こんにちは、さとりです。元調理師で、いまはSNS運用代行の仕事を在宅でしています。
この記事が答える質問は、「モニターライトは自分に必要なのか。買う前に何をどの順番で確かめれば決められるのか」です。
先に結論を書きます。モニターライトが要るかどうかは、製品の評判ではなく次の3つで決まります。
- 画面ではなく手元を見る作業があるか
- 部屋の照明だけにしたとき、その手元が暗い、または影になるか
- 自分のモニターの上端に、そもそも載せられるか
この3つのどれかが「いいえ」なら、買わなくて済む可能性が高いです。上から順に確かめていけば、読み終えるころには自分の机での要否が決められます。
ひとつ正直に書いておきます。私の作業部屋の照明は部屋のシーリングだけで、デスクライトは使っていません。モニターライトも持っていません。ですので、この記事に「使ってみたらこうだった」という感想はありません。書いているのは、買う前に自分で確かめられる手順だけです。
モニターライトとデスクライトは何が違うのか
確かめる前に、2つの違いを整理しておきます。どちらも手元を照らす道具ですが、置く場所と光の向きが違います。
モニターライトは、モニターの上端に引っかけて使う横長の照明です。光を画面には当てず、画面の手前の机だけを照らすように作られています。デスクライトは、机の上や天板の端に置いて、アームやシェードの向きで照らす場所を決める照明です。
| 見るところ | モニターライト | デスクライト |
|---|---|---|
| 置く場所 | モニターの上端 | 机の上、または天板の端 |
| 机の面積 | 使わない | 台座やクランプの分を使う |
| 照らす範囲 | 画面の手前。位置はほぼ固定 | 向きを変えて好きな場所へ動かせる |
| 画面への映り込み | 起きにくい向きに作られている | 置く位置と角度しだいで起きる |
| 置けるかどうか | モニターの形に左右される | 机に空きがあれば置ける |
表のとおり、モニターライトは「机を狭くしない」「画面に映り込みにくい」代わりに、照らす場所を動かせず、モニターの形によっては載らない道具です。デスクライトはその逆で、自由に動かせる代わりに、置き場所と角度を自分で決める必要があります。
どちらが上という話ではありません。自分の作業で照らしたい場所がどこにあるかで、向くほうが変わります。
手順1|手元を見る作業があるかを書き出す
最初に確かめるのは照明ではなく、自分の作業です。モニターライトが照らすのは画面の手前の机なので、そこを見る時間がなければ出番がありません。
次のような作業が自分にあるかを、紙やメモに書き出してみてください。
- 紙の資料や書類を机に置いて読む
- ノートや手帳に手で書く
- キーボードの印字を見ながら打つ
- 机の上で小物や機材を触る
ひとつも当てはまらず、作業中はほぼ画面だけを見ているなら、手元を照らす照明の優先度は低くなります。画面は自分で光っているので、手元の照明を足しても画面そのものが読みやすくなるわけではないからです。
当てはまるものがあった人は、それをいつやっているかも一緒に書いてください。昼だけなのか、夜にもやるのかで、次の手順の結果が変わります。
手順2|部屋の照明だけで手元と画面を見る

次に、いまの部屋の照明だけで足りているかを確かめます。道具は何も要りません。手順1で書き出した作業を、ふだんやっている時間帯に、ふだんの照明のままでやってみるだけです。
見るところは3つあります。
手元に自分の影が落ちていないか
天井の照明が自分の背中側にあると、体や頭の影が机に落ちます。紙を置いて手で書いてみて、ペン先のあたりが暗くなっていないかを見てください。影になっているなら、手元を前から照らす照明を足す理由があります。
画面に照明が映り込んでいないか
画面を暗い表示にして、天井の照明や窓の光が映っていないかを見ます。ここで映り込みが気になる場合、原因は部屋の照明や窓の位置のほうです。モニターライトを足しても、もとからある映り込みは消えません。モニターの向きや角度を変えるほうが先になります。
画面と周りの明るさの差がつらくないか
夜に部屋を暗くして作業する習慣がある人は、画面だけが明るく、周りが暗い状態になっています。この差が気になるなら、まず部屋の照明をつけるか、画面の明るさを下げて様子を見てください。それで気にならなくなるなら、新しい照明を買う必要はありません。
ここまでで「影もないし、暗くもない」と分かった人は、ここで終わって大丈夫です。必要なかった、という答えも立派な結果です。
手順3|置けない条件を先に確かめる
手元が暗い、影になると分かった人は、買う前に自分のモニターに載るかを確かめます。モニターライトは、ここで引っかかると買っても使えません。評判や明るさを比べるのは、この確認のあとで十分です。
モニターの上端と背面の形
モニターライトの多くは、上端の縁に爪をかけて、背面側の重りやクリップで挟んで固定します。そのため、次のようなモニターでは安定しないことがあります。
- 上端の縁がとても薄い、または背面が大きく丸くふくらんでいる
- 背面の上のほうに段差や通気口、端子がある
- 画面が湾曲している(湾曲に対応した製品でないと、まっすぐなライトは両端が浮きます)
自分のモニターの上端を横から見て、厚みと背面の形を確かめてください。そのうえで、候補の製品が対応している厚みと形を公式の仕様で見ます。対応の範囲は製品ごとに違い、変わることもあるので、最新の値は公式ページで確認してください。
Webカメラとの場所の取り合い
オンライン会議のためにWebカメラをモニターの上に載せている人は、同じ場所を取り合います。カメラを別の場所へ移せるか、ライトの上にカメラを載せられる作りの製品かを先に確かめてください。
電源を取る場所
USBで給電する製品が多いので、モニターかパソコンに空いている端子があるか、ケーブルがそこまで届くかを見ます。モニターをアームに載せている場合は、アームを動かしたときにケーブルが突っ張らないかも確かめておくと安心です。
モニターの枚数と並べ方
モニターライトが照らすのは、載せた1枚の手前だけです。複数枚を並べている机では、照らしたい手元がどの画面の前にあるかを先に決めてください。全部の画面に1本ずつ載せる必要があるとは限りません。手元の作業をする場所が1か所なら、その前の1枚だけで足ります。
モニターの角度
モニターを大きく下向きや上向きに傾けて使っていると、ライトの光の向きも一緒に傾きます。画面を照らしてしまったり、手元まで届かなかったりするので、ふだんの角度のままで光がどこへ落ちそうかを想像しておいてください。角度を変えられる製品かどうかも見るところです。
手順4|デスクライトのほうが向いていないかを比べる

