デスクライトは要るのか|買わないまま在宅ワークを続けている私の決め方

デスクライトは要るのか|買わないまま在宅ワークを続けている私の決め方 椅子・デスク

この記事では、在宅ワークのデスクライトを買うかどうかを、自分の作業から決める順番を書いています。結論から言うと、私はデスクライトを買っていません。買わないまま在宅で仕事を続けていて、今のところ困っていません。ただ「だから要らない」と言い切るつもりはなくて、どういう人には要ると思うか、私ならどんな順番で確かめるかまで書きます。

書いているのは、元・調理師で飲食の現場に10年いて、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立した人間です。自作のデスクトップに、モニターを4枚。デスクも自作。椅子はSYALEN。そういう環境で毎日作業しています。買ったものの話は他の記事でも書いていますが、この記事は買っていないものの話です。

結論:私はデスクライトを買っていません

まず事実として、私の作業机にデスクライトはありません。検討した結果として見送ったというより、必要だと感じる場面が来ないまま今日まで来た、というのが正直なところです。

このサイトでは、実際に使っている道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。だから「使っていないもの」については、使ったふりをして書きません。デスクライトについて私が書けるのは、無いままやってみてどうだったかと、もし買うとしたらどこを見るか、その二つだけです。逆に言えば、その二つは実際に持っていない人間にしか書けない部分でもあると思っています。

「これを買えば快適になります」という話を期待して読み始めた方には、少し肩透かしかもしれません。ただ、道具を増やす前に一度立ち止まる材料としては、たぶんこちらのほうが役に立ちます。

買わなかったのは、判断というより順番の問題でした

格好よく「不要だと判断しました」と書きたいところですが、実際は違います。買えなかった時期があった、というのが最初の理由です。

私は独立するときにスクールへ通いました。費用は約70万円、期間は6ヶ月です。そのあと、独立してから半年くらいは無収入でした。さらにそのあとの半年くらいも、収入は一桁万円台です。その間はアルバイトをしながら食いつないでいました。

この時期に、作業机の照明を良くしようという発想は一切ありませんでした。仕事が取れないので毎日なにかしら試行錯誤していて、ココナラでコンサルをやったり、YouTubeをやったり、クラウドソーシングをやったり、思いつくものは一通り試していた頃です。手元が明るいかどうかより先に、来月どうするかのほうが大きかった。

そのときの癖が、今も残っています。何かを買う前に、まず無いままやってみる。それで困らなければそのまま。困ったら買う。デスクライトは、今のところ前半で止まっているだけです。判断が優れていたわけではなく、順番がそうなっているだけだと思っています。

無いままで困っていない理由を、自分の作業から説明します

オンラインで学ぶ様子

とはいえ、誰でも無くて平気というわけではないはずです。なぜ自分の場合は困らないのかを、環境の側から説明してみます。

  • モニターを4枚使っていること。 目の前に光っている面がそれなりの数あります。手元を照らす道具ではありませんが、机の周りが真っ暗にはなりません。
  • 作業のほとんどが画面の中で終わること。 SNSの運用も、記事を書くのも、仕組みを組むのも、手を動かす先は画面とキーボードです。紙に書き込んだり、細かい部品を見分けたりする作業が日常的にはありません。
  • 机の上に物が少ないこと。 デスクは自作で、置いてあるのはキーボードとマウスとマイクくらいです。手元をよく見なければ進まない作業が、そもそも机の上に発生していません。

つまり私が困っていないのは、デスクライトが不要な道具だからではなく、手元をよく見る作業をほとんどしていないからです。ここが違う人は、たぶん結論も変わります。

ちなみにモニターを4枚にして良かったのは、それぞれに作業や確認画面を置けるので画面を切り替えなくて済むことと、ウィンドウ間のドラッグ&ドロップが楽なことでした。困った点は費用がかかることくらいで、使い勝手の面での不満は出ていません。明るさの話とは直接関係ありませんが、机の上がどういう状態かの参考にはなると思います。

買って使っていない道具があるので、慎重になりました

私は道具選びが上手いわけではありません。実際、買ったのに使っていないものがあります。マイクです。オーディオテクニカのAT2020と、オーディオインターフェイスのAT-UMX3を持っていますが、日常的には使っていません。

買ったときは、これがあれば環境が整うと思っていました。実際に届いて、机に置いて、それで終わっています。使っていないと気づいたときは、少し情けない気持ちになりました。悪い買い物をしたというより、自分が何に困っていたのかを言葉にしないまま買っていたのだと思います。

この経験があるので、机まわりの道具を足したくなったときは、一度止まるようになりました。「あると良さそう」と「無いと進まない」は、買う前だとよく似て見えます。私はその二つを見分けそこねたことがあります。デスクライトについて強気に「絶対に要りません」と書けないのも、同じ理由です。私は外し損ねる側の人間なので、自分の実感だけを根拠にしないようにしています。

