在宅でSNS運用代行をしている、さとりです。元は調理師で、飲食の現場に10年いたあと、フリーランスとして独立しました。いまはインスタグラムの運用代行とMEOの運用代行を業務委託で受けていて、仕事はほとんど全部、このパソコンの中で終わります。
この記事が答えるのは、「仕事用のパソコンをコスパで選ぶと、実際にはどうなるのか」という質問ひとつです。パソコンの選び方の正解を出す記事ではなく、コスパで選んだ人間がその後どうなったかを、手元の実機の値のまま書きます。
先に結論|性能では困っていません。困ったのは設定のほうでした
結論から書きます。私の場合、部品の性能で困ったことは、いまのところありません。仕事の作業が止まったことも、重くて待たされたことも起きていません。
そのかわり、困った場所は別にありました。スペック表に載っている数字ではなく、買ったあとに自分で設定を見に行かないと分からない場所です。私はそこを見ていなかったせいで、4枚あるモニターを全部60Hzのまま使っていました。自分では「メインだけ144Hz」で使っているつもりでした。
つまり「コスパで選ぶとどうなるか」の答えは、私の実感としては「性能はだいたい合う。合わないのは、選ぶときに見ていない場所」ということになります。以下、その中身を順番に書きます。
いま使っているパソコンの中身(2026年8月時点)
本体は自作のデスクトップです。中身は次のとおりです。
- CPU: AMD Ryzen 9 7900X(12コア24スレッド)
- メモリ: 64GB(32GBが2枚)
- ストレージ: Lexar SSD NM790 の2TB が1枚。ハードディスクは付けていません
- グラフィックボード: NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER
- OS: Windows 11 Home
この型番と数値は、2026年8月に実機から取得したものです。製品の仕様や価格はそのときどきで変わるので、これから買う方は最新の情報を公式で確認してください。ここに書いてあるのは、あくまで私の環境で実際に動いているものの内訳です。
このうち、私が「コスパで選んだ」と言えるのは、CPUとメモリとストレージの3つです。
私はこのパソコンで何をしているか

構成の話をする前に、何に使っているかを書いておきます。ここが違うと、同じ構成でも結論が変わってしまうからです。
いまやっているのは、インスタグラムの運用代行とMEOの運用代行です。実際の作業は、企画と台本の作成、編集の指示、投稿作業、月次の分析。この4つが大部分を占めます。
大事なのは、動画の編集そのものを、いまの仕事では自分でやっていないことです。やっているのは編集の指示までです。独立したころはクラウドソーシングで動画編集の案件を受けていましたが、いまの業務委託ではその工程は自分の手元にありません。
もうひとつ、このパソコンは自分の投稿を毎日決まった時間に出す仕組みを動かしています。中身の作り方はこのサイトの担当ではないので置きますが、パソコンが落ちていると出ないという程度には常時動いています。実際、2026年7月14日には投稿が3件失敗していて、原因はPCが落ちていたことでした。デスクトップを使い続けているのは、そういう使い方をしているからでもあります。
「コスパで選んだ」と言えるのは、正直ここまでです
この見出しの下に、何と比べてコスパが良いと判断したのか、予算はいくらに置いていたのか、といった選定の過程を書けると、記事としては親切だと思います。
でも書きません。手元に確かに残っているのは「決め手はコスパだった」「特に不満はない」という2行だけで、その手前の比較の過程を、私は確かなものとして持っていないからです。
ここでもっともらしい比較の流れを後から書くことはできます。ただそれは思い出ではなく作り話です。しかも読んでいる側からは見分けがつきません。自分の投稿文をAIに書かせていたとき、本当は68本なのに62本と書かれていたことがありました。文章としては自然なので、読んでも気づけないのです。あれ以来、根拠を1行示せないことは書かないようにしています。
なので、この記事で私が書けるのは「選んだ結果どうなったか」だけです。以下はその話です。
スペック表の外側でつまずいた話|モニター4枚とリフレッシュレート
モニターは4枚使っています。4枚とも、外付けのグラフィックボード1枚から出しています。CPUに内蔵されているAMD Radeonグラフィックスも認識はされていますが、そちらには画面がつながっていません(解像度が返ってきません)。
接続方式は3種類が混ざっています。Windowsが返した内訳は、HDMIが1枚、DVIが2枚、DisplayPortが1枚。同じ1枚のアダプタから出ているのに、ケーブルの種類はばらばらです。増設した時期がそれぞれ違うので、そのときに挿せるところへ挿してきた結果だと思います。
4枚とも60Hzで動いていました
2026年8月16日、リフレッシュレートを実機で確認しました。私はずっと「メインだけ144Hz」だと思っていたのですが、実際は4枚とも60Hzで動いていました。思い込みが完全に外れていた、というのが正直な感想です。
144Hzが選べる状態だったのは、私が思っていたメインではなく、右側の1枚(ASUS VG258)のほうでした。その日に60Hzから144Hzへ変えました。165Hzも選べる状態でした。
メイン(MSI G274QPF E2)のほうは、当時使っていた2560×1440では60Hzまでしか選べず、設定では直りませんでした。 出せる組み合わせを全部見ると、3840×2160は30Hzまで、2560×1440は60Hzまで、1920×1080は120Hzまで。そこで解像度を1920×1080へ下げて、120Hzにしました。残る2枚(ASUS VC239)は、そもそも60Hzまでの機種です。
結果として、いまは4枚とも1920×1080で揃っています。メインが120Hz、右側の1枚が144Hz、残る2枚が60Hz。解像度を上げるのではなく下げる方向の変更になったのは、自分でも意外でした。
ここで思ったのは、これは性能が足りていなかった話ではないということです。部品は最初から出せる状態にありました。私が見に行っていなかっただけです。コスパで選んだかどうかとはまったく別の場所で、いちばん長く損をしていました。
回線でも同じことが起きていました

