ゲーミングチェアは在宅ワークに向くのか|私が買わなかった3つの理由と、代わりに選んだ椅子

ゲーミングチェアは在宅ワークに向くのか|私が買わなかった3つの理由と、代わりに選んだ椅子 作業環境

この記事が答える質問はひとつです。「ゲーミングチェアは在宅ワークに向くのか」

先に私の答えを書きます。私は買いませんでした。そして、向く・向かないを判定できる立場にはいません。使っていないものの座り心地は、私には分からないからです。この記事で書けるのは、「私はなぜ候補から外したのか」と、「代わりに選んだ椅子で実際に何が変わって、何は言い切れないのか」の二つだけです。

書いているのは、さとりといいます。もともと調理師で、飲食の現場に10年いました。そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立して、いまは在宅で仕事をしています。作業部屋は6畳の寝室兼用で、自作したデスクにモニターを4枚置いて、そこに一日座っています。この記事の内容は2026年9月7日時点のものです。

「ゲーミングチェア 在宅ワーク」で検索してここに来た人が本当に知りたいのは、たぶん「あの見た目のいい椅子を買っていいのかどうか」だと思います。その答えを他人が出すのは無理です。なので、代わりに「私はどこを見て決めたか」を全部さらします。判断の材料としてだけ使ってください。

結論:買わなかった理由は3つとも、座り心地の話ではありませんでした

自分でも書いていて少し変な感じがするのですが、私がゲーミングチェアを候補から外した理由は、3つとも「座ってみた結果」ではありません。座る前の段階で外していました。

  • 革はすぐぼろぼろになると思っていること
  • デザインが好きではないこと
  • みんなが使っているものは、あまり好きではないこと

並べてみると、機能の話が一つも入っていません。腰がどうとか、リクライニングがどうとか、そういう検討をした形跡が自分の中にないのです。

この事実は、記事にするうえで一度隠したくなりました。「ちゃんと比較して選びました」と書いたほうが、読む人の役に立ちそうな気がしたからです。でもそれは事実ではないので書けません。私はスペックを比べる前に、見た目と手入れの想像で外していた。それが実際に起きたことです。

だからこの記事は、「ゲーミングチェアはやめておけ」という記事ではありません。むしろ逆で、私の外し方はかなり主観的だったという話です。同じ理由が自分にも当てはまるかどうかを、読みながら確かめてもらうのがちょうどいいと思います。

理由1:革はすぐぼろぼろになると思っていた

いちばん強かったのがこれです。合皮の椅子は表面が剥がれてくる、というイメージが私の中にありました。

ここは正直に書いておきますが、私はこれを自分で確かめていません。ゲーミングチェアを何年か使って表面がどうなったか、という経験が私にはないからです。実際の耐久性がメーカーや製品によってどう違うのかも、比較したデータを持っていません。つまりこれは「そう思っていた」という私の思い込みの部分であって、事実として提示できるものではありません。

ただ、椅子選びというのは案外そういうもので、決め手になったのは検証済みの数字ではなく、頭の中にあったイメージのほうでした。買う前に確かめようがないことについては、結局イメージで決めるしかない場面が出てきます。

もしあなたが「合皮でも問題なく何年か使えている」という実感を持っているなら、この理由1はまるごと無効です。私のイメージにあなたが付き合う必要はありません。

理由2:デザインが好きではなかった

オンラインで学ぶ様子

これも機能の話ではありません。単純に、あの形が私の好みではありませんでした。

ただ、在宅ワークの椅子については、この理由をあまり軽く見なくてよいと思っています。理由は単純で、その椅子は仕事中ずっと視界の一部に居座るからです。私の場合、作業部屋は寝室と兼用の6畳です。仕事が終わったあとも同じ部屋で寝ることになるので、机まわりに置くものは「仕事の道具」であると同時に「部屋にある家具」になります。

会社のオフィスなら、椅子は与えられるものなので好みは関係ありません。在宅だと、選ぶのも置くのも自分です。好きではない見た目のものを、自分の部屋に、自分のお金で、自分で運び込むことになる。そこに抵抗があるなら、それは十分に選定理由になると私は思っています。

