こんにちは、さとりです。元調理師で、いまは在宅でSNS運用代行の仕事をしています。このブログでは、在宅ワークの作業環境について、道具の選び方と確かめ方を書いています。
この記事が答える質問はひとつです。「自分のパソコンのBluetoothのバージョンは、Windowsのどこを見れば分かるのか」。
先に答えを書きます。デバイスマネージャーでBluetoothアダプタ本体のプロパティを開き、「詳細設定」タブにある「LMP」の数字を見ます。その数字を公式の対応表に当てると、Bluetoothのバージョンが分かります。追加のソフトは要りません。
ひとつお断りがあります。この記事は手順だけを書いていて、私の実機で確かめた結果は載せていません。手元に、この手順で確かめた記録が無いからです。無いものを書き足すことはしません。
先に知っておくこと|LMPの数字はバージョンの数字そのものではありません
Windowsの画面には「Bluetoothのバージョン」という名前の欄がありません。代わりに出てくるのが「LMP」という表記と、そのあとに続く数字です。
LMPは、Bluetoothの機器どうしが接続をやり取りするための取り決めの名前です。この取り決めにも版があり、その版がBluetoothのバージョンと対になっています。
ここでつまずきやすいのは、LMPの数字と、製品の箱に書いてあるBluetoothのバージョンの数字が、同じ値ではないことです。LMPの数字をそのままバージョンとして読むと、実際と違う答えになります。
ですから、作業はふたつに分かれます。
- Windowsの画面でLMPの数字を見つける
- その数字を対応表に当てて、バージョンに読み替える
この記事では、対応表の数字を書き写していません。裏づけを自分の手元に持っていない数字は載せない、というこのブログの決めごとによるものです。読み替えの表は、Microsoftのサポートページと、Bluetoothの規格を管理している団体の資料に載っています。そちらの最新の表で確認してください。
デバイスマネージャーでLMPの数字を見る手順
Windows 11の画面で説明します。上から順に進めてください。
手順1|デバイスマネージャーを開く
画面下のスタートボタンを右クリックします。出てきた一覧の中に「デバイスマネージャー」があるので、それを選びます。
一覧に見当たらないときは、スタートボタンを押して検索欄に「デバイスマネージャー」と入力しても開けます。
手順2|「Bluetooth」の項目を開く
デバイスマネージャーには、機器の種類が縦に並んでいます。その中から「Bluetooth」を探し、左の矢印を押して中身を広げます。
ここに「Bluetooth」の項目そのものが無い場合は、後ろの「項目が無いとき」の節へ進んでください。
手順3|アダプタ本体を見分ける
広げると、いくつかの名前が並びます。ここがいちばん迷うところです。並んでいるものは、大きく次の三つに分かれます。
- アダプタ本体:パソコン側で電波を出し入れしている部品です。名前に部品メーカーの名前や「Adapter」「ワイヤレス」といった言葉が入っていることが多いです。
- Windowsが用意している管理用の項目:名前に「Enumerator」と付いているものです。
- ペアリングした相手の機器:ヘッドセットやマウスなど、つないだことのある機器の名前です。
見たいのはアダプタ本体です。ほかの項目を開いても、次の手順で使うタブは出てきません。
手順4|プロパティの「詳細設定」タブを開く
アダプタ本体の名前を右クリックして「プロパティ」を選びます。開いた小さな窓の上にタブが並んでいるので、「詳細設定」を選びます。
似た名前の「詳細」というタブもありますが、そちらではありません。「詳細設定」のほうです。
手順5|「ファームウェア バージョン」の欄を見る
「詳細設定」タブの中に、ファームウェアのバージョンを示す欄があります。そこに「LMP」という文字と、小数点の入った数字が並んでいます。
使うのは、小数点より前の数字です。小数点より後ろは細かい版の番号なので、バージョンの読み替えには使いません。
この数字をメモしておきます。
手順6|対応表に当てて読み替える
メモした数字を、Microsoftのサポートページにある対応表に当てます。表の中で同じLMPの数字の行を探すと、その横にBluetoothのバージョンが書いてあります。
読み替えるときの考え方は単純で、LMPの数字が大きいほど、新しいバージョンです。
「詳細設定」タブが出ないときに見直す場所

