この記事が答える質問は1つです。「自分のモニターが、今この瞬間に何Hzで動いているか」をWindowsでどう確かめるか。
書いているのは、在宅で仕事をしている「さとり」といいます。元は調理師で飲食の現場に10年いて、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立しました。今はデスクトップPC1台にモニターを4枚つないで作業しています。このブログでは、実際に使っている道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。
先に結論を書きます。2026年8月16日に自分の4枚を確かめたところ、4枚とも60Hzで動いていました。 私はそのうち1枚を「144Hzで動いている」とずっと思っていたのですが、そもそも思っていた画面が違いました。144Hzが選べる状態だったのは、メインだと思っていた画面ではなく、右側に置いている別の1枚のほうでした。
確かめる手順そのものは3分で終わります。ただ、確かめたあとに「じゃあ上げよう」としたときに、上がる画面と上がらない画面が出ます。この記事では、手順と、実際に上がった/上がらなかった記録の両方を書きます。
そもそも「何Hzで動いているか」は、思い込みとずれる
リフレッシュレートは、モニターが1秒間に何回画面を書き換えるかの数字です。60Hzなら1秒に60回、144Hzなら144回になります。
ここでややこしいのは、「そのモニターが出せる数字」と「今そのモニターが動いている数字」は別だということです。144Hz対応と書かれたモニターを買っても、つないだだけでは60Hzのままで動いていることがあります。Windows側の設定が60Hzになっていれば、モニターの性能に関係なく60Hzで動きます。
私の場合がまさにそれでした。1枚は144Hzのはずだと思って何年も使っていて、2026年8月16日に実機を見たら60Hzでした。しかも144Hzが選べたのは、私が思っていた画面ですらありませんでした。
思い込みが外れていたと分かったときは、正直あまり良い気分ではありませんでした。設定を一度も見ずに「たぶんこうなっている」で済ませていた時間が、そのまま可視化されたようなものだからです。ただ、確かめる作業自体は本当にすぐ終わったので、見ないでいた理由も特に無かったな、とも思いました。
Windowsで今のリフレッシュレートを確かめる手順
Windows 11 Homeで確認した手順です。私が使っているOSはWindows 11 Homeなので、そこで見える画面をそのまま書きます。
- デスクトップの何もないところを右クリックして、「ディスプレイ設定」を開きます。
- 画面の上のほうに、つないでいるモニターが四角い図で並びます。ここで、確かめたい画面の四角を先にクリックして選びます。
- 下へスクロールして「ディスプレイの詳細設定」を開きます。
- 「リフレッシュ レートの選択」という項目に、今動いている数字が出ています。
手順の中で一番大事なのは2番です。複数枚つないでいる場合、選んでいる画面のぶんしか表示されません。 私は4枚つないでいるので、この操作を4回繰り返して、4枚ぶんの数字を1枚ずつ確認しました。1枚だけ見て「うちは60Hzだった」と結論を出すと、他の画面の状態を見落とします。
「リフレッシュ レートの選択」はドロップダウンになっていて、開くとその画面が今の解像度で選べる数字が並びます。ここに144が並んでいなければ、今の解像度では144Hzにできません。並んでいれば選ぶだけで切り替わります。
選べる数字は「解像度ごと」に変わる
ここが確認するうえでの落とし穴でした。リフレッシュレートの選択肢は、そのモニターに固定でひもづいているわけではなく、今設定している解像度によって中身が変わります。
私のメインのモニター(MSI G274QPF E2、製造2023年)で、出せる組み合わせを全部見たらこうなっていました。
| 解像度 | 選べた上限 |
|---|---|
| 3840×2160 | 30Hz |
| 2560×1440 | 60Hz |
| 1920×1080 | 120Hz |
つまり、解像度を上げるほど選べるリフレッシュレートが下がる形になっていました。「リフレッシュレートの欄に144が無い」と思ったときは、モニターの性能が足りないとは限らず、単に今の解像度だと出せないだけ、という場合があります。確認するときは、リフレッシュレートの数字だけでなく、そのとき何の解像度で見ているかもセットで見ておくと迷いません。
4枚を1枚ずつ確かめた結果

2026年8月16日に、手元の4枚を上の手順で1枚ずつ確認しました。確認前の状態はこうでした。
