マウスのスクロール量を変更する手順|ホイール1目盛りで進む行数をWindowsのどこで決めるか

マウスのスクロール量を変更する手順|ホイール1目盛りで進む行数をWindowsのどこで決めるか 周辺機器

こんにちは、さとりです。元調理師で、いまはSNS運用代行のフリーランスとして在宅で仕事をしています。このブログでは、在宅ワークの作業環境を、道具の選び方と使ってみた結果で書いています。

この記事が答える質問は1つです。「マウスのホイールを1目盛り回したときに進む量は、どこで変えられるのか」。

先に結論を書きます。進む行数を決めている場所は、Windowsの設定画面に1か所あります。メーカーや機種を問わず、まずそこを触ります。メーカー専用ソフトを入れている場合はそちらにも設定があることがあるので、Windows側を決めてから見る、という順番です。

読み終えると、次のことが自分でできるようになります。

  • Windowsの設定画面で、ホイール1目盛りぶんの行数を変える
  • Windows側とメーカー専用ソフト側の、どちらを先に触るかを決める
  • 変えても思った量にならないときに、確かめる場所を順にたどる

お断りを1つ。このテーマについて、私は自分の環境で測った記録を持っていません。そのため、この記事に「私の環境ではこうなりました」という段落はありません。書いてあるのは、Windowsの一般的な操作手順だけです。行数の目安になる数字も、根拠を示せないので出していません。

スクロール量を決めている場所は3つあります

設定を触る前に、どこに何があるかを整理しておきます。ここを飛ばすと、片方を変えたのにもう片方が上書きしていて「効かない」と感じることになりやすいからです。

場所決まること触る順番
Windowsの設定ホイール1目盛りで何行進むか、または1画面ずつ進むか最初
メーカー専用ソフトソフトによってはスクロールの速さや滑らかさ、加速などWindowsの次
使っているアプリそのアプリの中だけのスクロールのしかた最後

Windowsの設定は、どのメーカーのマウスにも共通で効く土台です。メーカー専用ソフトは、入れていなければ存在しない層ですし、入れていてもスクロールの項目が無いものもあります。アプリ側の設定は、そのアプリの中でしか効きません。

ですので、土台であるWindowsから先に決めて、足りないぶんを上の層で調整するのが、迷いにくい順番です。

Windows 11でスクロール量を変更する手順

ここからが本題です。画面の表示名は、2026年10月時点のWindows 11のものです。Windowsの更新で言い回しや並び順が変わることがあるので、同じ名前が見つからないときは、近い意味の項目を探してください。

1. いまの設定を控える

変える前に、いまの状態を控えます。スマホで画面を撮っておくだけで十分です。何度か動かしているうちに元の値が分からなくなる、というのを防ぐためです。

2. マウスの設定画面を開く

  • スタートボタンから「設定」を開く
  • 左側の一覧から「Bluetoothとデバイス」を選ぶ
  • 右側の一覧から「マウス」を選ぶ

設定画面の上にある検索欄に「マウス」と入れても、同じ画面にたどり着けます。

3. 「スクロール」の欄を見つける

マウスの画面を少し下へ進むと、「スクロール」というまとまりがあります。ここに、スクロール量に関係する項目が並んでいます。

  • マウスホイールでスクロールする量:「複数行ずつ」か「1画面ずつ」かを選ぶ
  • 一度にスクロールする行数:つまみを左右に動かして行数を決める
  • ホバーしたときに非アクティブウィンドウをスクロールする:手前に出していないウィンドウも、カーソルを載せればスクロールできるようにするかどうか

4. 「複数行ずつ」になっているかを確かめる

行数を細かく決めたいなら、上の項目が「複数行ずつ」になっている必要があります。「1画面ずつ」を選んでいると、ホイール1目盛りで画面まるごと1枚ぶん進むので、行数のつまみは意味を持ちません。

5. 行数のつまみを動かす

「一度にスクロールする行数」のつまみを、速すぎるなら左へ、遅いなら右へ動かします。保存ボタンはありません。動かした時点で反映されます。

一気に大きく動かさず、少し動かしては試す、を繰り返すほうが合わせやすいです。

6. ふだん使う画面で試す

設定画面の中でスクロールして確かめるのではなく、ふだん仕事で開いている画面で試してください。長い文書、表計算のシート、ブラウザのページなど、いちばん長く見ているものが基準になります。

ここが、この手順でいちばん大事なところだと思っています。ちょうどよい行数は、マウスの機種ではなく、自分がその画面で何をしているかで決まるからです。1行ずつ読み進める作業が多いなら少なめが合いやすく、長いページを流し読みすることが多いなら多めが合いやすい、という方向だけ覚えておけば足ります。

昔ながらの設定画面から変える手順

手順を確認する様子

同じ設定は、以前からある「マウスのプロパティ」という小さな窓からも変えられます。横方向のスクロールもここで決められるので、横に長い表をよく扱う方はこちらも見ておくとよいです。

  • 先ほどのマウスの設定画面を下まで進み、「マウスの追加設定」を選ぶ
  • 開いた窓の上にあるタブから「ホイール」を選ぶ
  • 「垂直スクロール」で、行数を指定するか、1画面ずつにするかを選ぶ
  • 「水平スクロール」で、ホイールを左右に倒したときに進む量を決める
  • 「適用」か「OK」を押して閉じる

