在宅ワークでモニターを4枚にした話【何が変わったか】

在宅ワークでモニターを4枚にした話【何が変わったか】 モニター

[広告]この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介しているのは私が実際に使っている機種だけです。報酬の有無で評価を変えることはしません。

在宅で作業する環境として、いまモニターを4枚使っています。メインがMSI、サブがASUSです。増やして何が変わったかを先に書いておくと、画面をいちいち切り替えなくて済むようになったこと、そしてウィンドウ間のドラッグ&ドロップが楽になったこと。この2つがはっきりした変化でした。

逆に、困った点として挙げられるのは費用がかかることくらいです。使い勝手の面での不満は、いまのところ出ていません。ただしこれは「私の用途ではこうだった」という話であって、誰にとっても4枚が正解という話ではありません。この記事では、その前提を崩さない範囲で、実際にどうだったかを書いていきます。

先に結論:4枚にして変わったのは「切り替え」と「受け渡し」だった

モニター4枚の実際の配置図。中央にMSI G274QPF E2の2560x1440、左に1枚、右に2枚を上下に重ねて並べている
Windowsが返した表示座標をそのまま図にしたもの。右の2枚は上下に重ねている。

モニターを増やすかどうか迷っている人が知りたいのは、たぶん「増やすと具体的に何がどう変わるのか」だと思います。私の場合、変わったのは作業の速さそのものというより、作業と作業のあいだにあった手間でした。

ひとつは、各モニターにそれぞれの作業画面や確認画面を置いておけること。片方でコードや設定をいじりながら、別の画面ではその結果を出しっぱなしにしておける。これができると、確認するたびに画面を切り替える動作が消えます。もうひとつは、ウィンドウ間のドラッグ&ドロップです。ファイルやテキストを別の画面へ持っていく操作が、そのまま横に引っぱるだけで済むようになりました。

地味な変化に見えるかもしれません。実際、地味です。ただ私がやっている作業は、この「切り替え」と「受け渡し」が一日に何度も発生する種類のものでした。だから効いた、という順番です。逆に言えば、こうした動作があまり発生しない作業のしかたをしている人にとっては、同じ効果は出ないと思います。

「速くなった」とは言い切らないでおきます

ここで正直に書いておきたいのは、私は作業時間を計測していないということです。モニターを増やす前と後で、同じ作業が何分から何分になったのか、という数字は持っていません。だから「効率が何%上がった」という言い方はできません。

持っているのは、切り替えの動作が減って楽になったという実感だけです。この記事で書けるのはそこまでです。数字で裏づけたレビューを期待して来た人には申し訳ないのですが、無い数字を作るよりは、この形で書いたほうが誠実だと思っています。

使っている4枚の内訳: メインが MSI G274QPF E2、サブが ASUS VC239 2枚と ASUS VG258 です。実機の情報を見ると製造年は2017年・2019年・2021年・2023年とばらばらで、用途で選び分けたというより、必要になるたびに1枚ずつ足していった結果そうなりました。なお機種ごとの使い比べはしていません。同時に並べて使っているだけなので、どれが優れているという話は書けません。

なぜ4枚になったのか:やっている作業の中身

私はいまSNS運用代行のフリーランスをしていて、そのかたわらで自分の作業を自動化する仕組みを組んでいます。もともとは飲食の現場に10年いた人間なので、パソコンに詳しかったわけではありません。独立してから必要に迫られて覚えた側です。

いま動かしている仕組みでいうと、Threadsを1日5本、Xも同じ時間に1日5本、全自動で投稿しています。Windowsのタスクスケジューラーと、Pythonと、API直叩きで組んだものです。毎朝AIが投稿文をまとめて生成して、Googleドライブにテキストで保存し、投稿スクリプトがそれを読んで投げる、という流れになっています。

この作りだと、確認する場所が自然と分散します。スクリプトを書いているエディタ、タスクスケジューラーの一覧、Googleドライブに落ちているテキスト、Discordに飛んでくる通知、実際に投稿されたSNSの画面。ひとつの作業をするのに、見ておきたい場所が複数あるという状態が常にありました。

「見ておきたい場所が複数ある」が一番の理由

自動化を組んでいると、書いたものがその場では正しいかどうか分からないことがよくあります。実際に走らせて、ログを見て、通知を見て、出力先を見て、はじめて分かる。この確認の連鎖が、画面の切り替え回数として積み上がっていきます。

例として書くと、Xの自動投稿を組んだとき、タスクは全部「準備完了」と表示されていたのに、実際は一度も動いていなかったことがありました。原因は登録スクリプトで変数名にPowerShellの予約語を使っていて、タスクに渡す引数が丸ごと空になっていたことです。エラーもログも残らないので、気づくのに時間がかかりました。

こういう失敗を経験すると、「表示だけを信じない」確認のしかたが身につきます。そして確認する対象が増えると、置いておきたい画面も増える。私の場合、4枚に落ち着いた理由はここでした。最初から4枚を目指したというより、確認したいものが増えていった結果です。