ネット回線はビッグローブ光で、契約は10ギガのプランです。選んだ理由は「自分の地域だと速度が速いから」でした。
ただ、実際に出ている速度は250〜350Mbpsくらいです。パソコンの有線LANは Realtek PCIe 5GbE Family Controller で、リンク速度は1Gbpsで接続されています。
どこがどう効いてこの速度になっているのかまでは調べていないので、原因は書きません。分かっているのは、契約に書いてある数字と、実際に出ている数字は別だったということだけです。そして仕事で使っている範囲では不満が出ていないので、そのままにしています。
モニターのときと同じ形だと思いました。選ぶときに見る数字と、いま実際に出ている数字は、別々に確認しないと合いません。
足りているかどうか、まだ判断がついていないところ
ストレージは2TBが1枚だけで、ハードディスクは付けていません。今の使い方では足りています。
ただ、動画編集のようなことをするなら物足りないかもしれない、とは思っています。ここは正直に書いておきますが、これはやってみて足りなくなった話ではなく、いまのところの私の見立てです。使用率をきちんと測っているわけでもないので、空き容量の数字も書きません。
結局、容量が足りるかどうかは数字だけでは決まらず、作業の中身で決まります。私の作業には編集の工程が入っていないので足りている、というだけの話です。同じ2TBでも、毎日素材を取り込む人には別の答えになるはずです。
この決め方が向く人と、向かない人

この記事の決め方が向くのは、自分がパソコンで何をしているか、もう分かっている人です。作業の中身が固まっていれば、そこから必要な条件を出して、あとは価格とのつり合いで決めても、だいたい合います。私はそれで困っていません。
逆に向かないのは、これから作業の中身が変わる予定がある人です。たとえば動画編集を仕事にしていく、といった変化が入るなら、私の構成の考え方はそのまま当てはまりません。私はその工程を持っていない状態での「不満がない」なので、条件が違います。
それともうひとつ。買ったあとに設定を見に行くのが面倒だと感じる人にも、あまり向きません。 私は見に行かなかったせいで、144Hzが出せるモニターを60Hzのまま使っていました。コスパで選ぶというのは、安く済ませることではなく、足りるところまでを自分で確かめ続けることだと思っています。
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まとめ|コスパで選ぶと、何が残るのか
最初の質問に答えます。仕事用のパソコンをコスパで選ぶとどうなるか。私の場合は、性能では困らず、かわりに「自分で見に行っていない設定」だけが残りました。
Ryzen 9 7900X、メモリ64GB、SSD 2TB。決め手はコスパで、特に不満は出ていません。それでも、4枚のモニターは全部60Hzで動いていましたし、10ギガの契約で実際に出ているのは250〜350Mbpsです。性能を上げれば解決した話は、ここにひとつもありません。
だから、値段の比較表を見に行く前にやることがあるとしたら、いま自分が一日でやっている作業を3つだけ書き出してみてください。 私の場合は「企画と台本」「編集の指示」「投稿と分析」でした。それが決まると、どこにお金をかけて、どこはそのままでいいかが、価格より先に決まります。


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