この記事が答えるのは、「6畳の部屋に、モニターを4枚載せたデスクは置けるのか。置くとしたら、何から決めればいいのか」という質問です。
結論から書きます。置けています。ただし決め手になったのは部屋の広さではなく、床とデスクの上に「置かないもの」を先に決めたことでした。広さから逆算して諦めるのではなく、置く物の数を減らしてから寸法を決めた、という順番の話です。
はじめまして。さとりといいます。元は調理師で、飲食の現場に10年いました。いまはSNS運用代行のフリーランスとして、在宅で仕事をしています。このブログでは、実際に使っている作業環境の道具を、選び方と使ってみた結果で書いています。買わなくてよかったもの、買ったのに使っていないものも、そのまま書きます。
先にひとつお断りしておきます。この記事では、部屋の間取りや窓の位置、ベッドとデスクの位置関係までは書きません。書けるのは、部屋の面積と、実際に置いている物と、その寸法までです。位置関係は、記事に書けるほど正確な形では手元に残していません。「うちのレイアウトをそのまま真似してください」という記事ではなく、「置く前に何を決めたか」という記事だと思って読んでいただければと思います。
結論:入るかどうかは、面積ではなく「床に置く物の数」で決まりました
6畳にモニター4枚と聞くと、まず部屋の広さの話になりそうなものです。実際、自分でもそこから考えそうになりました。
ただ、あとから振り返ると、効いていたのは面積ではありませんでした。効いていたのは次の2つです。
- デスクの寸法を、既製品の規格ではなく自分の必要から決めたこと
- モニター4枚を、天板の上にも床にも置かなかったこと
モニターは1枚ずつスタンドを持っています。4枚ぶんのスタンドを天板に載せると、それだけで奥行きが埋まります。そこを埋めなかったので、天板の広さがそのまま作業面として残りました。逆に言うと、この2つを決めずに「6畳にモニター4枚は無理そうだ」と判断していたら、たぶん本当に無理だったと思います。
だからこの記事は、部屋が狭いという話ではなく、置く物の数え方を変えた話として書いていきます。
いま6畳の部屋に置いているもの
先に、事実として置いている物を並べておきます。ここが記事の土台になります。
- 部屋は6畳。寝室と兼用です。専用の作業部屋ではありません。
- デスクは自作。天板の寸法は 800 x 1600 で、脚は前に使っていたデスクのものをそのまま流用しています。
- モニターは4枚。MSI G274QPF E2(製造2023年)、ASUS VC239 が2枚(製造2017年・2019年)、ASUS VG258(製造2021年)です。
- モニターアームは4本使っています。4枚をそれぞれアームに載せています。
- パソコンは自作のデスクトップ。CPUは AMD Ryzen 9 7900X、メモリ64GB、ストレージは Lexar SSD NM790 の2TBが1枚、グラフィックボードは NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER です。
- 椅子は SYALEN。それ以前は普通のデスクチェアを使っていました。
- キーボードは Razer BlackWidow V3、マウスは Razer Basilisk V3、ヘッドセットは Razer BlackShark V2 Pro。
- マイクはオーディオテクニカ AT2020、オーディオインターフェイスは AT-UMX3。
- Webカメラは Ankerwork C310。
- 照明は部屋のシーリングだけ。デスクライトは使っていません。
これで全部です。特別なものは入っていないと思います。強いて言えば数が多いのはモニターとアームで、そこ以外は在宅ワークの机としてよくある構成ではないでしょうか。
幅1600・奥行800は、既製品に無かったので自作しました

デスクは自作です。ここで先に、誤解のないように書いておきたいことがあります。
自作を選んだ理由は、安いからではありません。理由は寸法です。800 x 1600 というサイズは、探した範囲の既製品には無かった。既製品に無いサイズを作れるところが、自作の魅力だと思っています。
費用を抑えたのは、脚の部分だけです。脚は前に使っていたデスクのものをそのまま使い回しました。これは純粋に費用を抑えるためです。気に入っていたからでも、外すのが面倒だったからでもありません。天板だけ作れば必要なサイズになるのなら、脚に新しくお金をかける理由が無かった、というだけの話です。
かかった費用は、天板の集成材が約6,000円、ペイントとクリアの塗料が約12,000円で、合わせて約18,000円でした。どちらも「〜くらい」という記憶なので、約を外さずに書いておきます。ちなみに塗料のほうが天板より高くついています。(2026年8月時点で私が払った金額の目安です。材料の価格は買う時期や店で変わるので、最新は購入先でご確認ください。)
