画面を見れば済む話なので、実害はありませんでした。

この調べ方が向く人・向かない人

向いているのは、こういう人だと思います。

  • モニターを複数枚つないでいて、どれが何という機種か把握していない人
  • 中古や譲り受けたもの、昔から使っているものが混ざっていて、箱も保証書も手元にない人
  • 買い替えを考えていて、いま使っている画面が何年前のものかを先に知りたい人
  • 設定画面に出てくる選択肢が機種の仕様なのか、別の原因なのかを切り分けたい人

逆に、向かないのはこういう場合です。

  • 画面が1枚だけで、箱や保証書がすぐ出せる人。それなら見たほうが早いです。
  • 買った日を知りたい人。この方法では出ません。購入履歴を見に行ってください。
  • 機種ごとの使い心地を知りたい人。それはPCに聞いても出てきません。

私は4枚つないでいて、しかも自分の記憶が実機とずれていたので、確認する価値がありました。1枚だけで型番も覚えているなら、わざわざやる作業ではないと思います。

やってみて思ったこと

動画編集の作業画面

この確認は、時間で言えば数分で終わりました。それでも書き残しておこうと思ったのは、自分が10年近く在宅で使ってきた道具について、答えられないことがあると気づいたのが、この日だったからです。

私はモニターを4枚に増やしてから、それぞれの画面に作業と確認を分けて置いていて、画面を切り替えなくて済むのが気に入っています。増やして困ったのは費用くらいで、使い勝手の面では不満がありません。それだけ毎日使っているのに、型番も製造年も、144Hzで動いているかどうかも、把握していませんでした。

道具の話を書くとき、私はなるべく「これを買え」ではなく「自分の作業から決める」という書き方をしたいと思っています。ただ、そのためには自分がいま何を使っているかを正確に知っている必要があります。いま使っているものが分からないまま、次に買うものを決めるのは無理です。買い替えを考える前に、まず手元を数えるところからだな、と思いました。

なお、ここに書いた仕様や設定の値は2026年8月時点で私の環境が返したものです。機種の仕様や、選べる解像度とリフレッシュレートの組み合わせは、環境やケーブル、ドライバの状態でも変わります。ご自身の機種について確かめるときは、メーカーの公式情報も合わせて確認してください。

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まとめ

最初の質問に答えます。PCにつないでいるモニターの型番と製造年は、Windows側から確認できます。PowerShellの1行で、つながっている画面の分だけまとめて返ってきます。箱も保証書も要りません。

私の環境では、MSI G274QPF E2 が2023年製、ASUS VC239 が2017年製と2019年製の2枚、ASUS VG258 が2021年製でした。同じ型番の2枚で製造年が違うことも、これで初めて分かりました。

ただし出てくるのは製造年であって、買った日ではありません。どの画面が机のどこにあるかも、どの端子でつながっているかも、この確認だけでは分かりませんでした。分かる範囲と分からない範囲を先に知っておくと、あとで探し回らずに済みます。

モニターの買い替えや増設を考えている方は、値段を調べる前に、まずいま手元にある画面が何年製なのかを1回出してみてください。私は自分の記憶のほうが間違っていました。数分で終わりますし、そこから先の判断がかなり具体的になります。

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