在宅ワークの作業環境について書いているブログです。書いているのは、飲食の現場に10年いたあと、SNS運用代行のフリーランスとして独立したさとりという者です。仕事は基本的に家でしていて、オンラインの打ち合わせも家からつないでいます。
この記事が答える質問はひとつだけです。光回線は、住んでいる地域によって選び方が変わるのか。
先に結論を書きます。私がいま使っているビッグローブ光を選んだ理由は、「自分の地域だと速度が速いから」でした。回線そのものの評判でも、料金の安さでもなく、自分の住んでいる場所での速さが理由だったということです。
そして、この記事でいちばん書きたいのはその先です。私はそのとき何と比べたのかを、どこにも書き残していませんでした。だからこの記事は「ビッグローブ光がおすすめです」という話にはなりません。むしろ、他人の「この回線が速い」をそのまま持ってきても自分の家では再現しないこと、そして自分が決めた根拠は残しておいたほうがいいこと、この2つの話です。
結論|選んだ理由は「自分の地域だと速度が速いから」の一点でした
在宅ワークの道具の話をするとき、私はできるだけ「なぜそれにしたか」を書くようにしています。椅子もモニターもデスクも、選んだときに見ていたものがあるからです。
回線については、その理由が一行で終わります。自分の地域だと速度が速いから。これがビッグローブ光にした理由です。
この一行には、書いてあること以上のものが入っていません。全国どこでも速い、という意味ではありませんし、他社より優れている、という意味でもありません。自分の住んでいる場所での話として、速いと判断した、というところまでです。
回線というのは、機械としては家の外にあります。モニターや椅子と違って、自分で持ち込んで自分の部屋に置くものではありません。同じサービス名でも、つながる先の環境は住んでいる場所によって変わります。だから私は、回線に関しては「どこの回線か」よりも先に「自分の場所ではどうか」を理由に置いた、ということになります。
正直に書くと、何と比べたのかを書き残していませんでした
この記事を書くにあたって、自分の記録を見直しました。使っている道具については、いつ買ったか、何を見て決めたか、使ってみてどうだったかを、できるだけ残すようにしています。
ところが回線については、何と比べたのか、速度の情報をどこで見たのか、料金を比較の材料に入れたのかが、どこにも残っていませんでした。残っているのは「自分の地域だと速度が速いから選んだ」という結論だけです。
ここは、思い出して書くこともできる場所だと思います。たぶんこうだった、という文章にすれば、記事としては読みやすくなります。でもそれは書きません。もっともらしい理由は、読んでも嘘だと分からないから危ないというのが、このブログでいちばん気をつけていることだからです。
そういうわけで、この記事には比較表が出てきません。「A社とB社とC社を比べて、うちの地域ではこうだった」という中身は、私の手元に無いからです。無いものを書かないと決めると、記事は薄くなります。それでも、自分が確かめていない比較を並べて「参考にどうぞ」と出すよりは、こちらのほうが誠実だと思っています。
「速い」の中身|いま実際に出ているのは250〜350Mbpsくらいです

速い、という言葉は人によって指しているものが違います。私の場合の中身を書いておきます。
いま実際に出ている速度は、250〜350Mbpsくらいです。2026年8月時点の話で、測るタイミングによって数字は動きます。
この速度で、在宅ワークをしていて不満は出ていません。私の仕事は、オンラインの打ち合わせと、ブラウザでの作業と、ファイルのやり取りが中心です。この使い方の範囲では、回線が理由で止まったと感じる場面が今のところありません。
ここで大事なのは、「速い」の基準が自分の仕事の中身で決まるということだと思っています。数字が大きいほど良い、という比べ方をすると、いくらでも上があります。そうではなくて、自分の作業が引っかからないかどうかで見ると、必要な線はもっと手前にあります。
私は250〜350Mbpsで足りています。これは「250Mbpsあれば誰でも足りる」という意味ではありません。動画を扱う量が多い人や、家族が同時に使う環境では、また違う答えになるはずです。私に言えるのは、私の使い方ではこの速度で困っていない、というところまでです。
契約している数字と、実際に出ている数字は別でした
もう一つ、選ぶ前に知っておくとよかったと思っていることがあります。
私が契約しているのは10ギガのプランです。名前の上では、さっき書いた250〜350Mbpsという実測値とは桁が違います。契約している数字と、実際に手元で出ている数字は、同じではありません。
うちの場合、パソコンにつないでいる有線LANが1Gbpsでリンクしています。パソコン側の部品としてはもっと上まで対応しているものが付いているので、部品の上限で止まっているわけではありません。ただし、なぜそこで頭打ちになっているのかは確かめていないので、原因は書きません。機器なのか、ケーブルなのか、設定なのか、確かめずに一つ書いてしまえば、それは私が確認していない話になります。
ここで言いたいのは原因の話ではなく、順番の話です。回線を選ぶときに見るのは契約の数字ですが、実際の作業に効くのは家の中を通ったあとの数字です。この2つはつながっていますが、同じではありません。上のプランにすれば手元の数字がそのまま上がる、という前提で選ぶと、期待とずれることがあります。
プランの内容も料金も提供エリアも、時期によって変わります。契約を検討するときは、最新の情報を必ず公式サイトで確認してください。
だから「この回線が速い」というおすすめは、そのまま持ち込めません
ここまでを並べると、最初の質問への答えが出ます。
私は自分の地域での速さを理由に回線を選びました。つまり、私の選択の根拠は、私の住所に紐づいています。その根拠は、住所が違う人のところへは持っていけません。
在宅ワークの道具は、たいてい持ち運べます。椅子もモニターもキーボードも、引っ越しても同じものが同じように使えます。だから「これが良かった」という話は、読んだ人の家でもだいたい同じように起きます。
回線はそこが違います。同じサービス名を契約しても、つながる環境が違えば結果が変わります。だから回線については、他人のおすすめの再現性がいちばん低いと考えています。私がこの記事で「ビッグローブ光にしましょう」と書かないのは、そういう理由です。
もっと言うと、私自身の理由も「ビッグローブ光が速い」ではありません。「自分の地域だと速い」です。主語が回線ではなく、場所のほうにあります。ここを取り違えると、全国どこでも同じ結果が出る話に見えてしまいます。
これから選ぶ人がやっておくといいこと|決めた根拠を1行だけ残す