| 画面 | 確認前の解像度 | 確認前のリフレッシュレート |
|---|---|---|
| MSI G274QPF E2(製造2023年・メイン) | 2560×1440 | 60Hz |
| ASUS VG258(製造2021年・右側) | 1920×1080 | 60Hz |
| ASUS VC239(製造2019年) | 1920×1080 | 60Hz |
| ASUS VC239(製造2017年) | 1920×1080 | 60Hz |
4枚とも60Hzでした。この時点では、私は「メインが144Hz」だと思っていたので、その前提が丸ごと外れていたことになります。
ドロップダウンを1枚ずつ開いて分かったのは、次のことでした。
- 右側のASUS VG258(1920×1080)だけは、144Hzが選べる状態だった。165Hzも選べた。
- メインのMSI G274QPF E2は、2560×1440のままだと60Hzしか選べなかった。
- 残る2枚のASUS VC239(2017年製・2019年製)は、そもそも60Hzまでしか選べない機種だった。
144Hzを持っていた画面は、確かに手元にありました。ただ、それは私が「これが144Hzだ」と思っていた画面ではなく、右側に置いていた別の1枚でした。しかもその1枚も、設定は60Hzのままで動いていました。性能はあったのに、一度も使っていなかったということになります。
設定で上がった1枚と、上がらなかった1枚
確かめたあとに、実際に変更しました。ここで結果が2通りに分かれました。
設定だけで上がった画面
右側のASUS VG258は、ドロップダウンで144Hzを選ぶだけで切り替わりました。解像度は1920×1080のまま、何も触っていません。165Hzも選べる状態でしたが、144Hzにしました。
設定では直らなかった画面
メインのMSI G274QPF E2は、設定では直りませんでした。 2560×1440で使っている限り、リフレッシュレートの選択肢に60Hzより上の数字が出てこなかったからです。ドロップダウンを開いても、選べるものがありませんでした。
この画面は、上の表のとおり1920×1080まで下げれば120Hzが選べます。そこで解像度を1920×1080へ下げて、120Hzにしました。 解像度を落とす代わりにリフレッシュレートを取った形です。
結果として、同じ日に4枚とも1920×1080で揃うことになりました。それまではメインの1枚だけが2560×1440で、残る3枚が1920×1080という構成でした。
もともと上がらない画面
ASUS VC239の2枚(2017年製と2019年製)は、そもそも60Hzまでしか選べない機種でした。ここは設定でどうこうなる話ではないので、60Hzのままです。
確認と変更のあと、4枚がどうなったか
2026年8月16日の作業が終わった時点の状態です。
| 画面 | 解像度 | リフレッシュレート | どうやってそうなったか |
|---|---|---|---|
| MSI G274QPF E2(メイン) | 1920×1080 | 120Hz | 解像度を下げて変更 |
| ASUS VG258(右側) | 1920×1080 | 144Hz | 設定を選ぶだけで変更 |
| ASUS VC239(2019年製) | 1920×1080 | 60Hz | 機種の上限が60Hz |
| ASUS VC239(2017年製) | 1920×1080 | 60Hz | 機種の上限が60Hz |
4枚とも1920×1080に揃い、リフレッシュレートは120Hz・144Hz・60Hz・60Hzという内訳になりました。
ちなみに、この4枚はすべて1枚のグラフィックボード(NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER)から出しています。接続方式は3種類が混ざっていて、Windowsが返した値の内訳はHDMIが1枚、DVIが2枚、DisplayPortが1枚でした。CPU内蔵のAMD Radeonグラフィックスも認識はされていますが、画面はつながっていません(解像度が返りません)。
確認する前に知っておくと迷わないこと

実際にやってみて、事前に分かっていたら早かったな、と思った点をまとめます。
- 1枚ずつ選んでから見る。 複数枚つないでいる環境では、図で画面を選ばないと他の画面の数字は出てきません。
- 解像度とセットで見る。 選択肢は解像度ごとに変わります。144が無いのは、機種の限界とは限りません。
- 選択肢に上の数字が並んでいるなら、選ぶだけで切り替わる。 私の右側の1枚はこれでした。追加で何かを買う必要はありませんでした。