こちらの窓は、設定画面と違って「適用」か「OK」を押すまで反映されません。値を変えたのに変わらない、というときは、押し忘れを最初に疑ってください。

なお、Windows 10をお使いの場合は、設定の入口が「デバイス」の中の「マウス」になります。中にある項目の考え方は同じです。

メーカー専用ソフトを入れているときに触る順番

マウスのメーカーが配っている専用ソフトを入れている場合、そのソフトの中にもスクロールに関する項目があることがあります。項目の名前や中身はソフトごとに違うので、ここでは順番だけを書きます。

  • 先にWindows側の行数を決める。ここは専用ソフトを触らずに済ませる
  • それで足りないと感じたときだけ、専用ソフトを開いてスクロールの項目を探す
  • 専用ソフトで変えるときは、1項目ずつ変えて、そのたびに試す

両方を同時に動かすと、どちらが効いたのかが分からなくなります。片方を固定してからもう片方を動かす、というだけのことですが、これを守ると戻すのも楽です。

専用ソフトにスクロールの項目が見当たらない場合は、そのソフトでは扱っていないと考えて、Windows側だけで決めて構いません。項目の有無や名前は、お使いのソフトの公式の説明で確認してください。

もう1つ、マウス本体にホイールの回り方を切り替えるボタンが付いている機種があります。カチカチと刻みがある回り方と、抵抗なく回り続ける回り方を切り替えるものです。後者になっていると、軽く回しただけで大きく進むので、設定の問題だと思い込みやすいところです。設定を触る前に、本体のボタンを一度押して回り方が変わるかを見ておくと、遠回りを減らせます。

変更しても思った量にならないときに確かめる順番

オンラインで学ぶ様子

設定を変えたのに変化が感じられない、あるいはアプリによって進み方が違う、というときは、次の順に見ていきます。上にあるものほど手間がかからないので、上から順にたどってください。

1. 「1画面ずつ」になっていないか

先ほどの「マウスホイールでスクロールする量」が「1画面ずつ」のままだと、行数をいくら変えても動きは変わりません。

2. アプリを開き直したか

アプリによっては、起動したときの設定を使い続けるものがあります。設定を変えたあとは、試したいアプリを一度閉じて開き直してから確かめてください。

3. そのアプリが自分のスクロール設定を持っていないか

ブラウザや文章を書くためのアプリの中には、スクロールを滑らかに見せる機能や、独自の進む量の設定を持っているものがあります。その場合、Windowsで決めた行数どおりには動きません。

見分け方は単純で、複数のアプリで同じように試すことです。どのアプリでも変わらないならWindows側か専用ソフト側、特定のアプリだけ違うならそのアプリの設定、と切り分けられます。

4. 「行」の中身がアプリによって違うことを知っておく

Windowsが決めているのは「何行ぶん進むか」ですが、その1行がどれだけの高さなのかは、アプリが決めています。文字の大きい文書と、行の詰まった表とでは、同じ行数でも画面上の移動距離が変わります。

これは不具合ではありません。すべてのアプリで同じ距離に揃えることはできないので、いちばん長く使う画面に合わせて決める、と割り切るのが現実的です。

5. 専用ソフトが上書きしていないか

メーカー専用ソフトを入れている場合は、そのソフトをいったん終了してから、もう一度Windows側の設定で試します。終了した状態で設定どおりに動くなら、専用ソフト側の項目が効いていた、と分かります。

6. 触っているのがタッチパッドではないか

ノートパソコンのタッチパッドのスクロールは、マウスとは別の設定画面で決まります。マウスの行数を変えても、タッチパッドの動きは変わりません。

この記事が向く人、向かない人

ここまでの手順は、次のような方に向いています。

  • いま使っているマウスのまま、スクロールが速すぎる・遅すぎるのを直したい方
  • メーカー専用ソフトとWindowsの、どちらを触ればよいのか分からなかった方
  • 設定を変えたのに効かず、原因の切り分け方を知りたい方

反対に、次のような方には向きません。

  • どのマウスを買うかを決めたい方。この記事は製品の比較をしていません
  • 特定のメーカー専用ソフトの画面の操作を知りたい方。ソフトごとの画面は扱っていないので、公式の説明を見るほうが確実です
  • ちょうどよい行数を数字で教えてほしい方。根拠を示せる数字を持っていないので、出していません

スクロール量は、買い替えなくても変えられる部分です。マウスが合わないと感じたとき、買い直す前に設定で済むかどうかを先に確かめる、という順番をおすすめします。

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まとめ|スクロール量はWindowsの1か所から決めます

これからを考える様子

最初の質問、「ホイールを1目盛り回したときに進む量は、どこで変えられるのか」への答えです。

  • 場所は、設定の「Bluetoothとデバイス」にある「マウス」の画面の、「スクロール」の欄です
  • 「複数行ずつ」を選んだうえで、「一度にスクロールする行数」のつまみを動かします
  • メーカー専用ソフトは、Windows側を決めたあとで、足りないときだけ触ります
  • 効かないときは、「1画面ずつ」になっていないか、アプリを開き直したか、アプリ独自の設定が無いか、専用ソフトが上書きしていないか、の順で見ます

ちょうどよい量は、機種ではなく自分の作業で決まります。まずは設定画面を開いて、いまの値を控えるところから始めてみてください。そのうえで、いちばん長く開いている画面で少しずつ動かして試すのが、合わせやすい進め方です。

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