部屋の広さとの関係で言うと、ここが一番大きい判断でした。既製品の規格に合わせると、幅も奥行きも「用意されている刻み」でしか選べません。その刻みが自分の部屋と合わなかったとき、選べるのは「少し大きいものを入れる」か「少し小さいもので我慢する」かの二択になります。天板を自分で用意すると、その二択から降りられます。6畳という条件でモニター4枚を載せる前提だと、この自由度はけっこう効きました。
逆に言えば、自作は工具も塗装の手間もかかるので、寸法にこだわる理由が無いなら既製品のほうが早いです。私も、既製品に合うサイズで済むなら買っていたと思います。
モニター4枚は、天板の上ではなくアームに載せています
6畳にモニター4枚を置けている一番の理由は、たぶんここです。
4枚とも、付属のスタンドは使っていません。モニターアーム4本に載せています。製品としては3種類で、そのうち1つが2画面用です。
- HUANUO のモニターアーム(2021年11月3日に購入・2画面用・13〜27インチ対応・耐荷重1〜8kg・クランプ式・VESA 100×100)
- TECLUK のモニターアーム(2023年6月28日に購入・1画面用・13〜32インチ対応・耐荷重8kg・VESA 75×75 / 100×100)
- Bracwiser のモニターアーム MD7821(2024年3月3日に購入・4軸の水平多関節・13〜32インチ対応・グロメット式とクランプ式の両対応・耐荷重10kg・VESA 75〜100mm)
スペックはいずれも購入時点で確認した仕様です。(2026年8月時点の情報です。仕様や対応サイズは型番違いや改訂で変わることがあるので、購入前に公式の情報でご確認ください。)
アームにしたことで何が変わったかというと、天板の上に、モニターの台座という「動かせない面積」を作らずに済みました。スタンドは、ちょうど手前の作業スペースに一番近いところに足が出ます。4枚ぶんとなると、それだけで奥行き800の後ろ半分がだいぶ埋まる計算になります。アームなら支点は天板の縁か奥側なので、そこが空きます。
それと、モニターを4枚にして良かったと感じているのは、各モニターにそれぞれの作業や確認画面を置けるので、いちいち画面を切り替えなくて済むことと、ウィンドウ間のドラッグ&ドロップが楽なことです。増やして困った点は、費用がかかることくらいで、使い勝手の面での不満は出ていません。
ただし、4枚をどういう並びにしているか(何段にしているか、どの向きか)までは、この記事では書きません。そこは寸法として記録していないので、書くと私の推測になってしまいます。書けるのは「4本のアームに載せている」というところまでです。
買ったのに使っていないモニターアームが3本あります
ここは正直に書いておきたいところです。使っている4本とは別に、買ったまま構成に入れていないアームが3本あります。
- ACCURTEK のモニターアーム(2026年7月5日に購入・ロングポール・13〜35インチ対応・耐荷重9kg・VESA 75×75 / 100×100・クランプ式とグロメット式・角度調整・配線収納)
- suptek のシングルモニターアーム MD6DB(2026年7月11日に購入・支柱取り付け / ポール取り付け・13〜27インチ対応・耐荷重9kg・VESA 75〜100mm)を2個
不具合があったわけでも、うちの環境に合わなかったわけでもありません。単純に、いま付いているものを外して付け替えるのが面倒で、今の構成に入れていないだけです。
これは記事に書きにくい話です。買ったものを使っていないというのは、格好がつかないので。ただ、こういうものを落として書くと、「買った物が全部きれいに機能している人」の記録になってしまいます。実際にはそうではありません。買っただけでは環境は変わらない、というだけの話です。
そして、部屋の広さの観点で言うと、この3本は「置いてあるだけの物」です。6畳の部屋で作業環境を組むときに一番効くのは、実は新しく買う判断より、置いてあるだけの物を作らない判断のほうかもしれません。私はそこで失敗している側なので、これは自分への確認として書いています。
照明は部屋のシーリングだけで、デスクライトは買っていません

照明は、部屋についているシーリングライトだけです。デスクライトは使っていません。買って外したのではなく、そもそも買っていません。
これも、6畳という条件では地味に効いています。デスクライトを置くと、天板の上に固定物がひとつ増えます。クランプ式なら天板の縁を1か所使いますし、置き型なら足の面積を取ります。いま不便を感じていないので、増やしていない、という状態です。
ただしここで、正直に線を引いておきます。私が書けるのは「シーリングだけで、いまのところ不便を感じていない」というところまでです。照度を測ったわけではありませんし、窓の光が画面に映り込むかどうかについても、この記事では判断を書きません。手元が暗いと感じている方に「デスクライトは要りません」と言うつもりは、まったくありません。
