モニターの入力は、モニター本体のボタンで選びます。本体のメニューを開いて「入力」や「Input」「Source」と書かれた項目に進み、ケーブルを挿した端子と同じ名前を選ぶと、その端子の画面に切り替わります。Windowsの設定画面には、モニター側の入力を選ぶ項目がありません。
元調理師で、いまは在宅でSNS運用代行をしているさとりです。机にモニターを並べて仕事をしています。この記事では、端子を挿したのに「信号なし」と出るときに、どこを押せばよいかを順に書きます。ボタンの位置やメニューの名前はメーカーと機種で違うので、ここでは多くの機種に共通する探し方を書きます。Windows側のメニュー名は、Windows 11のものです。
入力を切り替える手順
まずは本体のボタンで入力を選ぶ手順です。ほとんどの場合、これで直ります。
- モニターの背面を見て、ケーブルを挿した端子の横に書かれた名前を確かめます。「HDMI」「HDMI 1」「HDMI 2」「DP」「DisplayPort」「DVI」「D-Sub」などです。HDMIが2つある機種では、番号まで控えておきます。
- モニター本体のボタンを探します。画面の下の縁、右の側面、背面の右下あたりに付いていることが多いです。ボタンが並んでいる機種もあれば、小さなスティックが1本だけの機種もあります。
- メニューボタン(またはスティックの押し込み)でメニューを開きます。機種によっては、入力を切り替える専用のボタンがあり、押すたびに入力が順に変わります。
- メニューの中から「入力」「入力選択」「Input」「Input Source」「Source」といった項目を選びます。
- 1で控えた端子の名前を選んで決定します。
- 数秒待ちます。切り替えのあと、画面が出るまで少し間があくことがあります。
専用ボタンを押すたびに入力が順に回る機種では、目的の端子を通り過ぎてしまうことがあります。画面の隅に今の入力名が出るので、それを見ながら1回ずつ押してください。
ボタンが見つからないとき
正面から見てボタンが無いモニターは、裏側か下側に付いています。モニターアームに付けていると、壁や机の奥に向いていて手が届きにくいことがあります。画面を少し手前に引くか、横から手を回して触ってみてください。それでも分からないときは、機種名で取扱説明書を探すと、ボタンの位置が図で載っています。機種名は、背面のラベルに書かれていることが多いです。
メニューで選んだのに「信号なし」と出るとき
正しい端子を選んだのに「No Signal」「信号がありません」と出るなら、モニターは正しく待っています。届いていないのは、パソコンから出ている映像のほうです。ここからはパソコン側を見ていきます。
- パソコンが起動しているか、スリープしていないかを確かめます。スリープ中は映像が出ないので、マウスを動かすかキーを押して起こします。
- ケーブルの両端を一度抜いて、奥まで挿し直します。少し浮いているだけで映らないことがあります。
- Windowsで、そのモニターが見えているかを確かめます。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」を開き、画面の並びに数字の四角がいくつ出ているかを見ます。足りない場合は、同じ画面の「複数のディスプレイ」を開いて「検出」を押します。
- Windowsキーを押しながらPキーを押し、「PC画面のみ」になっていないかを確かめます。ここが「PC画面のみ」だと、2枚目以降には何も出ません。「拡張」か「複製」を選びます。
ノートパソコンを外付けモニターにつないでいる場合は、4の「PC画面のみ」で止まっていることがよくあります。ノートの画面だけが映っていて、モニターは「信号なし」のままという状態です。
デスクトップでは、挿した場所がグラフィックボードかを見る