私がやっておけばよかったと思っているのは、比較をやり直すことではありません。決めたときの根拠を、1行でいいので残しておくことです。
残っていれば、あとから次のことができます。
- 引っ越したときに、同じ基準で選び直せる
- 今の回線に不満が出たときに、何を優先して決めたのかを確認できる
- 人に聞かれたときに、自分の条件つきで答えられる
逆に残っていないと、私のように「速いから選んだ」という結論だけが手元に残ります。結論だけあっても、条件が変わったときには使えません。
残す内容は難しくなくていいと思っています。決め手にしたこと、比べた相手、そのとき見た情報がどこのものだったか。この3つがメモにあるだけで、次に選ぶときの出発点が変わります。私は道具については残していて、回線については残していませんでした。そのときの自分にとっては当たり前だったことほど、残っていません。
この考え方が向く人と、向かない人
この記事の内容は、全員に向くものではありません。分けて書いておきます。
向く人
- 家で仕事をしていて、回線を自分で選ぶ立場にある人
- おすすめ記事を読んだけれど、自分の家で同じ結果になるのか判断がつかない人
- 速度の数字だけを見て決めることに、なんとなく引っかかっている人
向かない人
- 回線ごとの料金やキャンペーンを横に並べて比べたい人。この記事にその比較はありません
- すでに契約していて、解約や乗り換えの手続きを調べている人。私は乗り換えをしていないので、書けることがありません
- 特定の回線の良し悪しをはっきり判定してほしい人。私は自分の地域での結果しか持っていないので、その判定はできません
絞り込んで書いておくのは、読む時間を無駄にしてほしくないからです。比較表が欲しい人には、この記事は役に立ちません。
使ってみて、いま思っていること

結果として、私はこの選び方で困っていません。速度にも不満は出ていませんし、仕事が回線のせいで止まったという感覚もありません。
ただ、それは結果が良かっただけかもしれないとも思っています。私は比べた記録を残していないので、他の選択肢がどうだったかを自分では言えません。うまくいったから正しかった、とは書けないということです。
道具の話を書いていると、この形にときどき出会います。結果は合っていたけれど、確かめ方は雑だった、という形です。回線については、まさにそれでした。次に選ぶ機会があれば、決め手を残すところからやります。
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まとめ
最初の質問に答えます。光回線は、住んでいる地域によって選び方が変わります。少なくとも私は、自分の地域での速さを理由に選びました。
この記事で書いたことを並べておきます。
- 私がビッグローブ光にした理由は「自分の地域だと速度が速いから」の一点だった
- そのとき何と比べたのかは、書き残していない。だからこの記事に比較表は無い
- いま実際に出ているのは250〜350Mbpsくらい(2026年8月時点)で、この使い方では不満は出ていない
- 契約している数字と、手元で出ている数字は別のもの。うちは有線LANが1Gbpsでリンクしていて、その原因は確かめていない
- 回線の「おすすめ」は住所に紐づくので、他人の結果がそのまま自分の家で出るとは限らない
- だから、決めた根拠を1行だけでも残しておくと、次に選ぶときに使える
もし今まさに回線を決めようとしているなら、比べる前にひとつだけやってみてください。自分の作業のどれが引っかかると困るのかを、先に書き出しておくことです。速度の数字を見比べるのは、そのあとのほうが早く決まります。


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