良かった点:切り替えが消えると、思考が途切れにくくなる

オンラインで学ぶ様子

4枚にしてよかったことを、もう少し細かく書きます。

  • 各モニターにそれぞれの作業や確認画面を固定して置けるので、切り替え操作が発生しない
  • ウィンドウ間のドラッグ&ドロップが、横に引っぱるだけで済む

台帳に書いてあるのはこの2点だけです。無理に増やしても仕方ないので、この2つを掘り下げます。

まず切り替えについて。画面を切り替える動作そのものは一瞬です。ショートカットを覚えていれば1秒もかからない。だから理屈のうえでは、切り替えが減ってもたいして変わらないはずなんです。

それでも楽になったと感じるのは、切り替えている最中に「いま何を確認しようとしていたか」を保持し続けないといけないからだと思っています。画面が切り替わるあいだ、頭のなかで確認事項を持ち続ける必要がある。置きっぱなしにできるなら、視線を動かすだけで済みます。この差が、体感としてはそれなりに大きかったです。

これは私の解釈なので、そう感じない人もいると思います。一般に、ウィンドウの切り替えコストについてはいろいろな考え方があると言われています。私は自分の実感として、上のように受け取ったというだけです。

ドラッグ&ドロップは、思っていたより使う

もうひとつのドラッグ&ドロップについて。これは4枚にする前は、正直そこまで期待していませんでした。ファイル移動くらいしか思い浮かばなかったからです。

実際に使ってみると、想像より頻度が高かった。生成されたテキストを別のウィンドウに落とす、確認したい画像をチャットに投げる、スクリーンショットを所定の場所に置く。こうした動作が、1枚の画面のなかでウィンドウを重ねて位置を調整してから、という手順を踏まなくてよくなりました。

単純な話ですが、物理的に離れた場所に置いてあるから、重ならない。これが効いています。1枚でやっていたころは、ドラッグする前にウィンドウの大きさや位置を整える作業が挟まっていました。それが無くなった、というのが正確なところです。

困った点:費用がかかる、それだけでした

レビューとして、困った点も同じ密度で書きたいのですが、正直に言うと出てきたのは費用の話だけです。使い勝手の面での不満は、いまのところありません。

費用については、当然ながらモニターの枚数だけ本体代がかかります。私が買ったモニターの具体的な価格や購入時期は、ここでは書きません。記録として残していないからです。書けないものを書くわけにはいかないので、その点はご了承ください。

ただ、増やすかどうかを迷っている人に伝えたいのは、費用は一度に発生させなくていいということです。私も最初から4枚だったわけではなく、必要に応じて増えていった結果として今の枚数になっています。1枚増やしてみて、自分の作業に効くかどうかを確かめてから次を考える、という進め方でも遅くはないと思います。

「不満が出ていない」は、褒め言葉としては弱い

ここは正直に書いておきます。私はいま4枚のモニター環境に不満が無いのですが、それは「最高だ」という意味ではなく、「困っていない」という意味です。

レビュー記事でよくあるのは、不満が無いことをそのまま長所に変換して書くパターンです。「不満が無い=完成度が高い」という書き方はできてしまう。でもそれは、単に私が気づいていないだけかもしれないし、比較対象を持っていないだけかもしれません。

私は他のモニター構成を試したことがありません。3枚だったらどうか、2枚+大きい1枚だったらどうか、といった比較はできない立場です。だから「4枚がベストだった」ではなく「4枚でいまのところ困っていない」という言い方までにとどめます。

周辺機材:モニター以外はどうなっているか

モニターの話だけだと環境が見えにくいと思うので、いま使っているものを並べておきます。ここも、聞かれていない使用感は書きません。

パソコンは自作のデスクトップです。デスクも自作しました。キーボードは Razer BlackWidow V3、マウスは Razer Basilisk V3、ヘッドセットは Razer BlackShark V2 Pro を使っています。Razerのこの3点については、基本的に問題なく使えていて、特に不満は出ていないというのが結論です。打鍵感がどうとか、遮音性がどうとか、そういう評価軸で語れるほど細かく比較していないので、そこは書きません。

マイクはオーディオテクニカの AT2020、オーディオインターフェイスは同じくオーディオテクニカの AT-UMX3 です。ネット回線はビッグローブ光で、速度は250〜350Mbpsくらい。ここも特に不満はありません。

椅子だけは、変化を感じている(ただし断定はしない)

周辺機材のなかで、唯一「変わったかもしれない」と感じているのが椅子です。いまはSYALENという椅子を使っていて、その前は普通のデスクチェアでした。

替えてから、肩こりと腰痛が緩和されたような気がしています。ただ、はっきり治ったとまでは言い切れません。同じ時期に他のことも変わっている可能性がありますし、体調の波もあります。椅子だけの効果として切り分けられていないので、ここは曖昧なまま残しておきます。

「椅子を替えたら肩こりが治りました」と書いたほうが記事としては強いのは分かっています。でも私が実際に思っているのは「気がする」までなので、そのまま書きます。椅子への不満は、いまのところありません。