載せられると分かっても、すぐに決めなくて大丈夫です。最初の表に戻って、自分の作業がどちらに近いかを見ます。
モニターライトのほうが向くのは、次のような机です。
- 机の上に、照明の台座を置く空きがない
- 照らしたいのが、画面の真下からキーボードのあたりに収まっている
- 以前デスクライトを置いて、画面への映り込みが気になった
デスクライトのほうが向くのは、次のような机です。
- 紙を広げる場所が、画面の正面ではなく横にある
- 作業によって照らす場所を変えたい
- 手順3の置けない条件に、ひとつでも当てはまった
照らしたい場所が画面の正面から外れているなら、モニターライトを買っても光が届きません。ここを取り違えると「買ったのに手元が暗いまま」になるので、照らしたい場所を指で指してから比べるのがおすすめです。
手順5|買う前に、手持ちの明かりで確かめる
最後に、お金を使わずにできる確認をひとつ足します。家にある明かりを、モニターの上あたりから手元へ向けてみてください。スマートフォンのライトでも、別の部屋のスタンドでも構いません。
見るのは明るさの良し悪しではなく、次の2つです。
- 前から照らすと、手元の影が実際に消えるか
- その明かりがあると、手順1で書き出した作業がやりやすくなるか
やりやすくなったと感じたなら、買う理由がはっきりします。変わらないと感じたなら、足りていないのは手元の光ではなかった、ということです。その場合は買わずに、部屋の照明の位置やモニターの向きを見直すほうへ戻ってください。
なお、モニターライトで目の疲れが減るかどうかは、私は確かめていません。この記事で言えるのは「手元が暗いかどうか」「載せられるかどうか」までです。目の疲れや痛みが続くときは、道具より先に専門の医療機関に相談してください。
この確かめ方が向く人、向かない人

この順番は、いまの机で作業していて、照明を足すかどうか迷っている人に向いています。自分の机と自分のモニターを見ながらでないと、どの手順も進められないからです。
次の人には向きません。
- これから机もモニターも買いそろえる人(確かめる対象がまだ手元にありません。机とモニターが決まってから戻ってきてください)
- 製品ごとの明るさや色の比較を知りたい人(この記事では製品の比較はしていません)
- 手元の作業がなく、机の雰囲気を整える目的で探している人(見た目の好みは、この手順では決められません)
あわせて読みたい
まとめ|モニターライトが必要かは、手元と上端で決まる
最初の質問に答えます。モニターライトが必要かどうかは、次の順番で確かめれば自分で決められます。
- 手順1:手元を見る作業があるかを書き出す。無ければ優先度は低い
- 手順2:部屋の照明だけで、手元の影と画面の映り込みを見る。足りていれば買わない
- 手順3:モニターの上端と背面の形、Webカメラ、電源、枚数、角度を見て、載るかを確かめる
- 手順4:照らしたい場所を指で指して、デスクライトのほうが向いていないかを比べる
- 手順5:手持ちの明かりを前から当てて、作業が実際にやりやすくなるかを見る
途中のどこかで「要らない」と分かったら、そこで終わって構いません。買わずに済むのも、確かめた結果のひとつです。
まずは今日の作業の途中で、いつもの照明のまま机に紙を置き、ペン先に影が落ちていないかを見るところから始めてみてください。

コメント