デスクトップパソコンの背面には、映像を出す端子が2か所に分かれていることがあります。上のほうに縦に並んだマザーボードの端子と、下のほうに横向きに並んだグラフィックボードの端子です。
グラフィックボードを積んでいるパソコンでは、マザーボード側の端子にケーブルを挿しても映らないことがあります。CPUに内蔵されたグラフィックス機能がパソコンの中で見えていても、画面はグラフィックボードから出ている、という状態はふつうにあります。
- ケーブルがマザーボード側の端子に挿さっているなら、グラフィックボード側の端子に挿し替えます。
- 挿し替えたあと、モニター本体の入力も、その端子の種類に合わせて選び直します(たとえばHDMIからDisplayPortに変えたなら、入力もDPへ)。
パソコン側の端子を変えたのにモニターの入力を変え忘れる、というのも「信号なし」の原因になります。両側の端子の種類をそろえて見てください。
入力の自動切り替えを止めたいとき
選んだはずの入力が、勝手に別の端子へ移ってしまうことがあります。原因はたいてい、モニター本体の「自動入力」の設定です。メーカーによって「自動入力切替」「入力自動検出」「Auto Source」「Auto Input」などの名前で、入力の項目の近くに置かれています。
自動入力がオンだと、モニターは映像が来ている端子を探して、見つけたほうへ切り替えます。1台のモニターに2台の機器をつないでいると、選んでいないほうへ移ってしまうことがあります。片方の機器がスリープから起きたときや、電源が入ったときに起こりやすいです。
- 本体のメニューを開きます。
- 「入力」の項目か、その近くの「設定」「その他」「システム」などの中から、自動入力の項目を探します。
- オフにします。
- 使いたい入力を手動で選び直します。
反対に、機器を1台しかつないでいないのに、毎回手で入力を選ぶのが手間な場合は、自動入力をオンにしておくと、映像が来た端子へモニターが自分で移ってくれます。どちらが向くかは、そのモニターに何台つないでいるかで決まります。
自動入力の項目がメニューに無い機種もあります。その場合は、手で選んだ入力のまま動く作りです。
メニュー自体が開かないとき
ボタンを押してもメニューが出ない場合は、入力より手前の問題です。
- モニターの電源ランプが点いているかを見ます。消えていれば、電源ケーブルとコンセント側を確かめます。
- ランプがオレンジなど待機の色で点いているときは、省電力で休んでいる状態です。ボタンを一度押して起こしてから、もう一度メニューボタンを押します。
- ボタン操作をロックする機能を持つ機種があります。誤操作を防ぐためのもので、ロック中はメニューが開きません。解除の方法は機種ごとに違い、特定のボタンを長く押すものが多いです。取扱説明書の「ロック」「OSDロック」の項を見てください。
それでも映らないときの切り分け

ここまでで直らないときは、どこが原因なのかを1か所ずつ入れ替えて絞ります。一度に2つ以上を変えると、どれが効いたのか分からなくなるので、1つずつにします。
| 入れ替えるもの | やること | 映ったら |
|---|---|---|
| モニター側の端子 | HDMIが2つあるなら、もう片方に挿して入力も選び直す | 最初の端子かその設定が原因 |
| パソコン側の端子 | 同じ種類の別の端子に挿し替える | 最初に挿した端子が原因 |
| ケーブル | 別のケーブルに替える | ケーブルが原因 |
| つなぐ機器 | 別のパソコンなどをつないでみる | 元のパソコン側の設定か出力が原因 |
| モニター | 同じケーブルで別のモニターにつなぐ | 元のモニター側が原因 |
別の機器ならそのモニターに映る、という結果が出たら、モニターの入力切り替えは正しく動いています。元のパソコンの出力側を、前の章の「信号なし」の手順でもう一度見てください。
変換アダプタを挟んでいるとき
端子の形が合わず、間に変換アダプタやケーブルを挟んでいる場合は、そこが原因になっていることがあります。変換アダプタには向きがあるものがあり、たとえば「DisplayPortからHDMIへ」は使えても、逆向きには使えない、という作りがあります。パソコン側の端子とモニター側の端子のどちらが入口で、どちらが出口なのかが、商品の表記と合っているかを見てください。
この場合、モニター本体で選ぶ入力は、モニターに挿さっている側の端子の名前です。パソコン側がDisplayPortでも、モニター側にHDMIで入っているなら、入力はHDMIを選びます。
向きが合っていないアダプタは、設定をどう触っても映りません。ここで初めて道具を替える話になります。買い直す前に確かめる点は、別の記事にまとめています。
この手順が向く人、向かない人

この記事の手順は、1台のパソコンに外付けモニターをつないで、挿した端子が映らないときに向いています。モニターの入力を1回選べば、あとはそのまま使う人です。
1台のモニターを2台のパソコンで毎日何度も行き来して使う人には、本体のボタンを毎回押す方法は手間がかかります。その使い方では、入力の切り替えを別の形で済ませる道具の話になるので、この記事では扱っていません。
あわせて読みたい
- つないだモニターが映らないときに確かめる順番|ケーブルから設定・変換アダプタまで
- 変換アダプタを買う前に確かめる手順|端子の向きと、その画面が出せる解像度
- 画面を複製から拡張に切り替える手順|複数のモニターに別々の画面を出すWindowsの設定
まとめ
モニターの入力は、本体のボタンでメニューを開き、「入力」「Input」「Source」の中から、ケーブルを挿した端子と同じ名前を選びます。Windows側には入力を選ぶ場所がありません。
- 正しく選んでも「信号なし」なら、パソコンが起きているか、ケーブルが奥まで挿さっているか、Windowsの「検出」とWindowsキー+Pを見ます。
- デスクトップでは、グラフィックボード側の端子に挿しているかを見ます。
- 入力が勝手に移るなら、本体メニューの自動入力をオフにします。
- 直らなければ、端子・ケーブル・機器を1つずつ入れ替えて、どこが原因かを絞ります。
変換アダプタの向きが合っていないときだけは、設定では直りません。そのときは、手元のアダプタの表記とパソコン・モニター両方の端子を見比べてから、次の一手を決めてください。


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