モニターを増やすか迷っている人へ:判断の材料になりそうなこと

オンラインでつながる様子

ここまで自分の環境の話をしてきましたが、これから増やすかどうかを考えている人向けに、私が思っていることを書きます。あくまで私の用途での話なので、そのつもりで読んでください。

まず、増やして効くかどうかは「置きっぱなしにしたい画面が何枚あるか」で決まると思っています。作業中ずっと見ていたい画面、結果を出しておきたい画面、通知を流しておきたい画面。これを数えて、いま持っている枚数を超えているなら、増やす意味があるはずです。逆に、1つの画面に集中する作業がほとんどなら、増やしても置くものが無いと思います。

私の場合は、自動化の仕組みを組んでいる関係で、確認しておきたい画面がもともと多い作りになっていました。だから枚数が効いた。これは作業内容に強く依存する話です。

「増やせば集中できる」ではないと思う

もうひとつ書いておきたいのは、モニターを増やすことと集中できることは、たぶん別だということです。

画面が増えれば、見えるものも増えます。通知を出しっぱなしにしていれば、その分だけ視界に入る。私は通知の出しかたを別で整理しているのでいまは困っていませんが、何も考えずに枚数だけ増やすと、単に情報が増えるだけになる可能性はあると思っています。

実際、私は自動化の通知をDiscordに集約していて、失敗したときにだけ気づける形にしています。この設計が先にあったから、画面を増やしても情報が氾濫しなかったのかもしれません。順番としては、何を見たいかを決めてから枚数を考えるほうが、たぶん健全です。

設置場所と机のことも、一応

枚数を増やすときに考えることとして、置く場所の問題があります。私はデスクを自作しているので、そこは自分の環境に合わせられました。ただこれは誰にでもできる前提ではないので、既製品のデスクを使っている場合は、置けるかどうかを先に確認したほうがいいと思います。

一般に、モニターアームなど設置方法の選択肢はいろいろあると言われています。ただ私は自分の環境で試したものしか書けないので、具体的な製品の紹介はしません。使ったことのないものをおすすめとして出すのは、この記事の趣旨と合いません。

環境を整えることと、成果が出ることは別だという話

最後に、作業環境の記事としては少し外れるかもしれませんが、書いておきたいことがあります。

私はいま、モニター4枚の環境で自動化の仕組みを組んで、SNSに毎日投稿を出し続けています。でも、その結果はといえば、6月25日から7月27日までに87本を自動投稿して、その間フォロワーは0人のままでした。7月27日時点で数えたとき、7月のビューは527、いいね7、返信0、リポスト0。返信は一度も来ていません。

環境を整えれば作業はしやすくなります。それは実感としてあります。でも作業がしやすくなることと、その作業が届くことは、完全に別の話でした。私はそれを、この2ヶ月ではっきり味わっています。

だから「モニターを増やせば仕事がうまくいく」という書き方はしません。増えたのは、切り替えの手間が減ったことと、ドラッグ&ドロップが楽になったこと。それ以上でも以下でもない、というのが正直なところです。

それでも、環境を整えた意味はあったと思っている

ただ、無意味だったとも思っていません。手応えが無い時期がしばらく続いたあとで、急に変化が来ることがあるのを、別のところで経験しているからです。引き継いだクライアントの案件をコンセプトから作り直したものが、最近になって伸びました。伸びるまで手応えは一切なくて、やっている最中は効いているのかどうか分からないままでした。

環境の話も、たぶん似ています。切り替えが1回減ったこと自体は、その日の成果には現れません。でも、その状態で毎日作業を続けられるかどうかは、長い目で見ると効いてくるのかもしれない。断定はできませんが、私はそう思って使っています。

まとめ

これからを考える様子
  • モニターを4枚使っている。メインがMSI、サブがASUS。
  • 良かった点は2つ。各モニターに作業や確認画面を置けるので画面を切り替えなくて済むことと、ウィンドウ間のドラッグ&ドロップが楽なこと。
  • 困った点は費用がかかることくらい。使い勝手の面での不満は出ていない。
  • ただし作業時間は計測していないので、「効率が上がった」という数字は持っていない。あるのは切り替えが減って楽になったという実感だけ。
  • 他のモニター構成を試したことがないので、「4枚がベスト」ではなく「4枚でいまのところ困っていない」までしか言えない。
  • 増やして効くかどうかは、置きっぱなしにしたい画面が何枚あるかで決まると思っている。作業内容に強く依存する。
  • 周辺機材はキーボードが Razer BlackWidow V3、マウスが Razer Basilisk V3、ヘッドセットが Razer BlackShark V2 Pro。基本的に問題なく使えていて、特に不満は出ていない。
  • 椅子はSYALEN。前は普通のデスクチェアだった。替えてから肩こりと腰痛が緩和されたような気がしているが、はっきり治ったとまでは言い切れない。
  • マイクは AT2020、オーディオインターフェイスは AT-UMX3、回線はビッグローブ光で250〜350Mbpsくらい。特に不満はない。
  • 環境が整うことと成果が出ることは別だった。87本自動投稿してフォロワーは0人のままだったので、そこは正直に書いておく。

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