マウスに触れただけでスリープが解除されるのを止める手順|デバイスマネージャーのどこで切るか

マウスに触れただけでスリープが解除されるのを止める手順|デバイスマネージャーのどこで切るか Windowsの設定

マウスに少し触れただけでスリープが解除されるのを止めるには、デバイスマネージャーでマウスのプロパティを開きます。「電源の管理」タブにある「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外すと止まります。キーボードの同じチェックはそのまま残せるので、キーを押せば起きる状態は変わりません。

SATORI Blogのさとりです。在宅でSNS運用代行の仕事をしていて、自作のデスクトップにモニターを4枚つないでいます。このブログでは、在宅で仕事をする机まわりの道具と設定のことを書いています。

手順はWindows 11の画面の名前で書いています。私のPCはWindows 11 Homeです。Windows 10でも、デバイスマネージャーの中の名前はほぼ同じです。

デバイスマネージャーでマウスの解除を切る手順

いちばん効くのはここです。マウスがスリープを解除してよいかどうかは、マウスごとにデバイスマネージャーの中で決まっています。

  1. スタートボタンを右クリックするか、キーボードの Windows キーと X を同時に押します。
  2. 出てきた一覧から「デバイス マネージャー」を開きます。
  3. 「マウスとそのほかのポインティング デバイス」の左にある矢印を押して開きます。
  4. 中にある「HID 準拠マウス」をダブルクリックして、プロパティを開きます。
  5. 上に並ぶタブから「電源の管理」を選びます。
  6. 「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外します。
  7. 「OK」を押して閉じます。再起動は要りません。

設定はこれで終わりです。いったんスリープにしてからマウスを動かして、画面が点かなければ止まっています。

「HID 準拠マウス」がいくつも並んでいるとき

ゲーミングマウスや、ボタンの多いマウスをつないでいると、「HID 準拠マウス」が何行も出ることがあります。1台のマウスが、中で複数の機器として見えているためです。

この場合は上から順にプロパティを開いて、「電源の管理」タブがあるものはすべてチェックを外してください。1つだけ外して残りが有効のままだと、マウスを動かしたときに起きてしまいます。

「電源の管理」タブが見つからないとき

開いた項目に「電源の管理」タブが無いことがあります。その行は、スリープ解除の設定を持っていない項目です。並んでいるほかの「HID 準拠マウス」を開いてみてください。

どれにもタブが無いときは、次の「どの機器が解除できるかを一覧で確かめる」の手順で、実際に解除を許されている機器の名前を探すほうが早く見つかります。

どの機器が解除できるかを一覧で確かめる

画面で一つずつ開くのが面倒なときや、どれを切ればいいのか分からないときは、コマンドで一覧を出せます。

  1. スタートボタンを右クリックして、「ターミナル (管理者)」を開きます。
  2. 次の1行を入力して Enter を押します。
    powercfg /devicequery wake_armed
  3. 今の時点で、スリープを解除してよいことになっている機器の名前が並びます。

ここに「HID 準拠マウス」が残っていれば、まだ切れていない項目があります。キーボードの名前だけが残っていれば、マウスは切れていて、キーボードでは起こせる状態です。

一覧の名前を指定して、コマンドのまま切ることもできます。

powercfg /devicedisablewake "HID 準拠マウス"

同じ名前の機器が複数あるときは、画面のほうで一つずつ外すほうが確実です。どの行を切ったのかが目で分かるからです。

キーボードでの解除だけ残す

オンラインで学ぶ様子

マウスのチェックを外しても、キーボードの設定は別の場所にあるので変わりません。キーを押せば起きる、という状態をそのまま残せます。

念のため確かめるときは、デバイスマネージャーで「キーボード」を開き、「HID キーボード デバイス」のプロパティにある「電源の管理」を見ます。「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックが入っていれば、キーボードで起こせます。

キーボードとマウスが同じレシーバーでつながっているとき

キーボードとマウスを1つのUSBレシーバーでつなぐ組み合わせの製品では、両方が同じ項目の下にまとまっていることがあります。この場合、マウスだけを切るつもりでキーボードの解除まで切れてしまうことがあります。

切ったあとにキーボードを押してもスリープから戻らないときは、外したチェックを戻してください。そのうえで、マウスだけ別の手段でつなぐか、スリープの解除は電源ボタンで行う、のどちらかで考えることになります。

Bluetoothでつないでいるマウスの場合

Bluetoothのマウスも、デバイスマネージャーでは「マウスとそのほかのポインティング デバイス」の中に「HID 準拠マウス」として出てきます。まずは上と同じ手順で、そこのチェックを外してください。

それでも起きるときは、Bluetoothの受信側にも同じ設定があります。

  1. デバイスマネージャーで「Bluetooth」を開きます。
  2. パソコン側のBluetoothアダプターの名前(メーカー名や「Wireless Bluetooth」などが付いた行)を開きます。
  3. 「電源の管理」タブで、スタンバイ状態の解除のチェックを外します。