理由3:みんなが使っているものは、あまり好きではない

3つめは、もっと理屈になっていません。定番になっているものを避けたくなる、という性分です。

これはおすすめできる選び方ではありません。むしろ、多くの人が使っているものには使われているだけの理由があるというのが普通の考え方です。定番を選んでおけば大きく外さない、というのは正しいと思います。

それでも私はこの理由で外しました。だからここは「私はこうだった」という記録として置いておきます。読んでいる人がこれを真似する必要はまったくありません。

ここまでの3つを表にすると、こうなります。

外した理由それは確かめた事実か他の人に当てはまるか
革はすぐぼろぼろになると思っていた確かめていない(私の思い込み)当てはまらない可能性が高い
デザインが好きではない好みなので確かめようがない人によって完全に変わる
みんなが使っているものは好きではない性分なので事実ではない真似する必要はない

3行とも「あなたには当てはまらないかもしれません」で埋まりました。この記事の価値は、私の結論をそのまま渡すことではなく、外した理由の正体を分解して見せることのほうにあります。

では、実際に椅子を選ぶときに何を見たのか

ゲーミングチェアを外したあと、買い替えのときに私が見たのは次の3つでした。

  • スペック
  • 耐久性
  • コスパ(価格とのつり合い)

ここで気づいたことがあります。ゲーミングチェアを外したときの3つと、実際に椅子を選んだときの3つが、まったく別物なのです。外すときは見た目と好みで判断していて、選ぶときは耐久性と価格を見ている。

これは矛盾しているようで、順番の問題だと思っています。最初に好みで候補を絞って、残った中からスペックと価格で決めた、という流れです。もし最初の絞り込みを好みでやらなければ、比較対象はもっと増えていたはずです。比較を減らしているのは自分の好みで、それ自体は悪いことではありません。ただ、「よく比べて選びました」と言えるのは後半だけだ、というのは自覚しておきたいところです。

なお、椅子の具体的な価格や仕様は、時期や販売店によって変わります。ここで金額を書いても古くなるだけなので書きません。買う前に販売元の情報を確認してください。

いま使っている椅子と、替えてから変わったこと

いま使っているのは SYALEN の椅子です。買ってからまだそれほど経っていません。それ以前は、特に何も考えずに普通のデスクチェアを使っていました。

替えてから起きたこととして、はっきり言えるのは「腰が痛いのがなくなった」ということです。以前は腰に痛みがありましたが、いまは出ていません。肩こりと腰痛については、緩和されたような気がしています。

ここは慎重に書きます。「気がしている」以上のことを、私は言えません。椅子を替えた以外に何も変えなかった、という条件で試したわけではないからです。同じ時期に部屋の他の要素も動いていますし、体調そのものの波もあります。椅子のおかげで治りました、と言い切るには根拠が足りません。

それでも「痛かったものが痛くなくなった」という事実は残っているので、それはそのまま書いておきます。原因の特定はできていないけれど、結果は変わった。私が言えるのはそこまでです。

不満のほうも書いておきます。いまのところ、この椅子への不満は出ていません。不満が無いというのは書くことが無いということでもあって、レビュー記事としては地味なのですが、無いものを絞り出すよりはこのまま書いたほうがいいと思っています。

効いている実感がいちばん強いのは、椅子そのものではなくクッションでした

動画編集の作業画面

これは書くかどうか少し迷った話です。

私は椅子の座面に、低反発のクッションを敷いています。そしてこれがすごく良いと感じています。椅子を替えたことと、クッションを敷いたことのどちらがどれだけ効いているのかは、正直なところ分けられていません。ただ、体感として「良い」とはっきり言えるのはクッションのほうです。

椅子の記事でこれを書くと、椅子の話が薄くなります。それでも書くのは、椅子を買い替える前に試せることが一つあるというのが、実用的にはいちばん役に立つ情報だと思うからです。座面に何か敷くだけなら、椅子ごと替えるより手間もお金もかかりません。

不満も一つあります。クッションはたまにずれます。座り直したときに位置が動くので、直すことになります。これは実際に起きている不便なので、良い点とセットで書いておきます。

