VESA 75×75と100×100は何が違うのか|手元のモニターアーム5製品の表記を並べて確かめました

VESA 75x75と100x100は何が違うのか|手元のモニターアーム5製品の表記を並べて確かめました 作業環境

この記事が答える質問は、ひとつです。「VESA 75×75」と「VESA 100×100」は何が違って、両対応と書かれているアームを選ぶと、何を気にしなくてよくなるのか。

先に結論を書きます。違うのはモニター背面にあるネジ穴の間隔だけです。75なのか100なのかという数字は、その間隔をミリメートルで表したものです。そして、両対応と書かれているアームを選べば、この間隔がどちらであっても取り付け穴の心配はしなくてよくなります。ただし、VESAが合ったからといって、そのアームがそのモニターに使えると決まるわけではありません。ここが今日いちばん書きたいところです。

書いているのは、さとりといいます。元は調理師で飲食の現場に10年いて、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立した在宅ワーカーです。このブログでは、実際に使っている作業環境の道具について、選び方と使ってみた結果を書いています。今日はその中から、手元にあるモニターアーム5製品のVESA表記を並べます。

先に断っておくと、この記事では製品の良し悪しやおすすめ度は書きません。書くのは、私が買ったときの製品表記に載っていた数値と規格、それと自分の机で実際に起きたことだけです。

結論:違いはネジ穴の間隔だけ。手元の5製品では4製品が両対応でした

モニターの背面には、アームやスタンドを付けるためのネジ穴が4つ、正方形に並んでいます。この正方形の一辺が75mmのものと100mmのものがあり、それぞれ「VESA 75×75」「VESA 100×100」と表記されます。

私の手元にあるモニターアームの製品表記にも、実際にこの数字が入っています。中には「VESA 75〜100mm」という書き方をしているものもあって、この表記自体が、数字の単位がミリメートルであることを示しています

そして手元の5製品を数えると、75×75と100×100の両方に対応と書かれているものが4製品、100×100だけと書かれているものが1製品でした。つまり私が買ってきた範囲では、両対応のほうが多数派だったということになります。これは「両対応が普通です」という一般論として書いているのではなく、私の手元の5個を数えたらそうだったという、それだけの話です。

手元のモニターアーム5製品のVESA表記を並べます

買った日付順に並べます。数値はすべて、私が買った時点の製品表記に載っていたものです。仕様は変わることがあるので、購入前の最新の情報は必ず公式の商品ページで確認してください。

買った日製品VESA表記対応インチ耐荷重
2021年11月3日HUANUO(2画面・デュアル)100×10013〜27インチ1〜8kg
2023年6月28日TECLUK(1画面)75×75 / 100×10013〜32インチ8kg
2024年3月3日Bracwiser MD7821(4軸・水平多関節)75〜100mm13〜32インチ10kg
2026年7月5日ACCURTEK(ロングポール)75×75 / 100×10013〜35インチ9kg
2026年7月11日suptek MD6DB(シングル・2個)75〜100mm13〜27インチ9kg

この5製品のうち、いま実際に机で使っているのは上の3製品です。ACCURTEKとsuptekは、買ったまま使っていません。理由は後ろの節に書きます。

表記のしかたが2種類ある、というだけの話

並べてみて分かるのは、同じ内容を指しているように見えるのに、書き方が2通りあるということです。TECLUKとACCURTEKは「75×75 / 100×100」と、2つの規格を並べる書き方をしています。Bracwiserとsuptekは「75〜100mm」と、範囲で書いています。

買う側からすると、この2つの書き方が並んでいると一瞬迷います。私も台帳に書き写すときに、どちらの表記もそのまま残しました。言い換えて統一しなかったのは、製品が書いていない意味を自分で足すことになるからです。この記事でも、表記はそのまま載せています。

VESAが合っても、まだ決まっていないこと

オンラインで学ぶ様子

ここがいちばん伝えたいところです。VESAの穴が合うことと、そのアームでそのモニターを支えられることは、別の話です。上の表を見ると分かりますが、VESAの列とは無関係に、次の項目がばらばらです。

  • 対応インチ:手元の5製品でも、13〜27インチ、13〜32インチ、13〜35インチと3種類に分かれています。
  • 耐荷重:1〜8kg、8kg、9kg、10kgと、これもばらばらです。
  • 取り付け方式:クランプ式だけのもの、クランプ式とグロメット式の両対応のもの、支柱やポールに取り付けるものがあります。
  • 載せられる画面の枚数:1画面用と2画面用があります。

つまり、VESA両対応というのは「取り付け穴の間隔については考えなくてよい」という意味であって、それ以上の意味は持っていません。穴が合っても、対応インチの範囲外なら使えませんし、耐荷重を超えていても使えません。デスクの天板の形や厚みによっては、取り付け方式のほうで引っかかることもあります。

この対応インチ・耐荷重・取り付け方式については、手元の5製品を数値で並べた記事を別に書いているので、そちらを見てもらったほうが早いです。この記事ではVESAの話だけに絞ります。

VESA両対応でも、使わずに置いてあるアームが2種類あります

ここは正直に書いておきたい部分です。上の表に載せたACCURTEKとsuptekは、買ったのに今の構成に入れていません。suptekにいたっては2個買っています。