プロパティを開いたのに「詳細設定」タブが無い、ということがあります。多くの場合、開いている項目が違っています。
| 起きていること | 見直す場所 |
|---|---|
| タブが「全般」「ドライバー」など少ししか無い | 名前に「Enumerator」と付いた項目を開いていないか |
| 開いた項目の名前がヘッドセットやマウスの製品名 | ペアリングした相手の機器を開いていないか |
| アダプタ本体を開いているのにタブが無い | ドライバーが正しく入っているか(項目に警告の印が付いていないか) |
上のふたつは、手順3に戻ってアダプタ本体を選び直せば解決します。
三つめは、アダプタの部品メーカーやパソコンのメーカーが配っているドライバーを入れ直すと、タブが出るようになることがあります。ただし、すべての機種でそうなるとまでは言えません。部品によって表示のされ方が違うためです。
「Bluetooth」の項目が無いときに確かめる順番
デバイスマネージャーに「Bluetooth」の項目そのものが出てこない場合は、次の順で確かめます。
- 隠れていないか:デバイスマネージャーの上のメニューにある「表示」から、非表示のデバイスを表示する設定を選びます。薄い色で項目が出てくれば、部品はあるが無効になっている状態です。
- オフになっていないか:Windowsの「設定」から「Bluetoothとデバイス」を開きます。Bluetoothのスイッチがあり、オフになっていればオンにします。機内モードが入っていないかも、あわせて見ます。
- そもそも付いているか:「設定」の「Bluetoothとデバイス」にBluetoothのスイッチ自体が無いなら、そのパソコンにはBluetoothの部品が付いていない可能性があります。
三つめは、デスクトップのパソコンで起こりやすい話です。ノートパソコンは最初から付いているものが多い一方、デスクトップは、無線の機能を持たない基板で組まれていると、Bluetoothも付いていません。
その場合、バージョンを確かめる以前の話になります。Bluetoothを使いたいなら、USBの端子に挿す小さなアダプタを足す、という方法があります。足したあとは、この記事の手順でそのアダプタのバージョンを確かめられます。
バージョンが分かったら、何を決められるか

バージョンを調べる人の多くは、「これから買う機器が、いまのパソコンで使えるのか」を知りたいのだと思います。そこで役に立つ考え方をまとめます。
つながるかどうか
Bluetoothは、新しいバージョンの機器と古いバージョンの機器でも、基本的にはつながるように作られています。パソコン側が古いからといって、新しいヘッドセットやマウスがまったく使えない、ということは多くありません。
新しい機能が使えるかどうか
一方で、新しいバージョンで足された機能は、パソコン側と機器側の両方が対応していて初めて使えます。片方が古いと、古いほうに合わせた動きになります。
ですから、製品の説明に「このバージョン以上で使える機能」と書かれているときは、いま調べたパソコン側のバージョンと見比べてください。パソコン側が届いていなければ、その機能のために買っても、期待したとおりには動きません。
バージョンだけでは分からないこと
ここは正直に書いておきます。バージョンを確かめても、分からないことがあります。
- 音の圧縮方式のうち、どれに対応しているか
- 音の遅れが、自分の作業で気になる程度かどうか
- 電波の届きやすさ(部屋の中の置き場所や、まわりの機器にも左右されます)
「バージョンが新しければ音がよい」「遅れが無い」とは言えません。これらは機器ごとの仕様や使う場所で変わるので、製品の仕様欄と、実際につないだ結果で見るしかありません。
この手順が向く人と、向かない人
この手順が役に立つのは、次のような人です。
- Bluetoothのヘッドセットやマウス、キーボードを買う前に、パソコン側の対応を確かめたい人
- 製品の説明にある「対応バージョン」の意味を、自分のパソコンに当てはめて判断したい人
- USBのBluetoothアダプタを買い足すかどうかを決めたい人
反対に、次のような人には、この手順だけでは足りません。
- いま音が途切れる・つながらないといった不具合を直したい人:原因はバージョンではなく、ドライバーや電波の状況、機器の置き場所にあることが多いです。バージョンを調べても、そのままでは直りません。
- 専用の受信機をUSBに挿して使う無線の機器を使っている人:その方式はBluetoothとは別の仕組みなので、パソコンのBluetoothのバージョンは関係しません。
自分の持っている機器がどちらの方式でつながっているのかを、先に確かめておくと、調べる手間を省けます。
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まとめ

最初の質問に答えます。パソコンのBluetoothのバージョンは、次の順で確かめられます。
- スタートボタンを右クリックして、デバイスマネージャーを開く
- 「Bluetooth」を広げて、アダプタ本体を見分ける
- プロパティの「詳細設定」タブで、LMPの小数点より前の数字を見る
- その数字を公式の対応表に当てて、バージョンに読み替える
つまずく場所は、ほぼ決まっています。アダプタ本体ではない項目を開いていること、そしてLMPの数字をそのままバージョンとして読んでしまうことです。このふたつを避ければ、迷うところはあまりありません。
対応表の中身は、規格が新しくなるたびに行が増えていきます。読み替えるときは、Microsoftのサポートページなど公式の最新の表を確認してください。
買い物の前に、まずデバイスマネージャーを開いて、LMPの数字をひとつメモするところから始めてみてください。そこから先は、自分のパソコンと、つなぎたい機器の説明を見比べて決められます。


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