- 並んでいない場合、解像度を下げれば出てくることがある。 ただしそれは解像度を諦めるということなので、どちらを取るかの判断が要ります。
- 古い機種は、上限そのものが60Hzのことがある。 私の2017年製と2019年製の2枚がそうでした。ここは設定では動きません。
あわせて、確認するときに一緒に見ておくと分かりやすいのが、そのモニターの型番と製造年です。私の場合、型番はPCの実機情報から取得しました。製造年が分かると、上限が60Hzでも「そういう年代のものだった」と納得がつきます。
この確認が向く人・あまり関係ない人
この記事のやり方が役に立つのは、次のような状況の人だと思います。
- 高いリフレッシュレートに対応したモニターを持っていて、設定を一度も見たことがない人
- 複数枚つないでいて、どの画面が何Hzなのかを把握していない人
- 「144Hzのはず」という記憶だけで運用している人(私はこれでした)
逆に、あまり関係が無いのは、モニターの上限が60Hzだと分かっている人です。手持ちが60Hzまでの機種だけなら、設定を見ても選択肢が1つしかないので、確認してもすることがありません。私の4枚のうち2枚は、まさにその状態でした。
それから、これは私が答えられない部分としてはっきり書いておきます。60Hzから144Hzに変えて、作業がどれくらい快適になったか、という評価は書きません。 変更したのが2026年8月16日で、この記事で書いているのは設定を確認して変更したという事実までです。使用感まで踏み込むには、まだ確かめられていません。
また、解像度を下げてリフレッシュレートを取ったメインの1枚についても、その判断が正解だったかどうかは、ここでは書きません。実際にやったのは「2560×1440では60Hzしか選べなかったので、1920×1080へ下げて120Hzにした」という操作までです。
確かめるより先に、思い込みを疑うほうが早かった

今回いちばん引っかかったのは、手順の難しさではありませんでした。手順は3分です。引っかかったのは、「確かめる必要があると思っていなかった」ことのほうです。
私は自動化の仕組みを自分で組んでいるのですが、そちらでも同じことをやっています。2026年8月4日には、タスクスケジューラーに登録した自動投稿が全部「準備完了」と表示されていたのに、実際は一度も動いていなかった、ということがありました。表示は正常だったので、疑うきっかけがありませんでした。それ以来、登録したあとは表示だけで安心せず、中身を毎回確かめるようにしています。
モニターも同じでした。画面はちゃんと映っています。映っている以上、困っていることは何もありません。だから見ませんでした。不具合として表に出ない状態は、自分から見に行かないと分かりません。 今回の144Hzも、丸ごと使わないまま終わっていた可能性があります。
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まとめ
最初の質問に答えます。「自分のモニターが今何Hzで動いているか」は、デスクトップを右クリックしてディスプレイ設定を開き、対象の画面を選んでから「ディスプレイの詳細設定」の「リフレッシュ レートの選択」を見れば分かります。 複数枚つないでいるなら、画面を1枚ずつ選んで、その回数ぶん繰り返します。
私の場合は、4枚とも60Hzで動いていました。144Hzが選べたのは1枚だけで、それは自分が思っていた画面ではありませんでした。その1枚は設定を選ぶだけで144Hzになり、メインの1枚は2560×1440では60Hzしか選べなかったので、解像度を1920×1080へ下げて120Hzにしました。残る2枚は機種の上限が60Hzなので、そのままです(いずれも2026年8月16日時点の状態です)。
この記事の趣旨は「高いHzにしましょう」ではありません。今どうなっているかを一度見てから、変えるかどうかを自分の作業で決めればいいということです。見た結果、60Hzのままでいいと判断するなら、それも確かめたうえでの選択になります。私が一番まずかったのは60Hzだったことではなく、確かめていなかったことのほうでした。
なお、モニターの仕様や選べる設定は機種と接続環境で変わります。ここに書いた数字はあくまで私の手元の4枚を2026年8月16日に確認した実測値なので、お使いの機種の仕様は必ずメーカーの公式情報でご確認ください。
もし今、自分のデスクの画面が何Hzで動いているか即答できないようでしたら、この記事を読み終えたあとに1枚だけでも開いてみてください。3分で終わります。


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