使っていない理由は、VESAが合わなかったからではありません。不具合があったわけでも、サイズが合わなかったわけでもありません。単に、いま付いているアームから付け替えるのが面倒で、そのままになっているだけです。

2026年7月に買って、9月になってもまだ箱から出た状態のままだと分かったときは、正直あまり良い気分ではありませんでした。数値の上では問題なく使えるはずのものが、自分の腰が重いというだけの理由で使われていない。買っただけでは環境は変わらない、という当たり前のことが、そのまま机の横に置いてあるわけです。

こういう話は記事に書きにくいです。でも書かないと、道具のことを書いているブログが「買ったものを全部きれいに使いこなしている人」の記録になってしまいます。実際はそうではありません。VESAが合っていて、対応インチも耐荷重も足りていて、それでも使われていないアームが2種類あります。これも自分の作業環境の事実です。

この記事で書かないことにした部分

動画編集の作業画面

私が今使っているモニターは4枚で、内訳はMSI G274QPF E2が1枚、ASUS VC239が2枚、ASUS VG258が1枚です。型番はPCの実機情報から取りました。

ただし、この4枚のそれぞれが75×75なのか100×100なのか、私は記録を持っていません。アームに載せて動いているという結果は分かりますが、背面の穴の間隔を自分で測って控えたことがないからです。だから書きません。ここを「たぶん100×100でしょう」と書くのは簡単ですが、それは確かめたことではなく、ありそうな話です。

この線を引くようになったのには、きっかけがあります。2026年8月12日、その日の夕方に公開される予定だったモニターアームの記事を、公開の直前で止めました。本文には「実際に使っていて、もう元には戻れない」と書いてあったのに、自分が使っている道具の一覧に、アームが1行も入っていなかったからです。

確認したら、実際に4本使っていました。記事に書いてあった中身は本当だったのです。それでも止めたのは正しかったと思っています。根拠を確かめないまま「実体験あり」として扱っていて、そこから先は全部それを本当のこととして進んでいたからです。合っていたのは結果であって、確かめ方ではありませんでした。

なので、VESAの穴間隔についても同じようにしています。手元の製品表記に書いてあった数値は書く。自分で測っていないモニター側の数値は書かない。それだけです。

この選び方が向く人と、向かない人

ここまでの内容が役に立つのは、次のような人だと思います。

  • これから初めてモニターアームを買う人で、商品ページの「VESA 75×75/100×100」という表記が何を指しているのか分からず止まっている人。
  • 手元のモニターの背面をまだ見ておらず、穴の間隔が分からないまま買おうとしている人。両対応を選んでおけば、そこは保留にしたまま進められます。
  • あとでモニターを買い替える可能性があって、次の画面がどちらの規格になるか読めない人。

逆に、次のような人には、この記事はあまり役に立ちません。

  • すでに載せたいモニターが決まっていて、背面の穴を実測できる人。その場合は該当する片方の規格に対応していれば足りるので、両対応かどうかを気にする必要はありません。
  • VESAの穴が無いモニターを使っている人。この記事は穴があることを前提に、その間隔の話だけをしています。
  • 対応インチや耐荷重で迷っている人。それはVESAとは別の項目です。上に挙げた別記事のほうが直接的です。

「両対応を選んでおけば安心」と書き切ってしまいたくなるのですが、そうすると耐荷重や対応インチの確認まで済んだ気になってしまいます。両対応で省けるのは、あくまで穴の間隔についての確認1項目だけです。

まとめ:VESA 75×75と100×100の違いは、ネジ穴の間隔だけです

比較検討する様子

最初の質問に答えます。VESA 75×75と100×100の違いは、モニター背面にある4つのネジ穴が作る正方形の一辺が75mmか100mmか、という間隔の違いだけです。そして両対応のアームを選ぶと、この間隔がどちらであっても取り付け穴が合わない、という心配だけをしなくてよくなります

手元の5製品では、75×75と100×100の両方に対応と書かれていたものが4製品、100×100だけのものが1製品でした。表記のしかたは「75×75 / 100×100」と書くものと「75〜100mm」と書くものの2通りがあり、私はどちらも書き換えずにそのまま控えています。

そのうえで、VESAが合っても対応インチ・耐荷重・取り付け方式・載せられる枚数は別に確認が要ります。手元の5製品でも、この4項目はVESAとは無関係にばらばらでした。実際、VESAも対応インチも耐荷重も足りているのに、付け替えが面倒でそのまま置いてあるアームが私の机の横に2種類あります。

数値はすべて私が買った時点の製品表記によるもので、記事内の状況は2026年9月時点のものです。仕様は更新されることがあるので、買う前の最終確認は公式の商品ページでお願いします。

あわせて読みたい

もし今、アームの商品ページを開いたまま迷っているなら、買い物かごより先に、いま使っているモニターの背面を一度のぞいてみてください。穴の間隔が分かればその規格に合うものを選べばよく、分からなければ両対応を選んで先に進めます。私は自分の4枚について、この確認をまだしていません。だから、この記事にもその数字は書いていません。

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