モニターは何インチにするか|27インチと32インチで迷って、私が27インチにした理由

モニターは何インチにするか|27インチと32インチで迷って、私が27インチにした理由 モニター

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在宅で仕事をするようになってモニターを買い足していくと、必ずどこかで「27インチにするか、32インチにするか」で手が止まります。私も止まりました。この記事では、私が結局どう決めたのか、そして決め手になったのは画面のサイズそのものではなく別のところだったという話を書きます。

書いているのは、飲食の現場に10年いたあとSNS運用代行のフリーランスとして独立した在宅ワーカーです。営業が苦手で、その苦手を埋めるために自動化を作り始めたような人間なので、作業中はずっとパソコンの前にいます。いま使っているモニターは4枚です。

先に結論を書いておきます。私は27インチを選びました。ただしそれは「27インチのほうが優れているから」ではなく、私の場合は枚数のほうを優先したからです。1枚に払える金額は決まっているので、大きい1枚を取るか、小さめを複数枚取るかという分岐になり、私は後者を取りました。

私が使っているモニターの内訳

最初に、私がいま何を使っているかを出しておきます。話の前提がないと、選び方だけ書いても意味が分からないと思うので。

  • MSI G274QPF E2(製造2023年)
  • ASUS VC239 が2枚(製造2017年・2019年)
  • ASUS VG258(製造2021年)

合計4枚です。メインがMSI、サブがASUSという構成になっています。パソコンは自作のデスクトップ、デスクも自作です。

正直に書いておくと、この型番は自分で把握していませんでした。記事を書くにあたってパソコンの実機情報から拾って、はじめて全部の型番と製造年が分かりました。それくらい「型番で選んだ」という買い方はしていません。そのつど必要になって、そのとき手が届くものを買い足してきた結果がこの4枚です。

だから、この記事は「この機種を買え」という話にはなりません。機種ごとの使い比べもしていないので、どれが良かったという比較も書けません。書けるのは、サイズを決めるときに私が何を見たか、というところまでです。

27インチと32インチで迷ったとき、私が最初に考えたこと

迷い始めたときに最初にやったのは、スペックの比較ではありませんでした。「自分は画面をどう使っているか」を思い出すところからでした。

私の作業は、ざっくり言うと同時に複数のものを見ている時間がとても長いです。作業しているウィンドウと、確認用に開いておく画面と、通知や連絡を見る画面が、だいたい常に並んでいます。片方を見ながらもう片方をいじる、という動きが1日の大半を占めます。

この使い方だと、「1枚の中をどう分割するか」よりも「そもそも何面あるか」のほうが効いてきます。大きい1枚に3つ並べても、結局はウィンドウの位置を自分で調整し続けることになります。私はその調整が面倒で、面ごと分けてしまうほうが性に合っていました。

逆に言うと、常に1つの作業に集中していて、開くウィンドウも1つか2つという使い方なら、判断は変わると思います。そのときは大きい1枚のほうが素直です。ここは好みではなく、自分の作業の形で決まる部分です。

「大は小を兼ねる」がいつも正しいわけではなかった

買う前は、大きければ大きいほど良いのだろうと漠然と思っていました。でも自分の作業を振り返ってみると、大きさが直接効く場面はそれほど多くありませんでした。

私にとって効いていたのは、画面を切り替えなくていいことのほうでした。作業中に何度もウィンドウを前面に出したり引っ込めたりしていると、それだけで細かく手が止まります。1回あたりは一瞬ですが、1日中やっていると地味に効きます。

この「切り替えなくていい」は、画面の大きさではなく枚数で解決する問題でした。だから私の中では、サイズの議論より先に枚数の議論が来ていました。

実際に4枚にして良かったところ

オンラインで学ぶ様子

結果として複数枚に振ったわけですが、良かったと感じているのは次の2点です。どちらも実際に使っていて毎日感じるところです。

  • 各モニターにそれぞれの作業や確認画面を置けるので、いちいち画面を切り替えなくて済む。
  • ウィンドウ間のドラッグ&ドロップが楽。これは複数枚にしてはじめて分かった良さでした。

特に2つ目は、買う前には想像していませんでした。ファイルや素材をあっちの画面からこっちの画面へ、そのまま引っ張って渡せるというのは、思っていた以上に日常的に使う動作でした。1枚の中でやろうとすると、ウィンドウを並べ直すところから始まるので、そこの手間がまるごと消えた感覚があります。

逆に、困ったことはほとんどありません。強いて言えば費用がかかることくらいで、使い勝手の面での不満は出ていません。「モニターを増やすと目線移動が増えて疲れるのでは」という心配もしていましたが、私の場合は問題になりませんでした。ここは体感なので、人によって違うかもしれません。

費用の話を、ここではっきり書いておきます

サイズを決めるときに、いちばん現実的に効いてくるのがここだと思うので、遠慮せず書きます。

私が複数枚に振れたのは、1枚あたりの金額を抑えたからです。もし大きいものを1枚だけ買っていたら、同じ予算で4面にはできませんでした。実際、私の4枚のうち2枚は製造が2017年と2019年のもので、決して最新のものを揃えたわけではありません。必要になったときに、そのとき出せる金額の中で買い足してきた結果です。

