ゲーム実況で使っていたマイクを、そのまま仕事で使っている|買い直さずに用途だけ変えた話

ゲーム実況で使っていたマイクを、そのまま仕事で使っている|買い直さずに用途だけ変えた話 在宅ワークの作業環境

この記事が答える質問はひとつです。趣味で買ったマイクは、そのまま仕事で使ってよいのか。

先に結論を書きます。私の場合は、そのまま使っています。ゲーム実況をやっていたころに買ったオーディオテクニカの AT2020 というコンデンサーマイクを、いまはオンライン会議のマイクとして使っています。仕事用に買い直してはいません。

書いているのは「さとり」といいます。飲食の現場に10年いた元調理師で、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立しました。いまは在宅で、インスタグラムの運用代行とMEOの運用代行をしています。作業は企画と台本の作成、編集の指示、投稿作業、月次の分析。人と話すのが得意なほうではないので、オンライン会議は「多くはないけれど、無いわけでもない」くらいの頻度で発生します。

このブログでは、実際に使っている道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。買わなくてよかったもの、必要なかったものもそのまま書きます。今回もその方針で、「買い直さなかった」という判断のほうを書きます。

結論:実況用に買ったマイクを、用途だけ変えて使っています

いま私の机にあるのは、次の2つです。

  • マイク:オーディオテクニカ AT2020
  • オーディオインターフェイス:オーディオテクニカ AT-UMX3

AT2020 は、以前ゲーム実況をやっていたときに買ったものです。実況は YouTube で5年ほどやっていました。芽は出ませんでした。だんだんフェードアウトしてやめた、というのが正直なところで、はっきりやめた瞬間はありません。続けるのが辛くなっていって、いつのまにか止まっていました。

そのときに買った機材が、そのまま机に残りました。マイクもそのひとつです。やめたあとに処分もしなかったし、仕事用に買い直しもしませんでした。いまは会議のときにそれを使っています。

「仕事を始めたから仕事用の道具を揃える」という発想が、そもそも私には無かったのだと思います。あるものが動いているのに、なぜ買うのか、というだけの話でした。

そのときどう思ったか

実況をやめた時点では、この機材が後で役に立つとは思っていませんでした。伸びなかった趣味の残骸、くらいの見え方だったと思います。独立してしばらくは無収入で、そのあとの半年も収入は一桁万円台でした。アルバイトをしながら食いつないでいた時期です。その状態で「会議用のマイクを買う」という選択肢は、そもそも検討の土俵に上がりませんでした。

結果として、いま買わずに済んでいます。ただ、これは私が賢く準備していたからではありません。やめた趣味の道具が、たまたま次の仕事と使う部品が同じだった、というだけです。そこは正直に書いておきます。

実況用に買ったもののうち、いまも仕事で使っているもの

実況のために買ったものを並べると、次のようになります。

  • カメラ
  • ヘッドセット
  • キーボード
  • マウス
  • オーディオインターフェイス

このうち、いま仕事の机に載っていて、名前まではっきりしているものを表にします。

もの機種買った目的いまの用途
マイクオーディオテクニカ AT2020ゲーム実況オンライン会議
WebカメラAnkerwork C310実況でVモデルを動かすためオンライン会議
キーボードRazer BlackWidow V3ゲーム実況日々の作業
マウスRazer Basilisk V3ゲーム実況日々の作業

Webカメラについて補足します。実況では顔を出しておらず、VTuberのアバター(Vモデル)を動かしていました。カメラはそのために買ったものです。会議のために買ったカメラではありません。それがいまオンライン会議で使われている、という順番です。

キーボードとマウスも同じで、ゲーム用に買ったものを、そのまま仕事で使っています。使っていて不満は出ていません。ただ、打鍵感や重さについてきちんと比べたことがないので、「仕事に最適だ」とまでは書けません。書けるのは「不満が出ていない」というところまでです。

この表で言いたいこと

ひとつの机の上で、買った目的といまの用途が一致しているものが、ほとんどありません。全部あとから用途が変わっています。

道具の記事はどうしても「この用途にはこれが最適です」という形になりがちですが、実際の机はそうなっていないことのほうが多いのではないかと思います。少なくとも私の机はそうです。

コンデンサーマイクを会議に使うとき、先に知っておきたいこと

オンラインで学ぶ様子

AT2020 はコンデンサーマイクという種類のもので、USBでそのままパソコンに挿すタイプではありません。動かすにはファンタム電源(+48V)が必要で、私の場合はオーディオインターフェイスの AT-UMX3 を経由してパソコンにつないでいます。

つまりマイク単体では成立しない構成です。ここは、これから会議用のマイクを探している人にとっては素直にデメリットだと思います。

  • マイク本体のほかに、電源を送れる機材が要る
  • 机の上に置くものが1つ増える
  • ケーブルも増える

私はこの構成を、会議のために組んだわけではありません。実況のときにあった状態を、そのまま会議に流用しています。すでに持っているから成立しているのであって、これから会議のためにゼロから同じ構成を組む理由は、私には説明できません。

なお、音質がどう良くなったか、相手からどう聞こえているかについては、比較して確かめたことがありません。ですのでここでは書きません。「コンデンサーマイクにしたから会議の音が良くなった」というようなことは、私の手元に根拠がないので書けません。

製品の仕様や価格は変わります。この記事に書いている構成は2026年8月時点の私の環境で、購入を検討される場合は最新の情報を各メーカーの公式サイトでご確認ください。