いまも痛みは出ていませんが、疲れはあります

現状を正確に書くと、こうなります。

  • いまのところ、体のどこかが痛くなることはありません。
  • ただし、多少の疲れはあります。
  • その疲れは、椅子のせいというより座り続けていること自体への疲れだと私は思っています。

最後の一行が、この記事でいちばん言いたいところかもしれません。椅子を良いものにしても、座り続けている時間そのものは短くなりません。痛みが出ないところまでは椅子が引き受けてくれても、疲れの部分は椅子の担当ではないのだろうと感じています。

これは検証した話ではなく、私が自分の体について感じていることです。ただ、椅子を探している人が期待しがちなのは「疲れない椅子」のほうだと思うので、そこは分けて考えたほうがよさそうです。痛みと疲れは別物として扱ったほうが、椅子に過剰な期待をしなくて済みます。

この記事が向く人と、向かない人

ここまで読んで、使える人と使えない人がはっきり分かれると思うので、書いておきます。

向いている人

  • ゲーミングチェアを買うか迷っていて、「買わなかった人の理由」を一度見ておきたい人
  • 椅子を替える前に、もっと軽く試せることがないか探している人
  • 部屋が寝室兼用などで、仕事の道具が生活空間に残ることを気にしている人

向いていない人

  • ゲーミングチェアの座り心地そのものを知りたい人。私は使っていないので、比較を書けません。
  • すでに腰や首に痛みが出ていて、対処法を探している人。それは椅子選びの記事ではなく、医療の領域の話です。私は判断できません。
  • 複数の椅子を長期間使い比べたデータが欲しい人。私が持っているのは、いま使っている1脚ぶんの実感だけです。

ここを急がせるつもりはありません。椅子は毎日使うものなので、迷っている状態のまま数週間過ごしても何も損はしないと思います。

この記事で私が答えられないこと

AIを使って作業する様子

最後に、聞かれても答えられない部分をまとめておきます。ここを曖昧にしたまま書くと、読む人が私の実感を実測値だと誤解してしまうからです。

  • ゲーミングチェアの実際の耐久性。私は使っていないので、革がどうなるかを確かめていません。理由1はあくまで私の思い込みです。
  • 何時間座ると疲れるか。時間を測ったことがありません。
  • 前に使っていた普通のデスクチェアとの、項目ごとの比較。座り心地を並べて比べた記録がありません。「腰の痛みが出なくなった」という結果だけが手元にあります。
  • 椅子とクッション、どちらがどれだけ効いたか。片方ずつ試していないので分けられません。

この4つを埋められれば、もっと役に立つ記事になったはずです。埋まっていないので、埋まっていないと書いておきます。

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まとめ:ゲーミングチェアは在宅ワークに向くのか

最初の質問に答えます。

私はゲーミングチェアが在宅ワークに向くかどうかを判定できません。使っていないからです。この記事で言えるのは、私が買わなかったという事実と、その理由が3つとも座り心地とは関係のないところ(革の耐久性への思い込み、デザインの好み、定番を避けたい性分)にあった、ということだけです。

そして代わりに選んだ椅子については、スペックと耐久性と価格のつり合いで決めました。替えてから腰の痛みは出ていません。肩こりと腰痛が緩和されたような気はしていますが、椅子のおかげと言い切れるだけの確かめ方はしていません。いちばん効いている実感があるのは、座面に敷いた低反発クッションのほうです。ただし、たまにずれます。

結局のところ、椅子は「どれが良いか」ではなく「自分がどこで困っているか」から決めるほうが早いと思っています。私の場合は腰でした。あなたの場合は、首かもしれないし、部屋の見た目かもしれないし、値段かもしれません。困っている場所が違えば、選ぶものも変わります。

もし今どこか痛むところがあるなら、椅子を探し始める前に、1週間だけ「どこが、いつ、どれくらい痛むか」をメモしてみてください。私が椅子とクッションのどちらが効いたか分けられなかったのは、これをやっていなかったからです。買い物の前に手元に残しておくと、あとで自分の判断を検証できます。

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