ここを切ると、Bluetoothでつないでいる機器はすべてスリープを解除できなくなります。Bluetoothのキーボードで起こしたい人は、この方法は向きません。その場合は、マウスの項目だけを切った状態で様子を見てください。

USBレシーバーでつなぐマウスと、Bluetoothでつなぐマウスでは、設定の場所がこのように一段ずれます。マウスの製品ページの説明は自社のソフトでの設定に限られていることが多いので、Windows側ではこの2か所を見る、と覚えておくと迷いません。

チェックを外しても勝手に起きるときに見る場所

マウスを切ったのにまだ起きるなら、起こしているのはマウス以外かもしれません。まず、最後に何が起こしたのかを確かめます。

最後にスリープを解除したものを確かめる

  1. 勝手に起きたあとで、「ターミナル (管理者)」を開きます。
  2. powercfg /lastwake と入力して Enter を押します。
  3. 起こした機器や原因の名前が表示されます。

ここに出た名前で、次に見る場所が決まります。名前が何も出ないこともあります。そのときは下の3つを順に確かめてください。

スリープ解除タイマー

アプリや更新の予定が、決まった時刻にパソコンを起こすことがあります。

  1. コントロールパネルで「電源オプション」を開きます。
  2. 使っているプランの「プラン設定の変更」を押します。
  3. 「詳細な電源設定の変更」を開きます。
  4. 「スリープ」の中の「スリープ解除タイマーの許可」を「無効」にします。

ネットワークアダプター

有線LANやWi-Fiのアダプターにも、スリープを解除する設定があります。デバイスマネージャーの「ネットワーク アダプター」で使っているアダプターを開き、「電源の管理」タブを見ます。「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」を外すか、その下の「Magic Packet でのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」に絞ると、通信のたびに起きることは減ります。外から遠隔でパソコンを起こす使い方をしている人は、ここは触らないでください。

マウスのメーカーのソフト

マウスのメーカーが出している設定ソフトを入れている場合、そのソフトの側に省電力やスリープの設定を持っていることがあります。Windowsで切ってもソフトが別の動きをすることがあるので、ソフトの設定画面も一度開いて確かめてください。項目の名前は製品ごとに違います。

ここまで見ても止まらないときは、パソコン本体の設定画面(BIOS や UEFI)に、USB機器でスリープを解除するかどうかの項目を持つマザーボードもあります。項目の名前と場所はメーカーごとに違うので、マザーボードやパソコンの説明書で確かめてから触ってください。

元に戻したいとき

動画編集の作業画面

やっぱりマウスで起こしたい、となったら、同じ場所のチェックを入れ直すだけで戻ります。

  1. デバイスマネージャーで「マウスとそのほかのポインティング デバイス」を開きます。
  2. チェックを外した「HID 準拠マウス」のプロパティを開きます。
  3. 「電源の管理」タブで、スタンバイ状態の解除にチェックを入れて「OK」を押します。

コマンドで戻すときは、管理者のターミナルで powercfg /deviceenablewake "HID 準拠マウス" と入力します。

どれを外したか忘れたときは、先ほどの powercfg /devicequery wake_armed で今の一覧を出して、マウスの名前が入っているかで見分けられます。

道具を買い替える必要はあるか

マウスに触れて起きるのは、マウスが壊れているからではなく、Windowsがそのマウスにスリープの解除を許しているからです。設定で止まる話なので、マウスやレシーバーを買い替える必要はありません。

机の振動や、置いたマウスのわずかな動きでも起きることがあります。これもマウスの解除を切れば起きなくなります。触れていないのに起きると感じるときほど、先にこの記事の設定を試してみてください。

この手順が向く人、向かない人

手順を確認する様子

この手順が向くのは、離席中や夜にマウスへ手が当たって画面が点くのを止めたい人です。キーボードか電源ボタンで起こせれば困らない人なら、マウスの解除を切っても不便は出ません。

反対に、キーボードを使わずにマウスだけで操作している人には向きません。マウスを切ると、スリープから戻す手段が電源ボタンだけになります。その場合は、スリープに入るまでの時間や、画面だけを消す時間のほうを見直すほうが合っています。

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まとめ

マウスに触れただけでスリープが解除されるときは、デバイスマネージャーの「マウスとそのほかのポインティング デバイス」から「HID 準拠マウス」を開きます。「電源の管理」タブでスタンバイ状態の解除のチェックを外せば止まります。

  • 「HID 準拠マウス」が複数あるときは、「電源の管理」タブがあるものをすべて外します。
  • キーボードの設定は別なので、キーで起こせる状態は残ります。
  • Bluetoothのマウスは、アダプター側にも同じ設定があります。ただしそこを切ると、Bluetooth機器はどれも起こせなくなります。
  • それでも起きるときは powercfg /lastwake で、起こしたものの名前を先に確かめます。

どれも設定を戻せる操作なので、一つずつ切って、起きなくなったところで止めてください。

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