持っている道具を仕事に転用してよいか、私が見ている順番

ここからは、私が実際にやったことをもとにした判断の順番です。難しい話ではありません。

1. いま動いているかを確認する

まずこれです。何年か使っていなかった機材は、つないでみるまで分かりません。動くなら、その時点で買う理由がひとつ消えます。

2. その用途に「足りない」と困った場面が実際にあったかを思い出す

ここが一番大事だと思っています。困った場面が思い出せないなら、たぶんまだ買う段階ではありません。

私は会議中に、生活音や家族の声が入って困ったことは特にありません。ただしこれは「困っていない」という話であって、音が入らないことをきちんと確かめたわけではない、という点は正直に書いておきます。作業部屋は6畳で、寝室と兼用です。

3. その道具だけで完結するかを見る

マイクの場合はここでした。AT2020 はマイク単体では動かず、オーディオインターフェイスとセットです。手元にセットで揃っていたから使えているだけで、片方しか無ければ話は変わっていたはずです。

転用を考えるときは、本体だけでなく「それを動かすために要るもの」まで手元にあるかを見たほうがいいと思います。

4. 買い替えは、困ってからでいい

順番としてはこれで足りています。動いていて、困った場面が無くて、必要な周辺も揃っているなら、そのまま使えばいいと思います。

「買ったけれど使っていないもの」も、うちにはあります

動画編集の作業画面

買わずに済んだ話だけ書くとフェアではないので、逆も書きます。私の机の周りには、買ったのに使っていないものがあります。

モニターアームです。いま4枚のモニターをそれぞれアームに載せていて、使っているのは HUANUO(2021年11月3日購入)、TECLUK(2023年6月28日購入)、Bracwiser MD7821(2024年3月3日購入)の3種類です。

これとは別に、2026年7月5日に ACCURTEK のロングポールのアームを、7月11日に suptek のシングルアーム MD6DB を2個買っています。どれも今の構成に入れていません。

理由は、不具合があったからでも、合わなかったからでもありません。付け替えるのが面倒で、そのままになっているだけです。

こういう話は記事に書きにくいのですが、書かないと「全部うまくいっている人」の記録になってしまうので残しておきます。買っただけでは環境は変わりません。実況用のマイクが仕事で使われているのは、机につながったまま残っていたからです。箱のまま置いてあるアームは、買った時点から何も変えていません。同じ「持っている」でも、この2つはまったく別のことだと思っています。

この記事が向いている人と、向いていない人

向いていると思うのは、次のような方です。

  • 実況や配信をやっていて、いまは別の仕事をしている(あるいは並行している)方
  • 在宅の仕事を始めるにあたって、道具を一式揃えるべきか迷っている方
  • 収入が安定していなくて、出ていくお金をできるだけ抑えたい方

逆に、向いていないと思う方も書いておきます。

  • 音声の品質そのものが仕事の成果物になる方。ナレーション、ラジオ、音声コンテンツの配信などがこれにあたります。私は音質を測っていないので、この記事は判断材料になりません。
  • 毎日たくさんの会議があって、少しでも設営を軽くしたい方。マイクとオーディオインターフェイスを経由する構成は、机の上のものが増えます。USBで1本につながるタイプのほうが向いている可能性が高いです。
  • いま何も持っていない方。この記事は「持っているものをどう扱うか」の話です。ゼロから買うなら、私の構成を真似する理由はありません。

ふるいにかけるような書き方になりましたが、急かすつもりはありません。合わない人に合わないと伝えるほうが、結果的に無駄な買い物が減ると思っています。

それでも、道具では解決しなかったこと

在宅ワークのデスク

最後に、マイクの話から少し広げます。

私は初対面の相手とオンラインで話すのが本当に苦手です。人見知りと自信のなさが前面に出てしまうのが、自分でも分かります。正直、その時間が嫌でたまりません。金額を出すときも、自信がないから自分から下げてしまっていました。テキストのやり取りも昔から苦手で、いまも苦手なままです。

マイクをコンデンサーマイクにしても、ここは1ミリも変わりませんでした。道具で解決するのは道具の問題だけです。

だからこそ、道具にかけるお金と時間は、私はできるだけ小さくしたいと思っています。実況用のマイクをそのまま使っているのは、節約の工夫というよりも、そっちに気を取られたくないからという理由のほうが近いかもしれません。

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まとめ

最初の質問に答えます。趣味で買ったマイクは、そのまま仕事で使ってよいのか。私の答えは「動いていて、困った場面が無くて、動かすのに必要なものまで手元に揃っているなら、そのままでいい」です。

私は実際にそうしています。ゲーム実況のために買った AT2020 を、オーディオインターフェイスの AT-UMX3 経由でつないで、いまはオンライン会議のマイクとして使っています。買い直していません。実況で使っていたキーボードもマウスもWebカメラも、同じように用途だけ変わって机に残っています。

そのうえで、正直に書いておきたいことが2つあります。ひとつは、音質を比較して確かめたわけではないので「良い」とは言えないこと。もうひとつは、これは私が計画的に準備した結果ではなく、やめた趣味の道具がたまたま次の仕事と重なっただけだということです。

道具を増やす前に、いま持っているものが何に使えるかを一度見てみる。それだけで買わずに済むものが出てくることがあります。私の場合はマイクがそれでした。一方で、買ったのに箱のままのモニターアームもあります。持っていることと、使っていることは、別のことです。

このブログでは、実際に使っている在宅ワークの道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。買わなくてよかったものも同じように書いていますので、道具を増やすかどうかで迷っているときに、他の記事ものぞいてみてください。

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