ここは、私の独立直後の状況とも関係しています。私は独立してから半年ほど無収入で、そのあとの半年も収入は一桁万円台でした。その間はアルバイトをしながら食いつないでいました。そういう時期に、環境を一気に理想形にする選択肢は現実的にありませんでした。だから「今いちばん困っていることを、いちばん安く解消する」という買い方しかできませんでした。

結果的には、その買い方で不満は出ていません。むしろ一気に揃えなかったからこそ、自分が本当に何を必要としているのかが分かってから足せたという面はあると思っています。ただしこれは結果論なので、最初から全部揃えるのが間違いだとは思いません。

ただし、製造年の古さを「1枚ずつ足した証拠」とまでは言えません

ひとつ、正直に補足しておきます。手元のモニターの製造年が2017年から2023年までばらけているのは事実ですが、製造年は購入時期そのものではありません。中古で買えばずれますし、まとめて買ったものの製造時期が違うこともあります。

私の場合は必要になるたびに足してきた記憶があるので上のように書きましたが、製造年のばらつきをもって「だから1枚ずつ買ったのだ」と証明しているわけではない、という点だけ添えておきます。分からないところは分からないままにしておくのが、この記事の書き方としては正しいと思っています。

サイズを決める前に確認しておきたい3つのこと

動画編集の作業画面

ここまでを踏まえて、27インチと32インチで迷っている人が、スペック表を見る前に確認しておくと早いと思うことを3つ書きます。私が実際に見たのもこの3つでした。

1. 同時に何面を見ているか

作業しているウィンドウのほかに、常に開きっぱなしにしているものがいくつあるか、を数えてみるところからです。これが2つ以上あるなら、サイズより枚数の検討を先にしたほうが早いと思います。1つで足りているなら、素直に大きい1枚を選ぶほうが配線もスペースもすっきりします。

2. 机の奥行きがどれくらいあるか

画面が大きくなるほど、ある程度の距離を取らないと全体が見渡しにくくなります。私はデスクも自作なので、置きたいものに合わせて作れたところはありますが、既製品の机を使っている場合は先に机の奥行きを測ってから画面サイズを考えるほうが、順番として無駄がありません。

ここを後回しにすると、買ってから「思ったより近い」という話になります。私は幸いそこで困りませんでしたが、順番としては机が先だと思っています。

3. 予算の総額を、1枚あたりではなく合計で考えているか

ここがいちばん大事だと思っています。「27インチと32インチのどちらが良いか」という問いは、暗黙に「1枚買う」という前提が入っています。その前提を外して、合計いくらまで出せるかで考え直すと、選択肢が変わることがあります。私の場合はそれで枚数側に振りました。

私の結論と、それが当てはまらない人

あらためて整理します。私は27インチを中心にして枚数を増やしました。理由は、私の作業が「同時に複数を見る」形だったこと、そして限られた予算の中では枚数のほうが効くと判断したことの2つです。

そして、この結論が当てはまらないと思うのは次のような場合です。

  • 作業中に開くウィンドウが1つか2つで、切り替えの手間をあまり感じていない場合。大きい1枚のほうが素直です。
  • 机の奥行きが十分にあり、配線や置き場所をできるだけ減らしたい場合。枚数が増えれば、そのぶん電源もケーブルも増えます。
  • 細かい部分を大きく表示したい作業が中心の場合。これは私の作業には無い要素なので、私の経験からは何も言えません。

最後のひとつについては、はっきり「分かりません」と書いておきます。私は並べて使っているだけで、機種ごと・サイズごとの見え方を比べる使い方をしていません。使ってもいない条件について語ると、それはただの推測になってしまいます。

迷ったときは、画面ではなく自分の手元を見ると決まりやすい

AIを使って作業する様子

今回の話をひとことにすると、サイズはスペックではなく自分の作業の形で決まるということになります。27インチと32インチの数字だけを並べて比べていたときは、いつまで経っても決まりませんでした。決まったのは、自分が1日のうちどれくらい画面を切り替えているかを思い出したときでした。

私はこれまで、道具についてかなり行き当たりばったりに買ってきたほうだと思います。型番も把握していませんでした。それでも今の環境に不満が無いのは、たまたま運が良かったからではなく、「今いちばん困っていること」に対してだけお金を使ってきたからだと思っています。

もし今この記事を読んでいて手が止まっているなら、比較表をいったん閉じて、自分がふだんどんなふうに画面を使っているかを紙に書き出してみるのがいちばん早いと思います。そこが決まれば、サイズはあとから付いてきます。

この記事で紹介したのは、あくまで私ひとりの環境と使い方です。製品の価格や仕様は変わっていくので、実際に検討するときは2026年8月時点の目安として読んでいただき、最新の情報は必ず各メーカーの公式サイトでご確認ください。

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