寝室と兼用で、いま困っていないこと(と、確かめていないこと)
作業部屋は寝室と兼用です。専用の部屋ではありません。オンライン会議もこの部屋でしています。
生活音や家族の声が会議に入って困ったことは、いまのところ特にありません。マイクは AT2020 とオーディオインターフェイス AT-UMX3 を使っています。もともとは以前ゲーム実況をやっていたときに買ったもので、いまはオンライン会議のマイクになっています。
ここで大事なのは、次の区別だと思っています。
- 私が書けること:困った場面が起きていない
- 私が書けないこと:音が入っていないことを確かめた
この2つは違います。相手から指摘されていないだけかもしれませんし、たまたま静かな時間に会議が入っているだけかもしれません。録音して確認したわけではないので、「寝室兼用でも音は問題ありません」とは書けません。書けるのは「困った経験がまだ無い」というところまでです。
掃除については、月に1回エアダスターでホコリを飛ばすくらいのことをしています。それ以上の手入れは、いまのところしていません。
これから変えたいのは、広さではなく高さです
いま欲しいと思っているものが1つあります。昇降デスクです。
ただ、理由は世間でよく言われるものとは少し違います。立って作業したいから欲しいわけではありません。高さを変更できるようにしたい、というだけです。いまの脚は前のデスクから流用したものなので、高さは固定されています。
この「欲しい理由が世間の売り文句と違う」という状態は、道具を選ぶときに一度立ち止まる価値があるところだと思っています。立って作業したい人と、座ったまま高さを微調整したい人とでは、見るべき仕様が変わるはずだからです。まだ機種も予算も決めていないので、この記事で製品名を挙げることはしません。決めたら、決め方のほうを書きます。
面白いのは、6畳という部屋で1年以上作業してきて、次に変えたいのが広さではなく高さだったことです。置く物の数を決めた時点で、面積の問題は自分の中で終わっていたのだと思います。
この決め方が向く人と、向かない人

ここまで書いてきた決め方は、全員に向くものではないと思うので、線を引いておきます。
向くと思う人
- 画面を複数使いたいが、部屋の広さで諦めかけている人
- デスクの上を作業面として広く使いたい人
- 既製品の規格サイズが自分の置き場所と噛み合っていない人
向かないと思う人
- デスクを動かす予定がある人。アームは天板に固定するので、レイアウトを頻繁に変える前提だと相性が良くないはずです(私は動かしていないので、これは想像を含みます)。
- 天板の縁や厚みが、アームの取り付け条件に合っているか確認していない人。クランプ式もグロメット式も、天板側の条件が先にあります。ここは買う前に必ず見てください。
- 組み立てや取り付けの手間を、そもそも取りたくない人。私自身、買ったアーム3本を「付け替えが面倒」で放置しています。手間を軽く見積もると、私と同じことになります。
それから、モニターを増やすこと自体には費用がかかります。私が増やして困った点は、使い勝手ではなく費用でした。そこは正直に言っておきたいところです。
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- モニターアームは必要か|4枚モニターの在宅ワークで、付けてから戻れなくなったところ
- デスクを自作するといくらかかったか|天板より塗料のほうが高かった話
まとめ
最初の質問に戻ります。6畳の部屋に、モニターを4枚載せたデスクは置けるのか。何から決めればいいのか。
私の答えは、こうです。置けています。そして決めた順番は、部屋の広さからではありませんでした。
- 1. モニターの台座を天板に置かないと決めた(4枚ともアームに載せる)
- 2. 天板に置かない物が決まったので、必要な天板の寸法が決まった(800 x 1600)
- 3. その寸法が既製品に無かったので、天板だけ自作した(脚は前のデスクから流用)
面積から入ると、たいてい「無理そうだ」で止まります。置く物の数から入ると、減らせる物が先に見えます。私の場合はモニターの台座がそれでした。同じ答えになるとは限りませんが、順番のほうは、部屋の広さが違っても使えると思っています。
それと、うまくいった話だけにならないように、もう一度書いておきます。使っているアームは4本ですが、買ったのに構成に入れていないアームが3本あります。買った時点では何も変わりません。変わるのは、実際に付け替えたときだけです。
作業環境の道具は、他人の正解をそのまま持ってきても合わないことが多いと感じています。この記事も「これを買ってください」ではなく、「自分の作業から寸法を決める」という形で読んでいただけたらうれしいです。あなたの部屋で削れる物は、たぶんモニターの台座ではない別の何かだと思います。


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