それでも椅子は買ってよかったので、道具を否定したいわけではありません

誤解のないように書いておくと、私は「道具にお金を使わないほうがいい」とは思っていません。買って効いたものもあります。

椅子です。今はSYALENを使っていて、その前は普通のデスクチェアでした。替えてから、肩こりと腰痛が緩和されたような気がしています。ただしはっきり治ったとまでは言い切れません。同じ時期に他のことも変わっているので、椅子だけの効果だと断言するのは無理があります。それでも、今のところ椅子への不満は出ていません。

この差は、買う前に困っていたかどうかだと思っています。椅子のときは、座っていること自体がしんどいという実感が先にありました。マイクのときは、それがありませんでした。先に困りごとがあった買い物は残り、無かった買い物は机の上で止まっている。私の場合は、きれいにそうなっています。

デスクライトを検討するなら、私ならこの順番で見ます

動画編集の作業画面

ここまでを踏まえて、もし今デスクライトを買うか迷っている方がいたら、私ならこの順番で確かめます。買わない方向に誘導したいわけではなく、買うにしても外しにくくなる順番のつもりです。

1. 困っていることを、道具の名前を使わずに書き出す

「デスクライトが無い」ではなく、「夕方以降、手元の細かい作業がやりにくい」「画面と机の明るさの差がきつい」のように、起きていることのほうを書きます。ここで何も出てこないなら、まだ買うタイミングではないかもしれません。私のマイクは、ここが空欄のまま買ったものでした。

2. 部屋の照明と画面の明るさを先に触る

今ある設定を変えるのは無料です。部屋の電気の明るさ、画面の輝度、机を置いている向き。ここを一度動かしてみて、それでも残る不満が本当の不満だと考えています。順番として、お金のかからない側から試すほうが判断もしやすいです。

3. 手元を見る作業が1日にどれくらいあるか数える

紙を読む、書き込む、機材のケーブルを差し替える、細かい部品を扱う。こういう作業がまとまってある人は、私とは環境が違います。私の場合はここがほとんどゼロだったので、無いままで済んでいます。ここの数が多い人ほど、買う側に寄ると思っています。

4. それでも残るなら買う

1から3を通しても不満が残るなら、それは道具で解く価値がある不満だと思います。製品の価格や仕様は時期によって変わるので、ここでは具体的な機種名は書きません。2026年8月時点の情報も、読む頃には変わっている可能性があります。最新の条件は必ず公式で確認してください。

なお、目の疲れや不調そのものについては、私は専門的なことを言える立場にありません。症状が続いているなら、道具より先に専門の方に相談するほうが確実だと思います。

私が「買う」側に回るとしたら、どんなときか

自分の中では、条件をいくつか決めています。次のどれかが起きたら、そのときは検討すると思います。

  • 手元で見る作業が増えたとき。撮影まわりの機材を触る時間が増えたり、紙を扱う仕事が入ったりした場合です。
  • 作業する時間帯が今より夜に寄ったとき。前職は昼に出勤して真夜中に退勤する生活でしたが、当時は家で作業をしていませんでした。生活の形が変われば、机の条件も変わります。
  • 部屋そのものを変えたとき。今の環境で困っていないというのは、今の部屋と今の机の話でしかありません。

逆に言えば、この条件のどれも起きていない今、買う理由が自分の中に見つかりません。買わない理由ではなく、買う理由のほうを先に決めておくと、迷った日に判断がぶれにくくなります。

「買わない」は決定ではなく、保留にしておく

AIを使って作業する様子

ひとつだけ気をつけているのは、買わないと決めたことを結論にしてしまわないことです。

クライアントの案件で、引き継いだアカウントをコンセプトから作り直したことがありました。伸びるまで手応えは一切なくて、やっている最中は効いているのかどうか分からないままです。それが最近になって伸びて、素直にうれしかったですし、正直に言えば自分でも驚きました。それ以来、反応が無い期間をすぐ失敗とは思わないようにしています。

道具についても同じで、「今は要らない」は「この先も要らない」とは違います。私はデスクライトを保留にしているだけで、否定しているわけではありません。保留にしておくと、環境が変わったときに素直に買えます。要らないと決め切ってしまうと、必要になったときに自分の過去の判断が邪魔をします。

まとめ

この記事の要点をまとめます。

  • 私はデスクライトを買っていません。無いままで、今のところ困っていません。
  • 困らない理由は、手元をよく見る作業がほとんど無いからです。道具の性能の話ではありません。
  • 買って使っていない道具(マイク)があるので、机まわりの買い物は一度止めるようにしています。
  • 一方で椅子は買ってよかったものです。先に困りごとがあった買い物は残り、無かった買い物は止まっています。
  • 検討するなら、困っていることを道具の名前を使わずに書き出す、無料でできる調整を先に試す、手元作業の量を数える、それでも残るなら買う、の順番で見ます。

もし今、机まわりで何かを足したくなっているなら、まず「無いままだと何が進まないのか」を一文で書いてみてください。それが書けないうちは、私のマイクと同じ場所に置かれる可能性があります。書けたなら、その一文が製品選びの基準そのものになります。

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